2016年2月16日火曜日

ONE WORLD ONE LOVE ONE HEART

2015年度・横浜YMCA会員大会のご報告

横浜YMCAでは、会員相互の親睦・交流・学びの機会として、また横浜YMCAでの活動の場・ボランティアとして参加できる機会等の紹介、そして世界に目を向け、国際、多文化共生、人権、平和などについて考える機会として、2月11日(木)に、湘南とつかYMCAを会場にして、「横浜YMCA会員大会」を開催しました。
今回は、ONE WORLD  ONE LOVE  ONE HEART ~みんな集まろう!平和を願って ~をテーマに、483名の会員やそのご家族が会場である湘南とつかYMCAに来場いただきました。講演や交流、ユース、ボランティアの発表、紹介、保育園によるランチ提供、蓄音機コンサート、そして同時開催として、子どものための平和と国際を身近に感じるイベント「ピースフォーラム」等が行われ、世代を問わず会員が交流し、楽しみ、学び、平和を願う気持ちを一つにした大会となりました。
オープニングは10時。受付ロビーには、ワイズメンズクラブ、鎌倉車いすと共に歩む会、横浜YMCA対人地雷をなくす会のボランティア団体の紹介や、タイ・パヤオクラフト紹介及び販売、アンジュのパン、YMCA三浦ふれあいの村からの野菜販売、北YMCAからのコーヒー販売、さらに、基調講演者の高橋美香さん撮影の「パレスチナの日常」写真展が行われました。
 
 
 
 
基調講演の高橋美香さんからは、「パレスチナに生きる人々」をテーマにスライド上映しながらお話しいただき、平和について改めて考える時となりました。パレスチナの現状を細かく説明してくださる言葉一つ一つに驚きと、悲しさがあふれてきました。同じ人間として本当に低く扱われ、簡単に命を取られる。私たちの知らないパレスチナの今、現在を少しでも知ることができ、良い学びの機会でした。今、日本で暮らしている自分と、あまりにも違う世界の話だったのですが、よくわかりました。人として、毎日変わらない暮らし、あたりまえのように働き、小さくても希望のある暮らし、家族が助け合っていく暮らしが、小さいけれど「平和」というものかと思いました。など、たくさんの感想をいただきました。
 
また、広島ピースキャンプ報告、平和の絵本紹介、留学生による国の紹介とゲーム、地球市民ワークショップ、ブラインドサッカー体験、積み木やカロムなど様々な平和と国際を感じることができるプログラムが展開されていました。昼食時には、YMCA保育園出店のカレーライス、豚汁、やきそばが大好評。「100年前の蓄音機コンサート」が行われ、優しい音色に包まれていました。
ユースの発表は、国際プログラムに参加したユースリーダーやスタッフ、そして全国リーダー研修会の参加者から、素直な思い、言葉を聞くことができました。若い力、魅力、将来性を存分に発揮できるようにYMCAの基盤を見直す必要性を感じさせられました。
 
ボランティア発表では、YMCAで行われている「うたごえ広場」の紹介と実演!とっても盛り上がりました!また、大久保規矩夫さんより実体験に基づく平和のメッセージは、続きをもっと聞きたい、興味深かったという感想がありました。そして、クロージングセレモニーでの「ゴスペル」は、みんなが一つになった素晴らしい時間でした。
 
 
 
横浜YMCA会員大会は、子どもから大人まで、どなたも参加でき、横浜YMCAがわかるフェスティバルです。YMCAの活動について知ってもらえる絶好の機会として、また、平和を願う方たちが集まって、共感しあえる時として大切にしていきたいと思います。
(横浜YMCA会員大会 事務局 加藤 誠)

2016年2月12日金曜日

横浜国際フォーラム2016

横浜YMCA 地域交流事業 「Yokohama International Forum横浜国際フォーラム」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
2月6日、7日にJICA横浜国際センターで行なわれた、2016横浜国際フォーラムはのべ1619人の参加者で盛況のうちに執り行われました。
 私たちは7日の午後に「Why Japanese People? ~聞いて答えて、JICA研修員の国と日本~」というセッションを行い、カメルーン(電気通信)、エジプト(機械工学)、ミャンマー(電子工学)、アフガニスタン2名(ナノシステム、コンクリート)、の5名の研修員が参加し、35名の一般参加者がありました。まずカメルーンとアフガニスタンの2名の研修員にプレゼンターとしてプロジェクターを使って自己紹介及び研究内容の紹介をし、自国についての紹介をしてもらいました。研修員からはカメルーンやアフガニスタンには多くの部族や民族があって、それぞれが文化の多様性を持っていることや日本の皆さんはアフリカに対して貧困・内戦のイメージを持つ人が多く、発展している近代的な都市のことは知っていますか?また、「アフリカには飛行機あるのですか?」ときかれたことがありましたが、「じゃあ、どうやって僕は日本に来たと思うの??とも思いました。」とか、アフガニスタンには四季があってヤギをボールのように引きずって点を取り合う伝統的なゲームがあること。など様々な視点から楽しく紹介して頂きました。
その後の座談会では発表の最後に研修員が横浜で過ごしてきて感じた日本の不思議なところをいくつか挙げてもらったトピックスをもとに、発表に関する質問だけでなく、意見交換をして相互に理解を深める時間としました。
日本人は「見知らぬ人に親切」だけど「どうして日本人は電車の中で隣に座った人に話しかけないの?」と「母国では隣席の人がストレンジャーという概念はありません。」「アフガニスタンにはそもそも電車は無いけど・・・」など、日本の車内で気になるスマホ使用者や睡眠者なども含めて、各国の電車内の振る舞いの違いについての意見交換がなされました。また「日本人はどうして感情をストレートに表さないの?」「No!とはあまり言わず、「すみません」とか「ごめんなさい」とか、なぜいうの?」、また、研修員へは来日前の日本のイメージや英語学習についての質問などもでました。
生活に関する身近な話しで盛り上がったこともあり、参加した方からは「参加しやすく楽しかったです。」との感想があり、研修員からも「知識と文化について知ることができて良かったです。」とのことでした。
研修員のプレゼンテーションを聞いて、ただ知ってもらうだけではなく、参加者からも自分たちのことを説明してもらったり、意見交換をして、様々な国に住む方同士が互いに理解を深めてもらええればと思います。
 今後も今回の「ともに生きる、ともに創る」というテーマで行なわれたフォーラムの基本にもなる、異なった文化、民族、思想、信条を尊重しつつ、知って理解しあえる環境や機会を大切にしていきたいと思います。
(JICA横浜-横浜YMCAデスク 石川 義彦)

2016年2月10日水曜日

総主事コラム ブログ 2016年2月

連帯し社会を変える

ダビデの星はユダヤ人にとって誇りを表すしるし
しかしナチスはこの星を
ユダヤの人々を差別するため胸につけさせました。
ナチスが攻め込んできたとき
デンマークだけは差別は広がりませんでした。
ある日、馬に乗った
デンマークの国王の胸には
ユダヤ人と同じ、黄色の星が輝いていたのです。
それを見た国民たちも
同じ黄色い星をつけたのです。
(王様の黄色い星より)

 障がいのある人もない人も、すべての人が、差別や偏見もなく、住み慣れた地域社会で普通に暮らし、共に生きることができるよう環境や制度を整えていこうとするノーマライゼーションという福祉社会形成の理念がある。その理念がデンマークで生まれた背景を聞いたことがある。
 第2次世界大戦中、ドイツ軍ナチスが、ホロコーストといわれる5百万人を超えるユダヤ人を強制収容所に入れ虐殺したが、ドイツが占領した30近い国の中で唯一、被害がなかったのはデンマークだった。弱い立場にいるユダヤ人に連帯してダビデの星をつけた王様の姿に国民たちも連帯したことによるといわれている。
 デンマークの社会運動家バンク・ミケルセン氏も、ナチスへの抵抗運動で強制収容所に入れられた経験を持つ。戦後の福祉施設に携り、自分らしく生きることができない強制収容所と同じではないかと考え、そこからノーマライゼーションの理念が生まれた。
 2月に全国のYMCAで行われるピンクシャツデーもピンクのシャツを着て登校し、いじめられている子に連帯した学生の行動から始まった。弱くされている人に連帯し星をつけた王様のようにピンクを身につけ社会を変える一歩に参加してみませんか。
(横浜YMCA総主事 田口 努)

2016年2月6日土曜日

すごくあま~いですね

横浜YMCA 地域交流事業 「Strawberry Picking & Beach Walk いち狩りと海辺散歩」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
 1月30日にパプアニューギニア(ジェンダーの視点に立った農村開発)、バヌアツ(ジェンダーの視点に立った農村開発)、ミクロネシア(ジェンダーの視点に立った農村開発)、南アフリカ(港湾物流効率化)、ラオス(情報工学)、マレーシア(機械工学)、ミャンマー2名(機械工学、電気電子工学)、
アフガニスタン(生命ナノシステム)、ブラジル5名(バイオテクノロジー、生物圏保存地域を対象とした持続可能、造船技プロ鋼材溶接)、の研修員14名と一般参加5名、JICAスタッフ1名で、バスに乗っていちご狩りに行きました。
 バス内では各自の自己紹介のあと横浜と日本の果物の話からイチゴの写真の回覧をして、摘むときの注意事項をききながら、自然と顔がほころんで楽しみにしている様子の参加者。
到着して、いざいちご狩りが始まると、しばらく不思議な静寂が・・・。ん、ん??皆さん集中していて、黙々とイチゴ狩りを堪能している様子が伺えました。少しして「練乳をつけなくてもあまいですね~」などあちこちから笑顔や声が聞こえるようになり、2種類のイチゴを食べ比べている人もいるようでした。農家の方からは「1月の終わりぐらいで天候が暖かいときが、より甘く感じるのですよ。」との話もありました。
友達などに買って帰りたかった人もいたようですが、イチゴがほぼ売りきれで、残っているのは大きくて高い特別なイチゴだったので諦めて、ミカンや野菜などを買って帰ったようでした。
 その後、近くの浜に寄りました。バスを降りて沢山の沢庵用の干し大根を抜けたら、冬の綺麗なビーチが広がっていました。なんせ風が冷たかったものですから、「やっぱ、サンパウロのビーチとはちがうな~」とは言いつつも、あちらこちらで写真撮影大会になりました。
今回の参加者からは「自国にはイチゴは無く、とれたてを食べることができたので感動しました。」「すごく甘かった。」「ビーチで沢山の漬物用の大根を干していたのはとても興味深かったです。」などの感想がありました。
 今後も人との交流だけでなく日本独特の文化や食べ物を知ってもらったり、体験して、より日本に親しみを持ってもらえれば幸いです。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年2月2日火曜日

英語、フランス語、ポルトガル語で横浜めぐり

横浜YMCA 地域交流事業 「Yokohama City Bus Tour横浜バスツアー」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、今回は1月30日にバスに乗って横浜周遊のショートトリップを実施しました。
 参加者はミクロネシア1名(ジェンダーの視点に立った漁村開発)、ベニン2名・トーゴ1名・コートジボアール5名(西アフリカ成長リング回廊整備戦略的MP策定プロジェクト)、ザンビア1名(港湾物流効率化)、バヌアツ(ジェンダーの視点に立った漁村開発)、ミャンマー1名(電気電子工学)、南アフリカ2名(港湾物流効率化)、ブラジル5名(造船技プロ鋼材溶接、農村婦人リーダー)、参加者の皆さん19名と日本人ボランティア1名、JICAスタッフ2名、YMCAデスクスタッフ2名というメンバーでした。参加者の言語は英語、フランス語、ポルトガル語と異なっていたため、スタッフが分担してそれぞれの言語で通訳をしながらご案内しました。
 再びの寒波到来のため天気予報では雪かもしれないということでしたが、実際にはかろうじて雪も雨も降らない中で、プログラムを実施することができました。英語組(ポルトガル語通訳付)とフランス語組というようにマイクロバス2台に分乗し、横浜駅を目指しつつ街の様子を見学しました。スタッフが説明する横浜の歴史、日本の街の様子、日本人の生活習慣などを熱心に聞きながら、研修員の方々は興味深そうに車窓を眺めていました。研修員の中にはこの日の夜に帰国する方々もいて、最後の日本を楽しんで学ぼうという積極的な姿勢が見られました。
みなとみらい、ランドマークタワー、横浜駅と回った後、桜木町駅方面に進み、横浜スタジアムが見えてきました。横浜で西洋人によって野球が初めて行われたことをお伝えしているところで、日本で最も大きく世界で一番安全といわれる中華街が見えてきました。中華街では改修の終わった美しい門を見ることができました。横浜開港当時に西洋人とともに横浜に住みついた中国の方々、元町ショッピングストリートで元気に商売に励んだ日本人の方々、フランス山など西洋人地区に駐留・居住した人々、そうした歴史や当時の人々について想いをはせながら、バスは山手地区と進んでいきました。目に移る景色を眺めながら、スタッフからは、外人墓地に眠る1500人の西洋人の方々や西洋医学や教育、産業を普及させてくれた宣教師や医師、その他の方々についてもお伝えしました。
到着した極寒の三渓園では、皆さんとっても寒そうでしたが頑張って自由散策を楽しんでくださいました。梅の花がほころんで、池では水鳥たちが羽を休めている冬らしい光景で、美しい日本の自然に感動された様子でした。最後の行き先はマリンタワー。あいにくの曇り空で、しかもほんの短い時間でしたが、塔から横浜の美しい街並みが360度見渡せました。道中さまざまな説明を聞いた皆さん。横浜の街と日本人の方々をより身近に感じていただけた様子でした。
 今後ともこのような楽しいプログラムを通して、地域の皆様とともに日本の社会や文化を紹介したいと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見 綾乃)

2016年2月1日月曜日

新年の交流会

横浜YMCA 地域交流事業「International New Year’s Party新年交流会」の実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
 1月23日に横浜国際センターのレクリエーションルームで新年の交流会を行い、アルゼンチン2名(改善と5S)、マレーシア(機械工学)、アフガニスタン2名(生命ナノシステム)、ミャンマー(電気電子工学)、ブラジル6名(改善と5S、日系継承教育研修)の研修員がに参加しました。同日に行われた「着物でフォト」体験で着付けに協力してくださったボランティアの方々などの参加もあって21名程の参加になり、研修員にとっては日本の人と交流する良い機会となりました。
パーティーでは軽食をつまみながら、研修の内容や日本の文化について話したり、家族の写真を見せ合ったりして、和気藹々と楽しみ、全員参加のゲームコーナーでは、個人戦の国旗当てゲーム、4チームに分かれての福笑い・ジェスチャーゲームをしました。
国旗当てゲームでは、アフガニスタン出身の研修員が国旗の意味を皆さんに説明し、「へぇ~」と感嘆の声が上がるなど、アットホームな雰囲気を楽しむことができました。
チーム戦のゲームでは、日本人と研修員が混合で結成された4チームに分かれて、福笑いとジェスチャーゲームをしました。
 はじめに、日本の文化紹介として福笑いやお多福についての説明をした後、チームごとに協力して個性豊かな福笑いを完成させました。制限時間つきの対決に盛り上がりつつも、最後は皆さんの投票で勝利チームを決めました。
ジェスチャーゲームでは、各チーム配布されたお題に沿って、サイレントで演技をし、他のチームが早押しで何のジェスチャーなのかを当てるものでした。研修員は、恥ずかしがりながらも楽しそうに演技をしていました。お題が「羽根つき」「書初め」「餅つき」「相撲」と、日本文化にまつわる内容だったので、チーム内で教えあったり、正解発表の際に説明でシェアしたりと、日本の新年について学ぶ良い機会にもなりました。中には、「明日、YMCAデスクの書初めを体験すればわかるよ!」と宣伝も付け加えてくださる研修員の方もいて大変盛り上がりました。
 JICAに来て間もない研修員や、すでにJICAでの生活に慣れている日系の研修員、また、ボランティアの皆さんやスタッフ、皆が協力して楽しむ、良い交流の場となりました。
 横浜YMCAでは、今後もJICA横浜の研修員の皆さんが楽しみながら日本の文化を知り、交流できる機会を作っていきたいと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 天明 愛絵、石川 義彦)