2026年6月15日月曜日

2026年度 横浜YMCA会員総会 報告

5月30日に、2026年度横浜YMCA会員総会が湘南とつかYMCAホールの会場とライブ配信にて行われました。

開会礼拝後に、総会準備委員会委員長後藤美紀氏より開会のあいさつがあった後、黄崇子議長、中村敦副議長により議案が進行されました。議事は、2025年度事業・会計報告、2026年度の活動方針計画と予算について、佐竹博横浜YMCA総主事から報告と説明がありました。また、常議員の選出と退任常議員への感謝と紹介がありました。



特別プログラムでは3人のユースが「第4回三都市YMCAユースキャンプ」の活動報告を行いました。今回は横浜YMCAがホストとなり開催された三都市YMCA会議に合わせ、「ユースのメンタルヘルス」をテーマに、現代の若者が抱える心の課題について学び、共に考える取り組みが紹介されました。集まった上海・光州・横浜の三都市YMCAのユースたちが社会課題に向き合い、主体的に取り組みを続けていくことが報告されました。


続く会員表彰では、優れたリーダーシップを発揮し、プログラムの発展に貢献し、自らの働きを通して広く社会にYMCAの願いを表した者として推薦された25人のユースリーダー(指導者)が、「奉仕賞」として表彰されました。受賞者を代表して、金沢八景YMCAの体操などを担当する鈴木周兵さんがこれまでの活動を振り返り、誰かのために行動することが結果的に自分たちの成長にもつながったとYMCA活動の魅力を語りました。また、活動を通じて一歩踏み出す勇気を学んだことや、仲間や子どもたちの笑顔から「奉仕とはお互いを支え合うこと」なのだと気づかされたこと、多様な価値観に触れて視野が大きく広がったことなどを話し、リーダー活動を通して多くの人に支えられたことへの感謝の言葉を語りました。


なお、議事は、会場とオンラインによる決議により議案がすべて承認されたことが、黄議長より報告されました。閉会礼拝が行われた後、工藤誠一理事長が会員総会に関わったすべての人に感謝の言葉を述べました。続いて佐竹博総主事より感謝のあいさつがあり、会員の皆さまとともに「YMCAの良さについて他者へ伝えられるよう努め、ともに豊かな社会を築いていきましょう」と述べました。

会場では、タイの子どもたちの支援につながるパヤオクラフト販売も行われました。


会員総会を通して、会員の皆さまとともに、2025年度の活動を振り返り、2026年度も使命実現のために、VISION2034第2期中期計画に沿って地域や社会に必要とされる横浜YMCAの歩みを進めていくことを確認しました。

会員総会にご参加いただいた皆さまに心から感謝いたします。

※YMCAでは18歳以上35歳未満をユースとしています。

                               本部事務局

2026年6月1日月曜日

140 years of HISTORY Vol.27 三都市YMCA会議

1940年代から中国と韓国には国交がなく、相互交流は困難な時代でした。そのような中、1988年10月に行われた横浜YMCA理事・常議員会において、横浜・上海・光州による「三都市YMCA会議」の開催が提案されました。1988年には、横浜・光州YMCA交流10周年を機に横浜YMCA代表団4人が光州を訪問した際に、光州YMCAから上海YMCAとの交流の希望が示され、当時の𠮷村恭二横浜YMCA総主事が上海YMCAへ提案を伝えたところ、上海YMCAからも三都市のYMCAが相互に交流・協力し合うことは意味あることと快諾しました。1989年3月の横浜博覧会の際に、光州・上海・横浜の3YMCA協議会を開催し、各都市の代表者が、交流によって関係を深めていくことを確認し、国という枠を超え、東アジアの3つのYMCAが相互に協力していくことを確認しました。この協議会を「三都市YMCA会議」とし、2年に1度継続して開催されることになりました。以後、3YMCAが協力して、少年サッカー交流や青年たちのタイ・パヤオセンターでのワークキャンプ、上海の植林キャンプなどの相互協力のもと活発な活動へとつながっています。2025年は横浜にて三都市YMCA会議が開催されました。

第1回三都市YMCA会議開催(1989年 横浜にて)




水から命を守る

学校での水泳授業がなくなるかもしれません。施設の老朽化による財政負担増、猛暑で屋外授業ができない、先生の負担軽減なども理由に挙げられています。学校の水泳授業は「民間のプール施設との連携」のほか「VR(仮想現実)の活用」などに代替策を求めていくそうです。YMCAでも学校から水泳授業を受託し始めています。YMCAが行う授業では泳げるだけではなく、水泳の楽しさや、できたという達成感、仲間の存在を感じながら水泳に親しむようなプログラムを提供したいと考えています。

さて、VRによる水泳授業とは「落水の瞬間を主観視点で疑似体験」「離岸流からの脱出シミュレーション」などを経験する、「水中ドローンや360度映像による水中を可視化した映像を見る」などだそうです。没入型学習といわれるVR学習のメリットは安全性の確保、場所を選ばない、とされています。言い換えれば、「安全のために」水辺に近寄らない、水辺でなくても安全教育が完結してしまう、ということになってしまいます。

学校の水泳授業は「25m泳げるようになる」ことよりも、「水から命を守る(水辺の安全教育)」へ変わっていくとされています。これはYMCAのアクアティックプログラム110年来の目的に合致していると言えます。YMCAでは自らの命を守るだけでなく、他者の命も大切に考えることを伝えます。これは救助法ではなく、水上安全の知識を他者に伝えることも大事な役割と考えているからです。YMCAで学んだ子どもたちが、家族や友だちに伝え、それがまた拡がっていくことで、水上安全の考えは無限に広がっていくことを願っています。

6月は全国のYMCAで水の安全キャンペーンが展開されます。大切な命が水の事故から守られますように。

                                 
                             (総主事 佐竹  博)

2026年5月12日火曜日

ウクライナ支援活動:第40回みどりクラブ

 

5月4日、第40回みどりクラブが開催されました。

今回は、携帯契約相談会とベビーカステラ作りを行いました。

携帯契約相談会では、オンラインで携帯会社の担当者とつながり、直接質問をしました。

料金プランの違い、通信サービスの内容、日本でSIMカードを購入できる場所など、生活に役立つ情報が紹介されました。

参加者の皆さんは積極的に質問や意見交換を行い、終始にぎやかで有意義な時間となりました。

特に、利用可能な料金プラン、データ通信量、SIMカード申込みについて多くの関心が寄せられました。オンライン形式だったことで、それぞれが気になっていることを気軽に質問することができました。


また、子どもたちは日本人スタッフと一緒にベビーカステラ作りを楽しみました。さらに、参加者の一人が手作りのクレープを持参してくださり、参加者全員でお菓子や甘いものを囲みながら、温かな時間を過ごしました。

最後には、お茶やコーヒーを飲みながら、参加者同士でゆっくり会話を楽しみ、和やかな雰囲気の中で交流会を締めくくりました。


(ウクライナユーススタッフ)


2026年5月11日月曜日

【健康教育部・野外事業部】サマーキャンプキックオフトレーニング

 2026年度サマーキャンプ実施に向けて担当スタッフの確認会と座学トレーニングを行いました。
YMCAキャンプの歴史、目的について富士山YMCAのおはなリーダーから講義があり、2人1組で話し合いも持ちながら、期待やこれから行っていく作業について確認を持ちました。

富士山YMCAからリモート

どんなキャンプにしていきたいかな?
それぞれ想いを話し合います

サマーキャンプの準備をこれから進めてまいります!
富士山・三浦で待っています!
詳しくは横浜YMCAホームページ
サマーキャンプを担当します!

富士山わくわくサマー(高井)
富士山ネイチャー(淺野)
富士山みずあそび(奥山)
富士山はじめてテント(丸尾)
富士山アドベンチャー(西野)
三浦ファンタジー海(松本)
三浦シーサイド(石黒)
三浦シーマン(柳田)

2026年5月1日金曜日

140 years of HISTORY Vol.26 日中青年友好

日本と中国のYMCAは1980年以降、会員やスタッフの相互訪問や研修を行いました。横浜YMCAでは1984年から開始した「中国ともだちの旅」などを通じて相互理解を深めてきました。このような交流をさらに進めるため、1987年より日本と中国のYMCAによる話し合いが行われ、市民レベルでの平和の拠点として、日中青年友好ホールを南京YMCA会館内に建設することが計画れ、日本全国のYMCAで募金活動が展開されました。

横浜YMCAでは、日中青年友好ホール募金委員会を中心に、県内の各YMCAにおいて支援が呼びかけられ、ワイズメンズクラブや保護者会、リーダー会などで募金の協力を働きかけました。1987年に中国YMCAの代表団が日本各地の訪問や横浜YMCAを来訪し、募金運動にも関わり目標としていた募金額を達成しました。

日中青年友好ホールは1988年11月に完成し、南京YMCAにて落成式が行われました。この取り組みはYMCA運動を通して、日本と中国の間にある歴史的な課題を越え、平和の実現を目指す実践として位置づけられています。

中国ともだちの旅
(100周年記念事業・上海にて1984年3月)





YMCAへの一本道

関内の街並みが大きく変わりました。市庁舎と議会棟は滞在型のホテルとオフィスビルに、低層階は飲食を含む商業施設へと生まれ変わりました。人の流れが変わり、横浜スタジアムと一体になって街の開発が進んでいます。

駅からYMCAへ向かうルートも増えました。新たにできた1本の通りの床タイルには横浜の歴史が白い文字で彫られています。一番手前の「1856太田屋新田完成」から「1859横浜開港」「1870日本大通り完成」「1874港町魚市場開設」(横浜市庁舎のこと)「1876彼我公園(横浜公園)開設」と続きます。YMCA設立前の歴史はここまで。ちなみにYMCAが現在の地(常盤町)に移転したのは1916年、ジャックの塔(横浜開港記念会館)開設より前のことで、今年は常盤町に会館を構えて110年を数えます。

敷地が持つ歴史や物語を伝え、記憶と歴史を体感する目的で「継承の道」と名付けられたこの通りは朝、静かな一本道で終点の開口部が明るくトンネルのようです。年数の経過を表現しているように配置されたタイルの上を、歴史のトンネルを歩いているように感じます。終点の光の下にたどり着いて最後のタイル「2026BASE GATE横浜関内開業」の先にYMCAがあるのがとても気持ち良いのです。

さて、年表に、白い着色なくただ彫られただけの文字で「1923関東大震災」と「1945横浜大空襲」があります。開発や発展の歴史だけでなく、苦難や悲しみを伴う横浜の歴史も同様に継承するものとして白い文字で扱ってほしかったです。私たちはYMCAの歴史で「歴史とは現在と過去の対話である」と学んでいるからです。

今年の会員総会は5月30日、前日の横浜大空襲の日も忘れず平和を願うYMCAの総会としたく思います。

                              (総主事 佐竹  博)