2016年5月23日月曜日

熊本地震緊急支援活動報告Vol.11

第5次から6次派遣スタッフ(益城町総合体育館避難所)と長期派遣スタッフ(阿蘇地域)の支援活動

 5月12日から派遣された植松スタッフ(YMCA三浦ふれあいの村)、関口スタッフ(横浜中央YMCAウエルネス)は、18日までの期間中、益城町総合体育館の避難所において、主にボランティアの調整やボランティアセンターとの調整役(関口スタッフ)、介護、衛生関連、派遣介護士会対応(植松スタッフ)の役割を担いました。
 避難所での生活も1カ月を過ぎたこの期間は、避難所でのゴミや各々の避難スペースの清掃など高齢者がなかなか一人ではできにくいことにも対応していきました。町役場も昨日しはじめ、住民票などのサービスもはじまり、21日からは罹災証明書の発行仮設住宅の受付もはじまることになりました。メインアリーナとサブアリーナの清掃と畳や段ボールベッドの搬入が行われており、メインアリーナには、紙管のパイプのパテーション作りが行われ、熊本YMCA学院専門学校建築学科の学生40名が中心に進めました。
18日からは、第6次派遣スタッフ山中スタッフ(横浜北YMCA館長)、深澤スタッフ(鶴見中央YMCA館長)が引き継いでいます、山中スタッフは主にボランティアの調整や避難者ケア、深澤スタッフは介護班にて高齢者の様子を巡回して確認しています。賛育会の支援チームとともに、高齢者支援の質を高めるためのシステム化に取り組んでいます。山中スタッフは、「住民の方との対話が大切。生活に直接関わることは、とくに丁寧な説明が必要と思います」と話しています。いよいよ23日にはアリーナーへの場所決めと移動が開始となる予定です。

◎1日で約1万4千枚の瓦おろしと瓦礫撤去をボランティアとともに
 阿蘇YMCAを中心に支援活動を進めている小林スタッフは、5月21日、朝早くから作業現場となる作業場を下見することから1日がはじまりました。
 この日は、京都府災害ボランティアグループが阿蘇YMCAに到着。オリエンテーション後に、グループに分かれ、山の会リーダーと出発しました。本日は、山の会8名がチームリーダーとして、3チームに分かれて屋根瓦の撤去とサッシやトタンの取り外しを行いました。Aチーム10名は、車帰地区の納屋と住宅の瓦下ろしを。家族と親類の方とともに取り組みました。Bチーム10名は、平家住宅の瓦下ろしとトタン剥がしでした。ご家族の方は、作業が進むごとに自宅の写真を撮っていて、その表情がとても寂しそうでした。Cチーム20名は、豚舎の瓦下ろしと瓦礫撤去でした。このニーズは、昨夜、的石地区の区長さんから連絡が入り、一度現場を見てほしいと依頼されました。そこで今朝に伺うと、ご高齢のご主人が豚舎を案内してくだり、約10000枚の瓦のある豚舎解体には補助金が出ず、ご主人は無理なら仕方ないが…と諦めきれない様子でした。山の会のリーダーにも現場確認をお願いしたところ「やりましょう」と即決でした。早速、ご主人に伝えると満面の笑みで「良かった!助かります!」と喜んでくださいました。終了後、どちらのご家族も「本当にありがとうございました」と喜んでいただき、ボランティアのみなさんも心から喜んでいました。
 阿蘇地域には、本当はボランティアにお願いしたいけど、もっと大変な家もあるから、自分のところは後で良いという方々が多いようです。毎日毎日壊れてしまった我が家を目の前に何もできないでいる事も辛いと思います。壊しても瓦礫を片付けられないのはもっと辛いと思います。もっと多くのボランティアが集まればそんな思いから解放される方も増えるのではないでしょうか。
 車帰地区で瓦礫撤去を継続して取り組んでいる家屋には、ステートストリート銀行福岡の9名の方が頑張ってくれました。個人宅の室内の片付けの新しいニーズには,日帰りボランティアの60才代のご夫婦が終日取り組んでくださいました。
 瓦下ろし等は、今日だけでは難しいと思っていましたが、山の会の素晴らしいリーダーシップのおかげで、全て完了する事ができました。おおよそですが下ろした瓦の枚数は、14000枚くらいはあったと思います。瓦礫の受け入れ場所でのチェックが日々厳しくなってきています。震災ゴミではない便乗ゴミが持ち込まれているようです。考えさせられることが増えてきています。(小林スタッフ報告抜粋)
5月24日からは、第7次として北田スタッフ(横浜中央YMCA館長)、松本スタッフ(YMCAつるみ保育園スタッフ)の2名が派遣される予定です。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年5月17日火曜日

歩いて知る、初めての近隣

横浜YMCA 地域交流事業「Beginner’s Tour ビギナーズツアー」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
5月11日に、2日前に来日したばかりのガスタービン・石炭火力発電のメンテナンス技術向上の研修員、バングラディシュ、タンザニア、エジプト4名の計6名がビギナーズツアーに参加しました。
これから生活する国際センターの近隣を歩いて周って日常生活に関わること、近隣のことを知り、必要な情報を得てもらおうという趣旨のツアーです。
 まず各々に地図を渡し、コースを示してスタートしました。5月の爽やかな夕暮れ時の中、日本の道路、交通ルールを確認しながら、万国橋からの夕焼けに染まった空に映えるみなとみらいのビル郡をバックに記念撮影。その後は駐車場の話とチョコレートショップを気にしながら、コンビニエンスショップ中に入って品揃えを見た後、コーヒーなどの購入方法の説明。急な際もトイレを借りられることを確認しながら、馬車道へと向いました。途中、TVか何かの撮影隊による人だかりに遭遇、「なんだ?なんだ?」と言いながら、地域柄撮影が多い場所であることを説明し、県立歴史博物館前へ到着。「この辺は歴史的な建物ですねっ」など研修員の国の話なども聞きながら、馬車道を歩きます。中華レストラン、理髪店と・・・理髪店では「髭剃りはいくら?」カットやセットはあるけれど髭剃りだけの値段はない?・・ていうか、「確かに・・・」。研修員には髭剃り機を買うことも薦めて、居酒屋、和菓子や稲荷寿司、薬局などで時間を取ってしまい時間がおしてしまいました。
グループの歩くスピードを上げようとしていると、「ちょっとまって、ここで写真とろう!」「そうだ、ここでとろう」「ん??どこ??」、なんとガラス窓の中に綺麗な大きいグランドピアノがみえました。「ここだよ、すてきでしょ?」ということでピアノが飾ってあるピアノショップのショウウインドウの前で皆揃って写真をとりました。その後郵便局を確認して桜木町へ。桜木町駅では、切符の買い方と秋葉原への行き方と改札の入り方の確認。 多くの研修員は数分毎にしかも時間通りに電車が来ることに感激していました。迷惑にならないように改札口前で揃って記念撮影。100円ショップの場所を確認して、夜景の綺麗な汽車道を歩きながら、イルミネーションをバックに写真を撮ったり、みなとみらいの話をしながら帰りました。最後に国際センターとから桜木町への道を確認した後、交番や一番近いコンビニエンスショップ、ワールドポーターズ゙を確認して戻りました。
髭剃りやテープルクロスをほしがっていた方がいたので、後日、個人で行けるようにテーブルクロスやヨドバシカメラ、100円ショップの情報をメールで送りました。
気持ちの良い天気だったことと歩きながらだったので、皆さんリラックスしながら気軽に話せて、グループメンバーとも仲良くなり、自国との違いを感じながらも、これからの滞在生活に生かそうとする気持ちが表れていました。  今後もYMCAデスクではJICA横浜国際センターの近隣を歩いて、日常生活に必要な情報が得られるようなプログラムも必要に応じて定期的に行っていければと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年5月16日月曜日

保育っておもしろい

横浜YMCA保育事業 2016年度第1回合同研修会のご報告
<合同研修スケジュール>
・開会礼拝
・基調講演「保育っておもしろい」   岸井慶子氏
・新人職員、園長・主任の紹介
・「人事交流」発表
・オベリン保育園「食育」発表
・熊本地震被災地支援報告
・分科会
・職員行動規範について
・VISION2020について
保育園職員が一堂に介し、共通の学びを行い、専門職員どうしの情報交換を通して交流を深めることをねらいとして、行われました。
基調講演テーマは、「保育っておもしろい」。
講師に岸井慶子氏(青山学院女子短期大学教授)をお招きして、~“ていねいに”みる~ 保育について学ぶ機会が与えられました。
スライドやビデオを見ながら子どもの姿を見て子どもたちの見逃してしまう姿や言葉、目線等を見て改めて「ていねいにみる」ことや、遊びを通して「からだ」で学ぶ・感じる姿への注目など「見知る」(見て、知る)ことの大切さなど、沢山の大切なことを感じ、見直し、確認することができました。
午後は、園長、主任、新人職員の紹介後に、昨年度より取り組んでいる「人事交流発表」、そして、園長、主任、新人職員の紹介、人事交流発表、オベリン保育園の田んぼ作りと米作りを通して多様な学びを行なった「食育」の発表が行われました。
その後は熊本地震の被災地支援報告、そして募金協力を行いました。
分科会は、保育の年齢別と担当別に分かれ、保育者は更に経験年数別にも分かれて行なわれ ました。経験年数が近いこともあって、各園の様子や感じていることなどをより具体的に話し合うことや、それぞれの悩み、保育のアイデアなどもでて今後に活かすことができる話し合いになりました。
  横浜YMCA保育園(全13園)の合同研修は、毎年度2回実施しています。
 日常の保育を振り返り、同じYMCA保育園で働く者として、共に学び、良き交わりができる研修会を今後も継続していき、各園の保育に活かしていきたいと思います。
(合同保育研修会 担当一同)

熊本地震緊急支援活動報告Vol..10

横浜YMCA 第4次派遣スタッフ(益城町総合体育館避難所)と長期派遣スタッフ(阿蘇地域)の支援活動
 熊本県を中心にした一連の地震は発生から1カ月が経ちました。1400回を超える余震があり、今なお、1万人以上が避難所で生活をしています。(5月14日現在)
 5月6日から派遣された寺内スタッフ(横浜YMCAスポーツ専門学校)、神田橋スタッフ(東かながわ学童クラブ)は、12日までの期間中、ボランティアの調整やボランティアセンターとの調整役(寺内スタッフ)、物資提供とボランティア調整のサポート(神田橋スタッフ)の役割を担いました。
 この期間は、気温も上がり、大雨に見舞われました。そういった中で、避難所の衛生管理や環境整備を進めました。神田橋スタッフは、トイレ清掃ボランティアとともに、清掃を行いました。担当が替わっても同様に清掃できるよう、また備品の補充なども管理できるようチェックリストを作成し行っています。トイレ清掃後には、避難所の入口や階段の手すりなどもアルコールティッシで拭き、衛生面の向上に努めています。保健師の方からは「避難所のトイレとしては、衛生状態が良い」と言っていただきました。
 ダンボールベットの設置依頼も増えていますが、動線確保しながら、ニーズを聞きながら対応していくことが求められています。一つひとつに丁寧に対応していくことを心がけて支援活動を進めていきます。
派遣期間を終えた寺内スタッフは「先の見えない状況の中で、ストレスや不平不満が出ても仕方のない状況下にあるにもかかわらず、それでも毎日、暗い顔を見せず、”いつもありがとう”と声をかけていただきました。派遣期間は終了し現地を離れますが、横浜に戻っても自分のできることを続けていきたいと思います」と話しています。

◎ 阿蘇地域で水路補修や倒壊家屋の片付け行う
 5月10日から長期派遣スタッフとして阿蘇YMCAにて活動している小林スタッフは、11日の朝からボランティアとともに支援活動を進めています。
周辺の様子
11日には、宇部カトリック教会のグループ9名が参加し、水田水路の補修と車帰地区の解体家屋の廃材仕分け作業を行いました。車にバケツ、土嚢袋、スコップ、ハンマー、バールを乗せ、ヘルメット、帽子、タオル、マスク、軍手、レインウエアー、長靴に身を包んで車帰地域の公民館に向いました。公民館前に到着すると7名の男性が水路補修のために集合しており、ボランティアは2グループに分かれて作業に取りかかりました。田植を前に水路補修は重要課題です。U字溝が地盤沈下や断層によって破損しているため、このままではたんぼに水をはれないため、つなぎ目にモルタルを入れて水漏れのないように補修しました。大きな沈下箇所には、パイプを渡して補修しました。
もう一つのグループは、倒壊家屋の廃材仕分けを担当しました。地域の方々で協力してレンタルしたユンボとトラックで、次から次へと倒壊家屋を完全に取り壊し、廃材を仕分けし、産廃処理場に運びました。
作業終了後には、阿蘇西小学校と阿蘇中学校にこのグループが手作りしたパンを届けました。夕方に益城町総合体育館の避難所に出向きました。横浜から派遣されている寺内スタッフと神田橋スタッフ、名古屋YMCAの中村スタッフや仙台YMCAの伊藤スタッフに会うことができました。益城の町は、阿蘇市と比べると想像以上に、半倒壊、全倒壊の家が手付かずのままで片付けるには継続したボランティアの働きが必要となります。
 5月12日からは、植松スタッフ(YMCA三浦ふれあいの村)、関口スタッフ(横浜中央YMCAウエルネススポーツクラブ)の2名を派遣しており、益城町総合体育館の避難所にてボランティアの調整と衛生面での環境整備を行っています。

(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

港町横浜の歴史に思いを馳せて

横浜YMCA 地域交流事業「Yokohama Seabass Tour横浜シーバスツアー」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
  5月8日(日)にベニン(漁業コミュニティ計画)、チュニジア(漁業コミュニティ計画)、マレーシア(機械工学)、インド(理工学研究科理論)、アフガニスタン2(生命ナノシステム科学研究)の6名の研修員と一般参加2名で横浜シーバスツアーに出かけました。
行きは歩いて桜木町駅に行き、桜木町駅が1872年頃は旧横浜駅であって、横浜―新橋駅間が日本における鉄道の始まりであったことやアメリカから開港を迫られ、西洋化された横浜は様々なものが日本での発祥の地になっているものも多くあり、アイスクリームなどはもちろん、途中に通った新聞発祥の地などをも説明しながら、中華街を歩いて海の方へ向いました。中華街では居留地と中華街の歴史の話、山下公園では関東大震災後に震災の際に発生した建物などの崩れた残骸の集積場となったことや、当時横浜に在住していたインド人が被災し、死者も沢山でたが、横浜市民は町の復興と共に被災したインド人にもその救済の手を差し伸べたこと。そして、横浜で住む場所を失ったインド人を横浜に再び招くため、住宅の手当てなどにも力を注いだことから、後にインドから寄贈された水塔の話をし、それを聞いたインドの研修員は関心していました。また、赤い靴の女の子にまつわるストーリーなど、ガイドスタッフが丁寧な説明をし、その後マリンタワーに上って全景の景色を眺めました。高所が苦手な方もいましたが、日本のタワー建設やエレベーターなどの技術力に関心を示していました。
帰りは山下公園から、海風を心地よく切って進むシーバスに乗ってみなとみらいに戻ってきて解散となりました。研修員からは「良い天気に恵まれ、電車、シーバス、マリンタワーなどいろんな乗り物に乗って、現在の横浜だけでなく様々な視点から歴史も知ることができて素晴らしい日となりました」との感想がありました。
今後も実際に歩いたり乗り物に乗ったりしながら横浜の開港や歴史の話、西洋化や発祥の話、現代の港町横浜の話などを伝えて感じることができるプログラムを用意していきたいと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年5月10日火曜日

最先端の科学に触れて

横浜YMCA 地域交流事業「Miraikan & Beach Walk日本科学未来館とお台場」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
4月30日(土)にカンボジア(生命理工学研究)、ナイジェリア(電気電子工学)、セネガル(政策メディア研究)、モザンビーク2(政策メディア研究)、ケニア(電気電子工学)、チュニジア(漁業コミュニティ計画)、アフガニスタン2(生命ナノシステム科学研究)、9名の研修員とボランティアで日本科学未来館に行きました。
 行きのバス内では自己紹介の後、移動中のバスの外を見ながらガイドから、みなとみらいや、川崎、お台場の話を聞いているうちに間もなくしてお台場に着きました。
未来館では超伝導実験や宇宙、細胞など生命、医療、ロボット、情報システム、地震など地球のことなど科学が我々とつながっていく未来について、現在の最先端の情報に触れることができ、驚きを隠せない様子でした。各自の研究や生活とあまりにもかけ離れていてびっくりしている人や自分の研究に近い内容の人もいたりして、それぞれ思い思いに楽しんだようでした。
未来館を出た後は、お台場海浜公園に行き、ビーチサイドを散策しましたが人工的とはいえ、緑や海を見ることでホッと落ち着いた様子の研修員もみられました。レインボーブリッジや自由の女神をバックに写真を撮ったり、いろんな人と話しながら歩いたりして、リラックスできた様子でした。研修員からは「地元では自然が多い所に住んでいることもあって、やはり自然の中の方が落ちつくし、リフレッシュできました。(アフガニスタン研修員)」との感想もありました。
後日研修員からは「科学未来館では最先端の日本の科学や技術を知ることが出来ました。アンドロイドが身近にあることにも驚かされ日本の技術と科学の進歩が期待すべき将来について学ぶことができ満足しました。」「雑誌の中の話でなく、本物のアンドロイド人間の創造や人間に似た動きをするロボットを見てびっくりしました。」などの感想がありました。
帰りのバス内では皆さんの感想などを順番に話してもらいましたが「研修期間は普段バラバラに住んでいるので、ナイジェリアと違ってなかなか話をする人が周りにいない環境ですが、今日は楽しかったです。」など、長期研修している悩みなども話されてる方もいました。
プログラム自体もアットホームな雰囲気で皆がなじめるよう配慮しています。今後も良い意味で感動する施設見学や自然を訪ねる機会を作っていければと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

まだまだ続く被災地への思い

横浜YMCA ユースリーダー復興支援イベントのご報告
 5月8日(日)ついに横浜YMCAユースリーダー復興支援イベントを実施いたしました。
富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにて「富士山感謝祭」の中で行わせていただきました。天候にも恵まれて快晴の中での最高のイベントとなり、当日は多くの方々に足を運んでくれました。普段YMCAに関わりがある方々から初めてYMCAに来る地域の方々まで多くの方向性を持った方々が感謝祭に足を運んでくれたこと本当に感謝いたします。
ユースリーダーたちの復興支援イベントで今回は【ひっつみ】という東北の郷土料理を作って提供することで東日本大震災の事、そして最近起こってしまった熊本大地震のことを1人でも多くの方々に忘れないで目を向けてほし等、多くの想いを東北や熊本に届けられるようユースリーダーたちは当日まで準備を進めてきました。
当日は、同じ想いを持っている方々やユースリーダーたちの熱い想いに賛同してくれた方々、ひっつみが美味しくておかわりをしてくれる多くの方々にひっつみを通して東日本、熊本のことをより一層考えてもらえる機会になりました。
ひっつみを食べてくれたみなさま本当にありがとうございました。募金額としては25,358円集まりました。ご協力いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。ユースリーダーたち自身も東日本、熊本で通常の生活が困難な方々へ少しでも支援をしたいと2月に行ったYLET(横浜YMCAリーダー評価研修会)からユースリーダーたちが主体的に動いてきたことが実行できたことはそれは本当に一生懸命であり、1人ひとりがたくましくなっていく姿、輝かしい場面がありました。
 このようにユース世代のリーダーたちのパワーというのはYMCAの活動では必要不可欠であります。ぜひ、今後もユースリーダーたちが
今回のイベントのように主体的に活動することを本当に願っております。
また、このイベントを行えたことは富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジのスタッフの方々を始め、社会人リーダー(Y-3)の方々など前日から多くのYMCAに連なる方々の支えがあったからこそ実施することができました。本当にありがとうございました。
みなさまと活動ができたこともユースリーダーたちの糧となったと思います。感謝申し上げます。
これからも共に活動できることを心より楽しみにしています。
(湘南とつかYMCA ウエルネス 勝見 祐貴)

2016年5月9日月曜日

避難所での生活環境整備や介護班として取り組んだ第3次派遣スタッフ

熊本地震緊急支援活動報告Vol.9
 横浜YMCAは、4月30日から5月6日の連休中も継続してスタッフを派遣し、支援活動を続けています。第3次スタッフとして野澤スタッフ(YMCAあつぎ保育園ホサナ園長)と松尾スタッフ(ライフサポートセンター鶴見)が派遣され、避難所生活が3週目を迎えようとする中で、主に益城町総合体育館の避難所において、生活環境を整えていくための支援を中心に活動しました。主に、避難所内の環境整備のための土足厳禁の実施、近隣の幼稚園や学校の再開に向けて移動してくる避難者の対応、要介護者への入浴介助、熱中症対策、感染症対策、避難者へのダンボールベッドの提供、ボランティアの調整とまとめなどを担いました。

 主に介護班の役割を担った松尾スタッフは、「主に高齢者の介護、入浴介助を担当しましたが、保健師会との連携により、衛生備品の調達や感染症対策、啓発などの取り組みが進みました。避難所や避難者から求められるニーズが変化していく中で、それぞれの専門職との連携より早い解決に向かうことになっています」と報告しました。
 避難所の環境整備やボランティアの調整を担った野澤スタッフは、「片付けが終わり、避難所を退所する方も見られました。空いたスペースを次の避難者のために確保することやその周りで生活する方々の狭いスペースを広げ提供するなどの避難所のレイアウト変更に取り組みました。熊本YMCAのスタッフとともに、そして、全国のYMCAとともに、自分たちにできることを進めていきたいと思います」と話しました。

5月6日からは、寺内スタッフ(横浜YMCAスポーツ専門学校)、神田橋スタッフ(東かながわ学童クラブ)の2名が派遣されています。
 5月3日から5日には、阿蘇地区において、横浜YMCAからのユースリーダー3名が福岡、北九州、神戸のユースリーダーとともにワークキャンプに参加しました。YMCAを支えるワイズメンズクラブを含めた100名を超える全国YMCA関係者による支援活動が行われました。
 5月10日からは、長期派遣スタッフとして、東日本大震災復興支援活動に携った小林スタッフ(本部事務局)を1カ月間、阿蘇キャンプ場に派遣します。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年5月7日土曜日

復興支援イベントに向け準備するユースリーダー

横浜YMCA ユースリーダー復興支援イベント前日準備の様子
 本日富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにて横浜YMCAのユースリーダーが集い、明日の5月8日(月)に富士山感謝祭の中で復興支援イベントを行います!
昨年度2月に行われたYLET(横浜YMCAリーダー評価研修会)にてリーダーたちが自ら出した素晴らしい熱い想いを積極的に「行動」に移してくれています。実施にあたり本日は富士山感謝祭も含めて前日準備を行っています。
天候にも恵まれてとても温かい中、準備を進められています。社会人リーダー(Y-3)の方々もお手伝いに来て、協力してくれています。富士山もくっきりと見えて素晴らしい景色です!!
明日は横浜YMCAを代表したユースリーダー14名が東日本の郷土料理「ひっつみ」を作ります。多くの方に東日本のことを忘れずにいて温かく見守ってほしいと同時に最近起きてしまった熊本大地震の現場の回復の想いも込めて実施する予定です。さらに、その中の一部としてパトラプロジェクトという復興支援団体の復興支援も同時にブースを設けて行います。
東北や熊本で通常な生活が困難にある方々が少しでも幸せな生活に近づけるように私たちも含めてみなさまの力を少しでも届けていきたいと思っています。ぜひ、ご協力お願いします。
 明日多くの方々が富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジの富士山感謝祭に集まることを心より楽しみにしてお待ちしています。
それと同時にスタッフやリーダーのみなさまも素晴らしい活動をするリーダーたちを富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにチラッと見に来てください。お待ちしています!!
(湘南とつかYMCA ウエルネス 勝見 祐貴)