2022年5月17日火曜日

5.7ミャンマーのための特別祈祷会 Yokohama YMCA Special Prayer meeting for Myanmar (online)

横浜YMCA国際事業委員会主催のミャンマーのための特別祈祷会を5月7日(土)午後2時からオンラインで開催し、国内外から35名の参加者が集いました。

ミャンマーでは、2021年2月の軍事クーデター以来、市民の生活やいのちが脅かされる状況が続いております。私たち横浜YMCAは、ミャンマーのYMCAと長きにわたりボランティア活動を続けています。厳しい状況にあるミャンマーの人びとのことを忘れず、ともに連帯する想いを表すために祈りの時を持ちました。

開会祈祷ののち、日本在住のミャンマー出身のNi  Ni Myint 牧師に日本におけるミャンマーコミュニティでの働きや日本に暮らすミャンマーの人びとの思いを伺いました。そして、ミャンマー・ロイコーYMCAのPhyuThinさんによるお祈りに続き、ミャンマーYMCA同盟のMaungMaungWin総主事からメッセージをいただきました。

日本におけるミャンマーコミュニティの街頭募金活動

横浜YMCAでは、全国のYMCAやアジア・太平洋地域にあるYMCAやNGOとのネットワークを生かし、ミャンマー国内の避難民や難民の支援を続けています。現地で、YMCAと協働して避難民支援に携わるNGOの代表より、現地の状況と、紛争の中にあるミャンマーで、武器ではなく平和な作物を生産する「YMCAミャンマーコーヒープロジェクト」を紹介していただきました。このプロジェクトは、ミャンマー国内の少数民族が生産したコーヒーを販売することで、ミャンマーの少数民族の生活を支えるとともに、売り上げは、ミャンマーYMCA緊急支援募金として困窮しているミャンマー避難民・難民となっている人びとへ医療・生活支援に用いられます。


YMCAミャンマーコーヒープロジェクトの商品

ミャンマーに思いを寄せ、ミャンマーの人びとの安全と平和を祈る時を共に持つことができました。ご参加くださった皆様、心を寄せてくださったすべての皆様に感謝いたします。

横浜YMCAでは、引き続きミャンマーYMCA支援募金を継続しています。

(国際・地域事業)


2022年5月10日火曜日

同じものに、違うものに

三浦知良さんは、「いい選手は条件に左右されない」と評した。観客数やピッチといった環境の違い、バス移動や雑魚寝などといった待遇の違などたいていのことは苦にならず楽しめる、そして、サッカーへの姿勢や情熱はどこでも変わらない、と。とかく「違い」に目が向きがちだが、「違わない」ことも同じくらいあり、今まで以上に1日の練習を大切にして学んでいくのだという。(日本経済新聞コラム2022年2月11日)

岡潔さんが小林秀雄さんとの対談において「数学も千篇一律になって個性を失う」と題して、(人の)個性はみな違っているが、それでいて、いいもの(他の個性)には共感するという普遍的なところがあると言っている。「違い」が個性的なものであればあるほど共感しやすいのだそうだ。(人間の建設 新潮文庫)

人は違いを探すよりも、同じものを持っているところに目を向け共感する。人は自分とは違うものに目を向けて共感する。「共感」というキーワードにおいて対照的なアプローチだ。

私たちは今、戦禍に苦しむ人びとの映像を見続けながら、思いを馳せ、自分事のように考えようと努めている。同時に、いつのまにか「ひどい」と「かわいそう」のような対立軸に刷り込まれつつある。しかし、戦場でも、避難先でも誰もが同じ人である。だからこそ立場は違っても、大切な人を想う気持ちは共通であり、共感できると信じたい。そして誰もが個性的で大切な存在だからこそ、相手の主張に興味を持ち自分にないものに共感することができると信じたい。違いを認め共に生きることが今こそ大切であり、そのために世界のYMCAは連帯する。関わる一人ひとりの祈りによって支えられて。

(総主事 佐竹 博)

体験を平和につなぐ vol.10

祖母の手を取り避難 

私の育った愛知県岡崎市は、人口が全国ランキングの下位にあり、空襲を受けたのは首都圏と比べると遅く、敗戦間近の7月中旬の夜でした。爆撃されたら、父は会社へ直行するから、中学生の私には祖母をはじめ家族を連れて安全な農地に逃げるようにと言われていました。横たわる死体と燃え盛る家々の間をぬけて、祖母の手を取って近くの農地にたどり着き、九死に一生を得た思いでした。悪魔のように思えた低空飛来の敵の爆撃機編隊も去り、火災も盛りを過ぎ、夜明けとともに、祖母はじめ家族を無事自宅に連れ帰ることができました。

私の卒業した中学は明治時代アメリカの宣教師夫妻が開設した英語学校を基に創設された県立中学校で、卒業者には僧侶と医者が多いと聞いていました。戦争たけなわ地元女学校からは従軍看護婦志願者が続々出ているのに中学はと、ちまたでは言われるようになってました。

戦い敗れて、遠くの戦地から命からがら帰国した友から、担任の先生はじめ周囲から軍隊へと言われ続け、思い切って、志願して軍隊に入隊したはいいが、九死に一生を得たと涙なくしては聞けないような実話を聞いた覚えがあります。

 (厚木ワイズメンズクラブ 田口 堅吉)

2022年5月2日月曜日

【健康教育部】スタッフ研修を行いました

 みなさんこんにちは!
健康教育部では4月30日~5月1日を使ってスタッフ研修を行いました。

リモートで集合写真



今回の研修会は日本YMCA同盟指導者資格認定講習会も兼ねて行われ、東京YMCA、埼玉YMCAからもリモートで参加。総勢62名がアクアティック、ジムナスティックについての学びを深めました。

初日は共通理解としてYMCAで子どもたちとの関わり方や水泳や体操プログラムを通じてYMCAの価値教育をどう伝えていくか、また安全、安心に参加できるようにリーダー(指導者)としての心構え、準備、技術向上など様々なテーマで学びました。
 2日目はアクアティック、ジムナスティックプログラムに分かれて後半は実技トレーニングも行いました。


ジムナスティック(体操)実技研修


アクアティック(水泳)全体集合写真
(撮影時のみマスクを外しています)

スタッフ一人ひとりがYMCAの願いでもある「思いやり」「誠実さ」「責任感」「尊敬心」を参加される子どもたちへ水泳、体操をはじめ様々なプログラムを通じて伝えていきます!
5月からも沢山の笑顔が見れるようにこれからも勉強をしてまいります。


横浜YMCA健康教育部スタッフ一同