2019年2月15日金曜日

第4回国際・地域協力募金委員会

第4回国際・地域協力募金委員会が2019年2月5日(火)19:00~20:30に行われました。
開会礼拝からはじまり、2018年4月から2019年1月末日までの募金集計額の確認、各YMCAで行っている募金活動紹介、使途先学習会を実施しました。それを受け、グループシェアの時間を持ちました。
募金活動紹介では、YMCAオベリン保育園と、本部事務局の職員より、日ごろ取り組んでいる募金活動の取り組みについて報告し、各YMCAの募金委員と共有しました。



YMCAオベリン保育園では、子どもたちの主体性、人と人とのつながり、保護者の参画を大切に募金プログラムを行っており、募金クッキングを定期的に開催したり使途先について園児や保護者の方にお伝えする機会をつくっています。本部事務局では季節のイベントに合わせ募金活動を行っており、今月のバレンタインデーをとりあげ、福島のチョコレートや民芸品を販売し売り上げの一部を東日本の募金につなげました。


使途先学習会としては、かながわ外国人すまいサポートセンター(横浜中央YMCA2階 NPOサポートセンター内)の理事長である裵安さんより、センターの活動内容と必要性についてお話していただきました。外国の方と共に暮らす中で、その方に寄り添い、必要なサポートを提供していくことの大切さについて学びました。



今年度の募金委員会では、国際事業委員会に委員の出席をお願いしており、今回は3名の委員がご参加くださりました。YMCAの募金活動の発展に向け、貴重なご意見やアドバイスをいただきました。ありがとうございました。
現在の募金額は11,714,568円となっており、今年度の目標金額1,200万円まであと少しです。募金プログラムの活動を通して、皆さまと共に使途先となる方々のことを想いながら、支援という形につなげていけたらと思います。

(国際・地域事業 永田圭緒梨)

2019年2月10日日曜日

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 がんばっても がんばっても上手くいかない夜 公園のベンチでふと

見上げた空はとても広くて  何もかも投げ出せば 楽になるのかな

そんなはずは無いのは、わかっている 踏ん張って、食いしばって

強くありたいと 誰もが走ってる 限りある命をもらったから

僕達は生まれてきたんだから 今が、どんなに険しい山でも

救いはあるはずと信じたい たくさんの人が生きる世界で 僕達は、こうして出会えた

同じ時代にあなたが生まれた奇跡にありがとう

(作詞・作曲 庭瀬幸一郎)

「Link~出会えた奇跡にありがとう」といういじめに取り組むピンクシャツデーに寄せて作詞された庭瀬さんの詩だ。小中高生で自死する子どもは年間357人。つまり毎日一人の子どもが自死する社会なのだ。大学生含めると年間817人の若者が自死するのは世界でもまれだ。

若者が輝かない社会に未来はない。なぜ自死するのか。ほんの小さな人との違いを差別し、偏見の中でいじめがはじまる。いじめに加わると今度は、自分がいじめられないようエスカレートする。最悪は自死にまで負の悪循環が高まる。取り巻く仲間や大人たちの傍観や不用意な行動、言葉が駆り立てることも少なくない。

いじめの始まりは子どもの集団のストレスからという意見もあるが、大人の社会の閉塞感を映し出しているのかもしれない。多様性を認め、個性を尊重し合い、いじめの問題を自分事として弱くされている人に「Link」すると宣言する「ピンクシャツデー」の思いで毎日を過ごしたい。

(横浜YMCA総主事 田口努)

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がんばってもがんばっても
上手くいかない夜
公園のベンチでふと
見上げた空はとても広くて
何もかも投げ出せば
楽になるのかな
そんなはずは無いのは、
わかっている
踏ん張って、食いしばって
強くありたいと
誰もが走ってる
限りある命をもらったから
僕達は生まれてきたんだから
今が、どんなに険しい山でも
救いはあるはずと信じたい
たくさんの人が生きる世界で
僕達は、こうして出会えた
同じ時代にあなたが生まれた奇跡にありがとう
(作詞・作曲庭瀬幸一郎)


「Link~出会えた奇跡にありがとう」といういじめに取り組むピンクシャツデーに寄せて作詞された庭瀬さんの詩だ。小中高生で自死する子どもは年間357人。つまり毎日一人の子どもが自死する社会なのだ。大学生を含めると年間817人の若者が自死するのは世界でもまれだ。

若者が輝かない社会に未来はない。なぜ自死するのか。ほんの小さな人との違いを差別し、偏見の中でいじめがはじまる。いじめに加わると今度は、自分がいじめられないようエスカレートする。最悪な場合は自死にまで負の悪循環が高まる。取り巻く仲間や大人たちの傍観や不用意な行動、言葉が駆り立てることも少なくない。

いじめの始まりは子どもの集団のストレスからという意見もあるが、大人の社会の閉塞感を映し出しているのかもしれない。多様性を認め、個性を尊重し合い、いじめの問題を自分事として弱くされている人に「Link」すると宣言する「ピンクシャツデー」の思いで毎日を過ごしたい。

(横浜YMCA総主事 田口 努)