2022年7月30日土曜日

ウクライナ オデーサ市の柔道クラブの子どもたちの日中活動支援と全体コーディネート

横浜市と姉妹都市であるウクライナ オデーサ市の柔道クラブの子どもたちが、横浜市に一時避難しています。横浜YMCAは、横浜市柔道協会、独立行政法人国際機構(JICA)横浜センター、公益財団法人日本財団などと協力し、横浜市での生活を支援しています。

横浜YMCAは、柔道の練習時間以外の日中活動の支援と全体コーディネートを行っています。今後は8月下旬までの期間において、柔道の練習のほかに、富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジでのキャンプや横浜市内・鎌倉市内のフィールドトリップ、プロ野球観戦、YMCAのユースとの交流、三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジでのデイキャンプなどが予定されています。


7月28日には、柔道クラブの子どもたち12人と引率2人は横浜市長を訪問しました。

市長訪問の様子は、テレビ神奈川、NHKなどにて報道されました。

ウクライナ柔道クラブの児童らが横浜市長に感謝伝える(tvkニュース(テレビ神奈川)) - Yahoo!ニュース

横浜に避難のウクライナ・オデーサの子どもたち 市役所表敬|NHK 首都圏のニュース

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2022年7月28日木曜日

7月23日「平和へのメッセージ~未来の子どもたちのために~」ご報告

横浜YMCAでは、平和な世界の実現を目指して平和について考える機会を設けております。7月23日に、「平和へのメッセージ〜未来の子どもたちのために〜」と題し、講演会およびワークショップ(横浜YMCA国際事業委員会主催)をハイブリッドで開催しました。

講演会では、広島で長く平和運動に携わってこられたスティーブン・リーパー(Steven Leeper)さんをお招きし、核廃絶に向けた取り組みと平和文化についてお話を伺いました。

リーパーさんは、ヒロシマの悲劇を二度と繰り返さないようにとの想いから、長年にわたり広島を拠点とした平和教育運動に携わってこられました。今回は、海外から3名の核廃絶に取り組む活動家のビデオメッセージを紹介し、それぞれのメッセージについて、リーパーさんが大切なポイントを解説してくださいました。世界における核開発の実態、核の脅威についてお話があり、破壊的な軍事力によって紛争を解決するのではなく、平和を実現するために、一人ひとりの努力が大事であるとお話しくださいました。


講演会に引き続き、「平和の折り鶴ワークショップ」を行いました。あらかじめ配布しておいた手作りメッセージカードに、リーパーさんのお話を聞いたうえでの平和へのメッセージを記入し、参加者同士でカードの交換をしました。また、大きな折り紙を用いて折り鶴の折り方について紹介し、会場およびオンライン参加者の皆さまとともに、平和の願いを込めて折り鶴を折りました。この折り鶴は、皆さんの平和への願いとともに広島YMCAを通して「原爆の子像」に献納する予定です。




<メッセージの写真>

以下、参加者からの感想の一部をご紹介します:

・家族と一緒にオンラインで参加しました。核兵器の問題について、改めて考えさせられました。折り鶴を一緒に折り、平和について話し合う時が持てたことを感謝します。

・身近にできることから始めることが重要です。核兵器廃絶は地球規模での課題であり、遠いところの問題のように見えて、実は身近な私たちの生活に影響を及ぼしています。特に気候変動や女性(ジェンダー)の健康問題にも深刻な影響を及ぼします。

・日本人として核兵器廃絶のためにできることは何かを学ぶことができました。We have a voice to change the worldという言葉がとても印象に残りました。これからは勇気を持って核兵器廃絶のために声を上げていきたいです。

・一人の力では変えられないとあきらめるのではなく、小さな力でも結集することで変えられると信じて、自分のできることを行動で表していきたいと思います。


今回の講演会およびワークショップには会場およびオンラインで総勢51名の参加者が集い、平和の在り方について考える時間を持ちました。なお、今回のプログラムは、YMCAスポーツ専門学校学生・湘南とつかYMCAユースリーダー有志が中心となって企画・運営を行いました。


これからも平和を願い、どんな小さなことでも私たちができることを探していきたいと思います。

(国際・地域事業)

2022年7月23日土曜日

ウクライナ支援 短期的な避難のコーディネートに協力しています

横浜市は、姉妹都市であるウクライナのオデーサ市より、国外への避難が難しい環境にある子どもたち12名を、短期的な避難として受け入れることにしました。横浜YMCAでは、日中活動支援を含めた全体のコーディネートに協力しています。


長い移動を経て日本に入国、自宅等待機期間の現在は毎朝オンラインプログラムを実施しています。横浜YMCA英語学校の講師が日替わりで、日本の文化や遊び、テレビや音楽を紹介しています。音楽に合わせて踊ったり、折り紙で手裏剣を作ったり、画面の中で笑顔を見せてくれています。


待機期間中は自由に外出ができないため、食事は部屋に運ばれていますが、育ち盛りの彼らがおなかいっぱいになるようにと、フードバンクかながわより多くの差し入れが届きました。


自宅等待機期間はあと少しで終わりです。

オデーサでは頻繁に警報が鳴り響いていたといいます。日本に着いたときは、ホッとしたと話していました。短い期間ですが、なにもおびえることなく、安心して日本での生活が送れるよう、サポートしていきたいと思います。

2022年7月22日金曜日

2022年度第2回YMCA記念日実行委員会のご報告

7月15日に第2回YMCA記念日実行委員会が行われました。

YMCA記念日は、YMCA創立者ジョージ・ウイリアムズの生誕(10月11日)と横浜YMCA創立記念日(10月18日)を覚え、横浜YMCAスタッフ全員がYMCA理解を深める機会として、毎年開催しています。

第2回目のミーティングでは、今年度のテーマを決定し、今後の進め方について確認しました。

YMCAはいつの時代も地域や社会の課題解決に取り組んできました。YMCAが今後も積極的に地域の皆さまと連携して活動するために学びを深め、VISION2034「10.地域におけるボジティブネットの創出」を考える機会とします。

タスクのメンバーにとっても、改めて、YMCAの活動を考える機会となっています。それぞれの経験やアイデアを活かしながら、YMCA記念日の当日へ向けて準備を進めていきます。

(YMCA記念日実行委員会)

SDGsよこはまCITY夏 国際協力・多文化共生からのアプローチ「多文化共生とは?~すまいと生活の視点から~」のご報告

7月2日(土)に、横浜YMCA国際・地域事業では「SDGsよこはまCITY夏 国際協力・多文化共生からのアプローチ」に参加し「多文化共生とは?~すまいと生活の視点から~」と題しセミナーを開催しました。

SDGsの17の目標の中、1番「貧困をなくそう」、3番「すべての人に健康と福祉を」、16番「平和と公正をすべての人に」、17番「パートナーシップで目標を達成しよう」に着目し、NPO法人かながわ外国人すまいサポートセンターの裵安(ペイ アン)さんを講師に、外国人のすまい事情から見えてくる多文化共生についてお話を伺いました。

外国につながるバックグラウンドを持つ裵さんは、外国人である友人の「外国人は日本での物件探しが難しい」という悩みに触れたことをきっかけに、外国人のすまいのことに関心をもつようになりました。そして、外国籍県民かながわ会議で住宅問題が重要課題として提言されました。外国人の住まい探しの課題を解決するため、2001年3月に、「かながわ外国人すまいサポートセンター」(以下、「すまセン」という)(ホームページ:https://sumasen.com/)が設立され、神奈川県内に在住または在住を希望する外国人に対して、賃貸住宅入居から退去時にあたっての各種相談・支援事業を行うようになりました。また、外国人が気軽に相談できるように、同年4月、横浜中央YMCA2階に相談窓口を開設しました。

すまセンでは、外国人に馴染みのない日本のすまい習慣と用語(敷金、礼金、原状回復、住宅の種類等)を説明するため、多言語版の住まいのマニュアル・ガイドを用意しています。長年の相談事例により、住居を探すだけではなく、それに付随する社会保障、行政面の課題も浮かび上がります。また、外国人だけではなく、すまいに困っている日本人住民の相談事例もあります。すまい相談を通して、日本社会の「多文化共生」について、今まで気づかなかった視点に気づくことがあるとお話しくださいました。


裵さんは、外国人のすまい事情から、「外国人問題」についてもお話してくださいました。日本において外国人受け入れが進んだ時代背景、外国人が日本に住むようになった理由はそれぞれあり、外国人の中でも在留資格、経済状況等によって格差があります。相談者一人ひとりの状況を聞いて、物件探しに関連する他の課題にも目を向ける必要があります。外国人が日本社会の一員としての権利を守るために、外国人当事者だけではなく、不動産関係者、行政関係者、外国人を支援するボランティアを含め、お互いの立場を理解し、意見を交換することが大事です。

質疑応答では、すまセンの相談事例で浮かび上がる外国人の権利、多文化共生等、課題に関心をもつ質問があり、参加者から率直な感想が出てきました。

※以下、参加者の一部感想をご紹介します。

・外国籍の方が、内見などを含めた住居探しができない場合が多いことや、外国人だけではなくて日本人もすまい探しの相談に来ていることなど、居住に関連した課題がまだまだたくさんあることに気がつきました。在留資格によって外国人同士の間でも格差が生まれていることは知らなかったため、これから調べて理解を深めていきたいと思いました。

・日本にいる自分が一体何人なのか?と常に問う外国にルーツを持つ方々は多いです。その彼らがアイデンティティを大切にしながら日本の中で気持ちよく暮らしていける環境作りを目指したいです。

・外国籍の方々や、弱い立場にある方々が、日常生活を安心して過ごすことの難しさを学び、認識を新たにすることが出来ました。

横浜YMCAでは、地域でともに暮らす隣人として、外国人が置かれている状況と権利を知り、共に生きる社会を目指して取り組んでいきます。

(国際・地域事業)

2022年7月21日木曜日

横浜繊維振興会より、ウクライナ支援にご寄附をいただきました

横浜YMCAが協力する「オール横浜支援パッケージ」に横浜繊維振興会からご寄附をいただきました。心より感謝申し上げます。


7月20日には、横浜繊維振興会の皆様が来館され、第10代横浜スカーフ親善大使より、ウクライナ支援へのご寄附が手渡されました。このご寄附は、横浜繊維振興会様の主催されたイベント等で、来場の皆様よりウクライナを思い、寄せられた募金です。





横浜繊維振興会様は、開港の歴史には欠かせない「シルク文化」を今に伝える活動をされていらっしゃいます。避難しているウクライナの人びともぜひ、シルクミュージアムを訪れてください、とお話しいただきました。


ご寄附は、行政・市民・企業・民間団体等が連携し、ウクライナから横浜市へ避難民してきた人びとを支援する「オール横浜支援パッケージ」に用いられます。

横浜YMCAでは、日本に避難しているウクライナの人びとの日本国内での生活の支援、教育機会の提供、コミュニティーづくりの支援のための「ウクライナ支援募金」を8月31日まで呼び掛けています。

2022年7月15日金曜日

第1回共済会委員会ミーティング実施報告

横浜YMCAでは、「横浜 YMCA に勤務する職員の相互の親睦、共済、福利増進を図ること」を目的とする共済会委員会があります。

この委員会では、全職員の健康の維持と増進を目的とした福利厚生に関する共済会費の利用をしていくために職員同士で話をする時間を設けています。

7月14日(木)に、2022年度第1回目の共済会委員会を行いました。昨年度の委員長含めて、今年度、それぞれの地域から選出されている職員が参加し、顔合わせと昨年度の利用実績、また今年度の計画を確認していきました。

各地域、各拠点のYMCAでこの共済会費運用について広めて横浜YMCAのすべての職員が健康維持、福利増進できるように整えていきます。

これからも横浜YMCAの職員全員が利用できる安心できる共済会委員会を目指していきたいと思います。

(共済会委員会 勝見 祐貴)

ウクライナの人びとの支援の取り組みを進めています。

7月13日には、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使が、ウクライナ交流カフェドゥルーズィを訪れ、ウクライナから避難している人びと約20人と懇談しました。

セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使は、この状況は残念であるが今後1年は続くと考えている。避難している人びとには日本語を学び、就労し、社会の一員として横浜市で生活をしていくことができるよう伝えていると話されました。



山中竹春横浜市長は、横浜市のこれまでの生活支援や就労支援などの活動の報告を行い、避難生活が中・長期化するなかでニーズは変化し、交流カフェを活用したヒアリングからどのような支援が求められているかを聞き取り、対応していくと話しました。ウクライナ支援活動を共に進めている横浜YMCAの佐竹博総主事には大使から支援への感謝の言葉が伝えられました。

※ウクライナ交流カフェドゥルーズィは、4月28日から横浜市によるコミュニティーづくりの支援(「オール横浜支援パッケージ」の一つとして横浜YMCAなどが連携し取り組んでいます。)


2022年7月11日月曜日

2022年度第4回SDGsタスクミーティングのご報告

7月12日に、第4回SDGsタスク全体ミーティングを実施しました。

SDGs委員会は、持続可能な社会の実現のために、横浜YMCA全体で、より積極的にSDGs達成につながる取り組みを進めていくことができるよう、タスクメンバー自身も学びを深めながら、アイデアを発信し、活動に取り組んでいます。

今回は現在取り組んでいる4つの事業目標に沿って、担当スタッフからそれぞれの進捗状況について説明がなされ、全体で共有しました。

8月には「YMCAキャンプ マイボトル宣言」を実施します。今年のキャンプは参加者もリーダーもマイボトルを利用します。サマーキャンプに関わる全ての人(約265名)がマイボトルを利用することにより、約900本分のペットボトルの削減につながる取り組みです。

横浜YMCAが、地域や社会の課題に向き合い、持続可能な社会の実現、SDGs達成につながる活動を展開する中で、タスクの活動がスタッフの理解につながり、地域活動に生かすことができるよう、今後もさまざまな発信を続けていきます。

(SDGsタスク委員会 村田彰宏)


2022年7月9日土曜日

第2回 横浜YMCAユースリーダーズキャンプ&サマーキャンプリーダートレーニング実施報告

第2回リーダーズキャンプ&サマーキャンプリーダートレーニング実施報告
日程:2022年7月2日(土)~3日(日) 参加者:21名
場所:富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ

 サマーキャンプに参加予定のボランティアリーダーやOBOG、初めてYMCA飛び込んできてくれた学生も含め、総勢21名が富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジに集まり、待ちに待ったリーダーズキャンプを開催することができました!

 YMCAキャンプといえば、グループワーク!初めて参加する子どもたち同様、リーダーたちも初めてのことはドキドキです…そのような気持ちを解消するために、レクリエーションを通し、子どものように楽しみながら緊張も解れていきました。そして、広大な富士山YMCAの草原をお散歩したり、様々なおしゃべりしたり、日頃の生活を忘れたゆったりとした時間を過ごしました。グループワークは、成長の原点となります!

 楽しいプログラムも大事な成長機会です。キャンプの自由時間は、子どもたちの創造力をフル回転させ、遊びを生み出し、大自然と触れ合う、普段ではできない貴重な体験です。
 この場面のリーダーの役割はとても重要です。「私は〇〇がやりたい!」「僕は〜〜したい…」と、意見が食い違ってしまうこと、少し危なくて手伝いたくなる木登りの場面もあります。そういった時に、子どものチャレンジする気持ちに寄り添い、何かあった時にさっと手が出せるよう安全に見守ったり、子どもたちの予測不可能な「自由」に全力で向き合います。 トレーニングやミーティングにおいて、様々な状況に対応できるよう、準備を重ねていきます。

 YMCAのキャンプは、「為すことによって学ぶ(Learning by doing)」を理念とした野外教育活動です。その理念は「どのような教育的な経験も、子ども(対象者)の興味・関心から離れていたならば、その経験は子ども(対象者)にとって本質的なものにならない。よって興味と自発性に基づいて子どもを導く」という考え方に導かれたものです。 
 キャンプを通して、子どものように楽しみ、他者に寄り添うことができるリーダーたちは、とても魅力的な存在、憧れの存在なのです。

子どもたちはリーダーが大好きです!
 同時進行していたファミリーキャンプと一緒に行ったキャンプファイヤーでは、リーダーたちのレクリエーションに子どもたちも燃え盛るファイヤーのように楽しむ姿も見られました♪最後は「おやすみなさい!」の肘タッチをして別れましたが、リーダーもご家族もとっても良い表情~一日の最後を締めくくる、素敵な時間になりました!
野外炊飯は、様々な要素が含まれているプログラムです。薪は、間伐作業から生まれたものを使っています~森を生かすことにつながっています。道具(鉈)や手段(マッチ、火)を正しく使うことで、人間の進化の歴史や安全について考えることができます。正しく使うことが重要ですね。
そして、やはりグループワーク~役割分担して、話し合ったり、協力したり、片付けまでがんばります。その過程が、一体感を生み、ご飯のおいしさも倍増していきますね。  
 コロナ禍が続く中、久しぶりのリーダーズキャンプ~充実した二日間を過ごすことができました。
 サマーキャンプの準備も着々と進めてまいります。実際のキャンプにおいては、全ての場面で安全を最優先し、また常に「メンバーズファースト」の観点をもって子どもたちと一緒に生活をします。生活(お部屋の時間、食事、入浴など)も大切なプログラムの一つです。

ぜひ、私たちYMCAのリーダーと思い出に残るひと夏を過ごしましょう
キャンプで逢いましょう!

リーダーズキャンプ担当
田北(三浦シーサイドアドベンチャー担当)
山﨑(富士山アドベンチャーキャンプ担当)

体験を平和につなぐVol.12

戦時中の思い

私は、戦時中10代でした。何か大きな波に押されるように揺れ動いていたと感じます。時系列に振り返りたいと思います。

1941年、11歳・小学校5年。この年、文部省令により、(小学校の呼称につき)「小学校から国民学校と改称」になり、横浜市立岡津国民学校に通学中でした。同年12月8日・太平洋戦争(第2次世界大戦)が勃発。自宅から学校まで片道2.5キロの砂利道をハダシ(校則)で通学し、校門をくぐる頃は、シモヤケの足・指が血だらけになっていました。1942年、12歳・県立湘南中学校(当時は、5年制の旧制中学校)入学。学校に「配属将校」の肩書の軍人教師が何人か配置され、「軍事教練」の科目では、御殿場の演習場へ3回ほど泊まりがけの訓練に参加しました。訓練は過酷極まりないものでした。日本に不意を突かれた米国などの連合国軍は、マレーシア・シンガポール・フィリピン・ビルマ(現ミャンマー)などで惨敗を喫していました。1944年、14歳・中学3年。稲刈りや田植などの「農村動員」が始まり、その動員先は、高座郡御所見村や海老名村(当時)の農家に泊まり込み(当初1泊2日程度が、いつの間にか1週間単位に)で行われました。同年9月、軍需工場(横須賀海軍工廠平塚工場)等へ、同学年生約150人は数カ所に分けられ動員・配置され、30人ほどの仲間と平塚工場に行きました。平塚駅から15分ほどの道のりを小走り状態で通勤しました。

(横浜とつかワイズメンズクラブ 加藤利榮)

2022年7月8日金曜日

【サマーキャンプ】サマーキャンプ指導者(リーダー)トレーニングの実施報告

 横浜YMCAでは、キャンプの前に指導者(リーダー)トレーニングとして、学生ボランティア、スタッフが集まり、勉強会を行っています。621日(火)~77日(木)まで座学でのトレーニングや実際にキャンプが行われる現地でのトレーニングをオンラインや会場に集まって行ってまいりました。

 内容としては、YMCAのキャンプ理解やキャンプ中の安全管理、子どもたちの対象理解、そしてグループワークのことを実践的に学びました。また、SDGs(持続可能な開発目標)の学びを深め、自然体験や野外活動を通して、どのように実践していくかを考えていきました。

 上記のように、YMCAでのキャンプを行うにあたり、学びながら指導者同士も交流を深め、お互いを理解していくことにつながっていきました。

 今週から各キャンプでの説明会や顔合わせ会も始まっていきます。キャンプを楽しみに待っている子どもたちのことを想いながら、各キャンプでの準備を進めてまいります。学びを深めた指導者(リーダー)が、子どもたちと一緒に楽しく、思い出に残るキャンプにしていきます。

キャンプの情報はこちらから(ご参考まで)
https://www.yokohamaymca.org/event/summer_camp_2022/

キャンプは「安全」が最優先されます。また、事前の体調管理も重要な要素です。少し不安定な天候が続いておりますが、キャンプ当日、子どもたち、リーダーが笑顔で会えるのを楽しみにしております。キャンプで逢いましょう!!

サマーキャンプ担当 厚木YMCA 勝見 祐貴

2022年7月7日木曜日

毎月第1水曜日に「こども食堂」 フードパントリーとして開催

毎月第1水曜日に横浜中央YMCA1階にて「こども食堂」(横浜ロータリークラブ主催・RC吉永昌生会長)を開催しています。

コロナ禍にあるため地域の企業から寄せられた食材品を無料で配布する「フードパントリー」として行っています。

昨年8月からスタートし、米や缶詰、菓子、飲料などを1セットに100セット限定で提供しています。

運営には、横濱ロータリークラブ、聖光学院インターアクトクラブ、横浜YMCAが担っています。



2022年7月5日火曜日

備えておく

VISION2034の第1期中期3カ年計画の重点項目の一つに「自然災害に対する取り組み」がある。その内容には、防災・予防・訓練などの対処とともに災害時の支援活動なども含まれる。

2004年10月、私は中越地震直後の小千谷市にいた。YMCAの無い地域であったが、全国のYMCAが関わる支援活動となっており、私は全国YMCAより派遣されるスタッフのアレンジや現地での受け入れなどを担っていた。各地からスタッフが到着すると、はやる気持ちで活動に飛び出していこうとする。そのような仲間たちに時間をかけオリエンテーションとして、伝えていたことは私自身の経験に基づくことだった。

ある家庭に片づけに伺い、処分するものと、保管するものを選別し、運び出す作業だった。作業が予定通り終わったとき依頼主から、本当に一人で途方にくれていたが、片付けが進み、これで気持ちも整理がつき、またがんばろうと思えた。このような言葉をいただき、少し自分自身も達成感を得たと思った。しかし、そのあとに続いた言葉は「でもね、運び出されたあの山も大切なものだったのよ」と。どうやら私は「残す・捨てる」を次々に問いかけ、その方は迷っては申し訳ないと思い「捨てる」という決断をしたものが多かったようだ。「捨てる」と聞いた私はきっとそれをその山に放っていたに違いない。

「支援する」には、まず「○○させていただく」という心持ちが大切だ。相手の心のうちはすべて理解できないけれども、できるだけ思いを馳せるのが、YMCAのボランティアでありたい。隣人になろうとする努力はしすぎることはないと思う。いつ起きるか分からない災害に対し、人間性の向上、人格形成も心がけて備えておきたい。

(総主事 佐竹 博)

2022年7月3日日曜日

【サマーキャンプ】富士山を大満喫の二日間!

ホップ・ステップ・キャンプキャンペーン 
富士山探検隊ファミリーキャンプ実施報告②
 「富士山探検隊ファミリーキャンプ」二日目は、朝の集いでラジオ体操を行い、元気いっぱいのスタートしました!照れて隠れていた富士山も顔を出してくれました! 
 朝食を食べパワーアップ、お掃除&荷物整理もあっという間に終了し、リーダーズキャンプのみんなに見送られ、富士山西臼塚に向けて出発しました。

【西臼塚ハイキング】

西臼塚は、富士宮口五合目へ上がっていく「富士山スカイライン」の途中にあり、五合目の約半分の高さ、標高1250m程の森の中に佇む、小さな側火山です。
起伏は緩やかで歩く距離も短かく、本格的な山歩きの装備や服装でなくとも、手軽にやさしく富士山腹の自然を楽しむことができるのがこのコースの魅力です。本日は、富士山YMCAネイチャーガイドの「ごりらリーダー」に案内してもらいました。

 森に入ると、様々なサインがあります。上の左の写真は、冬におなかを空かせたシカさんが、木の根の部分を食べた跡になります。右の写真は・・・宇宙人の顔のような?!ドキドキワクワク歩みを進めていきました。

 第1チェックポイントは、森の中の木がいろいろな形に変身していたので、私たちは忍者に変身しチャレンジしました!



 この頃に雨にも降られましたが、森の木が私たちを☔から守ってくれたので、安心して進むことができました。少し歩きカエデ広場に到着です。ブナの木登り、ヒメシャラのパズル、たくさん鳴いていたエゾハルゼミの抜け殻探しなど、時間を忘れておもいっきり遊びました!

 
さぁいよいよ、ミズナラのご神木が佇む西臼塚山頂を目指しました!「昔、爆発したこともある側火山だよ」と聞いてみんな驚いていましたね。火口には、私たちだけではなくシカさんの足跡もありました!西臼塚山頂には、大木が倒れていて、一本橋のように楽しむことができ、ご家族みんなでチャレンジしました!
 楽しい時間は、本当にあっという間ですね!大家族となって過ごした富士山探検隊ファミリーキャンプも終了の時間になりました。「すごく楽しかったです!」「夏のキャンプもよろしくお願いします!(2年生男子)」「〇〇ちゃんや、△△リーダーにまた会いたい!」
 富士山YMCAは、私たちみんなの故郷です。またみんなで大集合しましょう!皆様との再会を楽しみにしております。二日間ありがとうございました!
三上 淳(おはなリーダー)&リーダー一同

【サマーキャンプ】三浦ファミリーデイキャンプ!

 ~ホップ・ステップ・キャンプキャンペーン~

三浦ファミリーデイキャンプ実施報告

6月26日(日)に行われた三浦ファミリーデイキャンプの報告です。

2022夏季プログラムのオープニングイベントとして、ファミリーを対象に三浦YMCAグローバル・エコヴィレッジで、12家族・35名が参加して海のプログラムを体験しました。
当日は、この夏活躍する予定のリーダー(指導者)もトレーニングも兼ねて一緒に活動しました。
総勢45名で梅雨明けした初夏の陽気で楽しみました。
風は強く吹いていましたが、晴天に恵まれ、ライフジャケットを着たら、準備OK!
みんなで海に向かいました!
午前中は全員で磯遊びを体験しました。
磯場で観察できる生物が書かれたシートを各家族片手に持って、ハゼ、エビ、カニ、貝、ヤドカリなどそれぞれ協力して採取していました。
中には、クサフグやクモガニなど珍しいものも発見していました。
お子さまだけでなく(以上に?)、お父さんもお母さんも熱中していました!
観察後は優しくリリースしてます

感染予防対策を十分にとって気持ちよく活動できました!

水槽に捕まえたいきものを入れて、小さな水族館を作りました!
色んな種類を捕まえることができたかな?!

午後は強風が止まず、残念ながら予定していたシーカヤックは行うことができませんでした。予定を変更してマスクとシュノーケルをつけて、リーダー(指導者)と共に沖まで泳いでいきました!

海の中をのぞくと、沢山の魚、貝、美味しそうな(?)ウニたち。。。
磯だけでは見ることのできない光景に、皆さん大興奮でした!
終了の合図を出してもなかなか上がってこないファミリーもいました。

シーズン前の空いてる海で、大潮の干満差を存分に味わえたのではないでしょうか?

本格的なシーズンに入っていきます。

横浜YMCAでは水上安全のキャンペーンにて安全に水辺の活動を楽しんでもらえるように普及啓発しています。


そして、YMCAのサマーキャンプも準備中です。
本格的な夏の活動を楽しみにしていてください。

三浦サマーキャンプ担当(戸田・田北・瀬戸)

2022年7月2日土曜日

【サマーキャンプ】富士山の麓でファミリーキャンプ!

~ホップ・ステップ・キャンプキャンペーン~
富士山探検隊ファミリーキャンプ実施報告①
 7月2日(土)~3日(日)、富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジを舞台に「富士山探検隊ファミリーキャンプ」が開催されました!7家族26名、リーダー・スタッフ3名、2日間大家族となって過ごしましょう!

 初日は、富士山YMCAの中を遊びつくします。家族ごとにチョイスプログラムを楽しみました♪大草原ウォークラリーでは、野球場10個分の富士山YMCAの中を探検しました。

【ぐにゃぐにゃ凧揚げ】
 世界一飛ぶと言われている「ぐにゃぐにゃ凧」、富士山YMCAは元牧場の施設です。電線などは無いので(一部ありますが…)どこでも気持ちよく飛ばすことができます。が、なんとも風が弱い・・・明日朝もチャレンジしたいですね。


【スモアーズ】
 英語で「もっと!」という意味の「some more」が省略されて『S’mores(スモアーズ)』と呼ばれている、キャンプの定番おやつを楽しみました。鉈を使った薪割り体験、マッチを使った火付けなど、みんな積極的にチャレンジする姿が印象的でした。


 そして、空いている時間は、食堂ホールに大集合!自然と家族同士がくっついて、楽しい輪が広がっていきました!

【キャンプファイアー】
 今回は、横浜YMCAリーダーズも1泊活動を実施しています。キャンプファイアーは、リーダーたちが、歌やゲームで盛り上げてくれました。火を囲みながらおもいっきりたのしむことができました!

 富士山YMCA大満喫の一日目が終了しました。曇り空で富士山を眺めることはできませんでしたが、気温がさほど上がらず、とても過ごしやすかったですね。明日は、富士山へレッツゴー!おやすみなさい!!
担当:三上 淳(おはなリーダー)