2016年8月29日月曜日

熊本地震支援活動報告Vol.21

保育士スタッフ派遣による支援活動(阿蘇地域の熊本YMCA保育園)
7月10日から全国YMCAチャイルドケア事業からの依頼により、熊本YMCAの阿蘇地域にある4つの保育園の支援のため、横浜YMCAから保育士を1週間の期間で派遣しました。第4次派遣として、8月7日から13日まで川原スタッフ(YMCAいずみ保育園)が派遣されました。
川原スタッフは、黒川保育園おいて2歳児、年中・年長児などのクラスにて保育支援を行いました。
また、施設内の草刈りなども行いました。地震発生以降、子どもたちの遊具が十分でないことや近隣の散歩場が減ってしまったこと、運動する環境が十分にもてないことから運動能力の低下が心配などの課題があげられていました。
支援活動を通して川原スタッフは、「園長から震災時の状況や交通面の課題などを聞き、改めて支援の継続が必要であると感じました。保育園は、自然豊かな地域にあり、子どもたち一人ひとりが充実している日々を送っていました。ただ、地震を思い出して泣き出す子どもがいたりする姿を見て、子どもたちの中にあるストレスがまだまだ残っていると感じ、また働くスタッフも同様にストレスを抱えていると感じました。震災からのストレスを少しでも受け止め、理解していくことでストレスを和らげることに努めました」と語っています。
全国YMCAチャイルドケア事業の横浜YMCAからの保育士派遣は、7月から8月で総計5名派遣しました。7月から9月2日まで続く保育士派遣は、総計13名が派遣されることになります。

派遣された保育士たちは、自分たちの園に戻り、熊本での体験を報告し、さらに支援の輪が広がる取り組みを進めていきます。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

家庭で小さな国際交流②

横浜YMCA 地域交流事業「ホームビジットプログラム」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 8月20日(土)にブラジル1(医用材料と再生医療)、ガンビア1(漁業コミュニティ開発計画)、ラオス10(都市環境管理)の12名は、ボランティアでご協力頂いたホストファミリーのご家庭に伺い、ご家族の皆様と一緒に過ごしながら日本の文化や生活を体験してきました。
 当日、研修員たちはホストファミリーと対面する前に集まり、日本家庭での過ごし方や一日の流れについての簡単なオリエンテーションを受けました。どの研修員も日本家庭に訪問するのが初めてとあって緊張した様子で説明を聞いていました。簡単な挨拶を覚えるとお互いの距離も縮まり、コミュニケーションもとりやすくなると説明されると、熱心にメモをとって練習をしたり、事前に配られた日常会話の冊子を見ながら発音の練習をしたりする研修員もいました。
ホストファミリーの皆さんに「日本の家庭を訪問できる機会はなかなかないので、自分の国のことを少しでも知っていただきたい」と言って、民族衣装に着替えて参加する研修員もいました。
ホストファミリーの方々との待ち合わせ時間が近づいてくると研修員たちは緊張で表情が硬くなっていましたが、ご家族の方とお会いして自己紹介をすると少しホッとしたのか、笑顔が見られました。
対面後は各家庭に分かれて、随時出発となりました。
研修員への事前アンケートでは苦手な食べ物に“へび”“生の鶏肉”など回答があり、日本との食生活の違いもあったようですが、それぞれのご家庭で用意してくださった日本の家庭料理のちらし寿司や鳥のから揚げ、サラダなど楽しく頂いたようです。また、ラオスの主食がもち米であること調べて、少しでも馴染みのある食べ物をと同じもち米を使った赤飯を用意してくださったご家庭もありました。日本では特別な祝いの日に赤飯を食べるという日本の文化を知る良い機会となったようです。
 日本に来て間もない研修員にとっては日本で電車に乗ったり、買い物をしたりすることも初めての体験で、ホストファミリーの方に色々と教えていただきながら家族へのお土産を探したと話していました。特に大きくて何でも揃う日本のスーパーマーケットには驚いたようです。
 また、漁業について学んでいる研修員は日本の新鮮な海産物を使った料理や調理方法に大変感動したと話していました。また、かき氷の実演を見学しながら日本の製氷技術や氷を使った食文化について話を聞くことが出来てとても勉強になったそうです。記念に魚の名前がたくさん書かれた手ぬぐいをもらい、「こんなにたくさん魚の種類があるのですね。面白いです。良い思い出になりました。」と嬉しそうに話していました。
 ラオスの研修員からも「初めて食べましたが日本の料理はどれも美味しく、健康的だと思いました。」「日本に自分の家が出来たように温かく迎えてもらえて嬉しかったです。有難うございました。」と感想がありました。
今後も実際に体験し日本を知り、市民と交流できる機会を作って行ければと願っています。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2016年8月26日金曜日

家庭でラオスの研修員と生活文化交流

横浜YMCA 地域交流事業「ホームビジットプログラム」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 8月20日(土)にラオス10(都市環境管理)、ブラジル1(医用材料と再生医療)、ガンビア1(漁業コミュニティ開発計画)、の12名は、ボランティアでご協力頂いた9家庭のホストに伺い、ご家族の皆様と一緒に過ごしながら日本の文化や生活を体験してきました。
 当日はJICA横浜までホストファミリーのみなさんにお迎えに来て頂き、研修員1人もしくは2人ずつそれぞれのご家庭に向かいました。最初はホストファミリーのみなさんも緊張気味でしたが、研修員の笑顔を見ると一気に距離が縮まったようで、元気にJICA横浜を出発されました。
ホストファミリーのご家庭での滞在はお昼をはさんで夕方まででしたが、それぞれのご家庭で日本が初めての研修員が少しでも日本の家庭や、生活、文化を体験できるようにと色々と計画を立てて下さっていました。
昼食も研修員が日本の家庭料理や和食を楽しめるようにとたこ焼きを一緒に作ったり、流しそうめんをしたり、手巻き寿司やちらし寿司、から揚げや天ぷらなどご用意いただきました。ラオスの研修員とは英語でのコミュニケーションが難しいところもありましたが、身振り手振りを交えた片言の英語でお互いの国の様子や家族の話など話は尽きず、楽しい食事の時間となりました。
食事以外にも三渓園に行って日本庭園を見学したり、家族へのお土産を探す研修員と一緒にショッピング、日本の夏の風物詩でも祭りに研修員は浴衣で、ホストファミリーは研修員が持ってきた民族衣装を着て出かけたりされたようでした。また、朝からの大雨で計画を急きょ変更されたご家庭もあったようですが、子どもと遊んだり、抹茶体験をしたりと、日本の家庭で過ごす時間も研修員たちにとってはどれも興味深いものとなったようです。
研修員をJICAに送り届けていただく頃にはすっかり家族の一員、古くからの友人のようになっていて、「帰国してからもメールでやり取りしましょうね」とアドレスを交換したり、「帰国するまでにまた是非遊びに来てくださいね。」と次の訪問について約束したり、「次はラオスに来てください。私が案内をします」と研修員からラオスに来るよう勧められたり、ラオス語の通訳を介して色々と伝え切れなかったことを話したりとみなさん名残惜しそうにされていました。
後日ホストファミリーのみなさんからは、「研修員を通して知らない国のことをたくさん教えてもらえました。もっと知りたいと思いました。」「素晴らしい交流の機会をもてて良かったです。また参加したいです。」と感想を頂きました。
 YMCAデスクでは今後も地元の方々との交流を深め日本の生活や文化を体験する機会をこれからも作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2016年8月24日水曜日

いよいよ最終日、それぞれの思い出を胸にお家に帰ります

9DAYSアドバンス・9DAYS・4DAYS2キャンプ  最終日を迎えました。

みんなで楽しんできたキャンプもいよいよ最終日を迎えました。
最終日の天気はあいにくの曇り空でしたが、参加した皆さんはそれぞれキャンプに対する熱い思いをもって、最後のグループタイムをゆったりと過ごしました。
朝食後はグループごとに、お世話になった富士山YMCAの施設と自分たちが使用したお部屋の掃除をしました。毎回言っていることですが、来た時よりもずっとずっときれいにすることを心がけて、次に来た人たちが気持ちよくお部屋を使えるように、感謝の気持ちをもって丁寧に掃除をしました。

YMCAのキャンプTシャツの背中には、お世話になったリーダーやお友達のサインで埋め尽くされています。これは他の何にもかえられない大切な思い出です。また次回もこの場でみんなでお会いしたいですよね。ぜひまた戻ってきてください。いつでも歓迎します。

最終日の最後のプログラムとして、平和の鐘を鳴らしたユニットもありました。
世界平和のみならず、みんながお互いに仲良く幸せに暮らせるよう、願いをこめての平和の鐘です。全員で気持ちを合わせて一緒に鐘を鳴らしました。

グループで色とりどりの旗に、今回キャンプに来た目的とみんなで平和のメッセージを書いて記念撮影をしました。みんなでピース。
今回のキャンプでは、みんなそれぞれの目標は達成できたかな。帰ったらお家の人にキャンプで何をやったかを振り返ってお話してみてくださいね。

これから昼食、キャンプ閉村式を合同で行い、本日午後キャンプ場を出発してそれぞれのお家に帰ります。
保護者の皆様は、各到着場所に到着時間をご確認の上、お迎えをお願いいたします。

帰り道も、皆さんが神様によって安全が守られますように。

(富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ  大谷 昭雄)

2016年8月23日火曜日

朝霧高原の本物の牧場に出かけ、酪農体験を行いました

4DAYS2キャンプ 3日目のご報告

3日目も雄大な富士山が迎えてくれました。
朝ごはんは、牛乳パックでつくるホットドック、ペーパーバックでつくるベーコンエッグなど、子どもたちは「これでできるのかな?」と不思議そうな顔で見てました。昨夜、野外炊飯を行っていたのもあり、手際もよく、とてもおいしいアウトドアクッキングの時間になりました。




午後は、朝霧高原の本物の牧場に出かけ、酪農体験を行いました。牛乳のできる工程や、みんなが食べる牛肉のお話など、身近なことなのに知らないことばかり。最後には、手作りバター、焼き立てパン、朝霧牛乳をいただき、いのちの授業を楽しみながら学ぶことができました。





最後の夜は、キャンドルファイアーです。3日間自分たちのグループで考えた出し物を発表しました。どのグループも素晴らしい発表となり、3日間のグループの成果を表すことができました。



最終日も楽しみになる夜になりました。

(富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ  大谷 昭雄)

コバルトブルーに輝く湖にボートからみんなでとびっきりのジャンプ!

9DAYSキャンプ 8日目のご報告

本日は、ロングハイクで到達できなかった本栖湖へいきました。
日中は晴れ、青い空とキレイな湖がキラキラと輝いていました。
 湖では、カヌーとEボート(10人乗)に乗り,湖面をがんばってこいでました。




最後はコバルトブルーに輝く湖にボートからみんなでとびっきりのジャンプ!!笑顔が素敵!!


 夜は9日間をカウンシルファイヤーをしました。子どもたち一人ひとりがキャンプをふりかえり、思いを語り、感動の涙でラストナイトを締めくくりました。


                                     

明日はいよいよ最終日。最後の最後まで富士山YMCAの地で力いっぱい盛り上がります!

(富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ  大谷 昭雄)

やったことのない作業にも積極的に分担して取り組みました

9DAYSアドバンスキャンプ 8日目のご報告

本日は天候も良く、富士山も姿を見せ一日がスタート。朝から野外でのクッキングを行いました。メニューはコンソメスープ、牛乳パックで作るホットドック、紙袋で作るベーコンエッグ。薪に火をつけて、具材を切って役割を分担し、さすが中高生!みんなで協力して美味しい、食事をいただきました。





そのまま、昼の食事をグループに分かれてクッキング。グループでメニューを決めた「サイコロステーキ、野菜スティック、串焼きバーベキュー、チャーハン、ギョウザ、焼きそば、おしるこ、ホットケーキ、フルーツポンチ」。やったことのない作業も積極的に分担し取り組みました。調理に余裕が出来たところで仮死状態の生ニジマスをさばくところから体験でき、食のありがたさにも触れられたプログラムとなりました。






午後からは雨の中、支援センターでマウンテンボード、スクートという、アウトドアスポーツを体験しました。体力と運動神経の良さですぐに慣れ、食後の運動もできました。次回は、大草原の中で走らせたいですね。



9DAYSアドバンス最終日の夜となり、みんなで火を囲み、花火をし、共に生活した仲間と笑い、一言づつ思いを述べて終えました。

長いようで短かったキャンプも明日が最終日となります。悔いのないようなキャンプを創り上げていきましょう。

(富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ  大谷 昭雄)