保育士スタッフ派遣による支援活動(阿蘇地域の熊本YMCA保育園)
7月10日から全国YMCAチャイルドケア事業からの依頼により、熊本YMCAの阿蘇地域にある4つの保育園の支援のため、横浜YMCAから保育士を1週間の期間で派遣しました。第4次派遣として、8月7日から13日まで川原スタッフ(YMCAいずみ保育園)が派遣されました。
川原スタッフは、黒川保育園おいて2歳児、年中・年長児などのクラスにて保育支援を行いました。
また、施設内の草刈りなども行いました。地震発生以降、子どもたちの遊具が十分でないことや近隣の散歩場が減ってしまったこと、運動する環境が十分にもてないことから運動能力の低下が心配などの課題があげられていました。
支援活動を通して川原スタッフは、「園長から震災時の状況や交通面の課題などを聞き、改めて支援の継続が必要であると感じました。保育園は、自然豊かな地域にあり、子どもたち一人ひとりが充実している日々を送っていました。ただ、地震を思い出して泣き出す子どもがいたりする姿を見て、子どもたちの中にあるストレスがまだまだ残っていると感じ、また働くスタッフも同様にストレスを抱えていると感じました。震災からのストレスを少しでも受け止め、理解していくことでストレスを和らげることに努めました」と語っています。
全国YMCAチャイルドケア事業の横浜YMCAからの保育士派遣は、7月から8月で総計5名派遣しました。7月から9月2日まで続く保育士派遣は、総計13名が派遣されることになります。
派遣された保育士たちは、自分たちの園に戻り、熊本での体験を報告し、さらに支援の輪が広がる取り組みを進めていきます。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)