2026年9月1日火曜日

140 years of HISTORY Vol.30 阪神・淡路大震災ボランティア

1995年1月17日、淡路島北部を震源にマグニチュード7.3の地震が発生し、兵庫県南部を中心に壊滅的な被害をもたらした阪神・淡路大震災は、死者・行方不明者6,434人、負傷者43,792人、避難者は30万人(消防庁)を超えました。

横浜YMCAでは、地震翌日に阪神大震災対策本部を設置し、1月18日から募金活動を開始したほか、神戸YMCAや日本YMCA同盟との連携により西宮YMCAへの職員派遣、ボランティアの派遣、文具支援などを行いました。横浜YMCAでは、2月に学生や社会人など17人を第1回として派遣し、YMCA六甲研修センターに宿泊し、全国YMCAからの120人とともに神戸市長田区、西宮市、芦屋市などで支援に当たりました。また現地からの依頼を受け、芦屋市の小学校の避難所を3月まで主体となって運営すべく2グループ計13人を派遣しました。

その後は、全国YMCAが主管となり、建設されたボランティアハウスを利用しボランティアを5泊6日の単位で1回40人を25期にわたり派遣を続けるなど、人びとの直接的なニーズに寄り添う働きを行い、市民や行政から厚い信頼を寄せられました。

炊き出しや物資の配布など
救援活動にあたるスタッフを派遣した



係から

新聞の投書欄を毎日意識して読んでいます。ネット配信の記事やメールマガジンは、閲覧履歴や検索傾向から判断して「これはどうですか」「こんなのもありますよ」と次々に記事の方からやってきますが、自分の興味ないものに触れる機会は少ないです。同じ考えや意見を持つ人たちの集まりの中では、多様な意見を聞く機会は少なく、耳の痛い意見は避けてしまうかもしれません。

新聞の投書欄は、その人の背景や思想、ご自身の日常、社会のこと、感想から意見までさまざまにあります。新たな考えに出会うこともあれば、「そんなことはないだろう」と思うような内容に出会うこともあり、投稿を読みながら「自分だったらどう思うか」あるいは「この人にどう説明するか」などと思い巡らせる時間は、自分の頭で考える良いトレーニングの時間になっています。

さて、7月16日の神奈川新聞投書欄に「係から」とあったメッセージを引用します。「書いた人の憤りは分かるけれど、そのまま載せたら争いごとになりかねない投稿を、最近見かけます。『正しいと思うこと』を行う勇気は必要ですが、文章で相手を非難するときはまず落ち着いて。事態を改善したいのか、相手に気付いてもらいたいのか、投稿する目的を改めて考えてみてください。」たった135文字に相手への理解を示しつつ、持論を述べています。さすが!投書欄係。

これは、発信者が目標を明確にすることが大切であるということです。この「目的の明確化」について2つのことを思い出しました。学生時代にリーダーハンドブックの最初のページに書いてあった言葉として出会っていたこと、職員としてある会議で、言うだけ持論を述べた後に、総主事から「それで、あなたはどうしたいの?」と問われたときのことでした。私の今に至る大切な言葉です。