2016年9月20日火曜日

横浜のビジネスマンとの交流

横浜YMCA地域交流事業「Party of Yokohama Business Circle異業種交流会参加プログラム」実施のご報告
横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 9月9日(金)にコートジボアール2、セネガル1、ギニア2、マリ2(職業訓練の運営・管理と質的強化)、エチオピア1(建設機械整備及び建設施工技術)の8名で、横浜で開催された異業種交流会に参加してきました。
当日、JICAロビーに集合した研修員たちは日本式の名刺交換をお互い練習して、パーティーに備えていました。パーティー会場へは桜木町より電車で向かいました。多くの研修員にとっては日本で初めての電車体験だったので、自動改札機を通り抜けるのがおそるおそるといった様子でしたが、何より驚いていたのは日本の満員電車でした。ちょうど帰宅ラッシュの時間と重なり、ほぼ満員でホームに入ってくる電車を見て「まさかこれに乗るの?全員乗れるの?」と心配していましたが、まるで日本のビジネスマンになったみたいだと満員電車を楽しむ研修員もいました。
 パーティー会場には約39社の企業から、100名ほどの参加者が集まっていて、研修員たちは会場の熱気に圧倒されていました。これほど多くの人が集まるパーティーに参加したのは初めてというエチオピアの研修員は、あまりの人の多さに目が回りそうだと話していました。
 乾杯後に研修員たちは前に出て、1人ずつ挨拶をしました。フランス語圏の研修員がほとんどだったので英語での挨拶に緊張した様子でしたが、中には日本語での挨拶に挑戦する研修員もいました。多くの人から温かい拍手で迎えてもらい、ホッとした表情を浮かべていました。
食事の後は練習してきた名刺交換に挑戦しました。積極的に日本人参加者に声をかけて名刺を交換していく研修員もいれば、恥ずかしくてなかなか話しかけられない研修員もいました。最初は緊張していた研修員も、名刺交換をする他の研修員の後ろに立って様子を観察したあと、同じようにやってみる!とすこしずつ声をかける姿も見られました。
企業で管理栄養士をされている方と名刺を交換した研修員は、病院にではなく企業の中に従業員の健康を守るための専門家がいることに大変驚いていました。会社の利益だけではなく、従業員の健康も大切に考えている日本の企業は素晴らしいと感心していました。また、重機の運転技術のトレーナーをしている研修員は、自分の名刺に自分の扱う重機の写真をいくつか載せて、名刺交換時に説明していました。写真があることで相手にもより伝わりやすくなり、話も盛り上がっていました。
名刺ビンゴゲームではなかなか列が揃いませんでしたが、商品を決めるためにじゃんけんをする日本人に興味を持った研修員がいました。マリにも同じような手遊びはあるものの子どもたちしかしないそうです。日本ではすばやく、友好的に物事を決める手段として大人でもよく使うと説明を聞くと、少し驚いていました。でも、楽しそうにじゃんけんをする参加者たちの表情をみて、“友好的に”という点におおいに納得していました。
パーティーに参加した研修員は交換した名刺を眺めながら、今まで出会ったことのない分野で働く日本人にたくさん出会えて大変興味深かったと感想を述べていました。自分の知らない職業の話を聞けて面白かったとも話していました。短い時間ではありましたが、研修員たちにとっては多くの日本人ビジネスマンと交流できる良い機会となりました。
YMCAデスクでは今後も様々な体験を通して日本の文化を学ぶ機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田 真由美)

ご賛同、ご参加ありがとうございました。

横浜YMCA 賛助会活動「第13回異業種交流会」実施のご報告
 横浜YMCA賛助会は、横浜YMCAの活動目的に賛同し、YMCAの活動を経済的、社会的に支援することを目的とした法人による組織です。賛助会へ参加することで、横浜YMCAの行っている様々な地域貢献、国際協力活動への支援になるだけではなく、社員の方々の社会貢献活動への参画の機会を得ることができます。現在神奈川県を中心に約50社の法人が加盟しています。賛助会では、幹事会を定例で開催し、障がい児支援のためや児童養護施設の子どもたちの支援を中心に積極的に行っています。
9月9日(金)に、横浜 崎陽軒レストラン「ピアット」で、横浜YMCA賛助会主催のチャリティランのための異業種交流会を開催いたしました。第13回目を迎えるこのイベントは児童養護施設の子どもたちが、肢体不自由の子ども達のためのチャリティランイベントに参加する、費用を集めるために、多くのビジネスマンが集い、交流も兼ねて行われているものです。今年は昨年の会場から実施場所を移しての開催でしたが、多くの企業の協賛も頂き、過去最高の39社、100人の参加となりました。
 今年は協同電気㈱、㈱テレビ神奈川の準備委員長に上野トランステック㈱、㈱崎陽軒、タカナシ乳業㈱、富士倉庫㈱、丸全昭和運輸㈱、㈱横浜銀行、児童養護施設職員の準備委員会で準備が進められてきました。
 当日は最初に委員長の開会の挨拶の後、児童養護施設の先生方から、社会的用養護の説明と園の紹介があり、その後、乾杯の音頭で歓談の時となりました。
 賑やかで和気藹々とした雰囲気の中、何回か参加されている方も多かったからか、積極的に名刺交換をする姿が見受けられました。
今回は豪華賞品が当たる「名刺ビンゴゲーム」や、各社持ちより品による「オークション」、などで盛りあがり、アンジュのパン販売やお帰りの際の出口のところでの募金箱にも多くの募金を頂くことができました。
様々な形でこのイベントに関り、ご協力頂きました企業の方々には誠に感謝申し上げます。参加企業の方々には社会的養護の現状や賛助会の活動を知っていただく機会になったでしょうか。 多くの致しました募金は児童養護施設の子どもたちが、肢体不自由の子ども達のためのチャリティランプログラムに参加する費用などのために有効に用いらせていただきます。
次回以降も、賛助会の社会的活動及び企業の交流にもなるこの会を、今後も盛り上げ多くの方の賛同及びご参加が得られればと願っています。
(横浜YMCA賛助会 事務局 石川 義彦)

2016年9月16日金曜日

熊本を元気に!

復興応援チャリティーランチのご報告
熊本は前震であった震度7の地震から、今月の14日で5ケ月を迎えました。横浜中央YMCA内カフェテリア エピキュアでは、前震の14日に合わせて毎月1回、熊本の味を楽しみながら、「忘れない、つながる、応援しよう」と、九州の郷土食を取り入れた“復興応援チャリティーランチ” を始めました。
神奈川新聞(2016/9/14)第16面に、この取り組みに関する新聞記事が掲載され、紙面をご覧いただいた多くの方に足を運んでいただきました。この日のメニューは、熊本県の郷土料理で地元の学校給食の献立「タイピーエン(太平燕)」「高菜飯」「れんこんはさみ揚げ」「白和え」「生野菜」、コーヒーか紅茶が付いて、税込700円の復興応援セットメニューです。
当日いらしていただいた方からは「YMCAの中に、こういう食堂があるなんて今まで知らなかった。たまにはいつもと違う散歩ルートを歩くものですね」「自分が食べることで、熊本を応援できるのがうれしい」などの声が寄せられました。
また来春3月まで続くこの活動の趣旨に、株式会社 野口食品が賛同してくださり、食材の一部を継続して寄付してくださることとなりました。この日の収益 9,030円は、熊本YMCAを通して被災地支援募金として用いられます。
第2回目のチャリティーランチは、10月14日(金)。
チャリティーランチを食べに来てくださるお客様と、ランチを準備するスタッフたちの思いを一つに、被災地の方々へ支援の気持ちが届けられたら嬉しく思います。
(本部事務局  募金担当 常盤)

2016年9月12日月曜日

総主事コラム ブログ 2016年9月

新しい扉を拓く

「壁」
誰だって
大きな壁にあたって
くじけそうになる時が
あるだろう
でも それは
壁のように見えているけど
もしかしたら
扉なのかもしれない
(二神 達也)

 この詩を書いた二神さんは、小学生時代に病気で手足が不自由になり、大きな挫折を経験し、養護学校に通うことになった。障がいがあっても勉強やスポーツなど、さまざまな機会があれば、自分らしく生きていけることを強く感じるようになった思いがこの詩となった。大人になった二神さんは現在、公務員として働いている。
 9月は、メダルラッシュで沸いたオリンピックに続き、パラリンピックが始まる。パラリンピックの原点は、第二次世界大戦時にナチスのユダヤ人排斥運動(同時に障がい者の排斥や虐殺もあった)による虐殺などから英国に逃れた医師グッドマン氏が、戦争で傷つき重い障がいを負った兵士たちに、スポーツを通してリハビリを行った。1948年のロンドンオリンピックに行った車いすアーチェリー大会が始まりだ。今では、「機会均等と完全参加」の理念に基づき、どんな障がいや困難にあってもスポーツを通して自分らしく表現できる場を世界に広げる運動となっている。
 横浜YMCAでも、10月に障がいや困難にある子どもたちも公平にキャンプやスポーツに参加できる機会を創ろうとチャリティーランが行われる。ぜひ、多くの人にパラリンピックを見てほしい。そして、その感動を分かちあうようにチャリティーランにも参加していただけると嬉しい。壁を超えて次の扉に変える選手や子どもたちを応援しよう。

(横浜YMCA総主事 田口 努)

皆で一緒に応援しました。

横浜YMCA 地域交流事業「熊本・東北復興応援 プロ野球ナイター観戦」実施のご報告

 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 9月6日(火)にマラウィ1(空港の建設、運営、維持管理計画策定)、インドネシア2(空港の建設、運営、維持管理計画策定)、ペルー2(ユネスコMAB計画による生物圏保存地域対象とした持続性、植物遺伝資源の多様性保全に関する先端科学教育)、ブラジル3(家畜感染症及び人獣共通感染症の診断予防技術、医用材料と再生医療、空港の建設、運営、維持管理計画策定)、の研修員と一般参加者1の9名で、横浜スタジアムで行われた“横浜YMCA熊本・東北復興応援ナイター2016”の横浜DeNAベイスターズvs東京ヤクルトスワローズの試合を観戦しました。
 参加者はまず、JICAのロビーに集合し、今回の復興応援ナイターの趣旨と、横浜スタジアムやベイスターズについての説明を聞いた後、横浜スタジアムへ向けて出発しました。
 プログラムに参加した研修員の多くは野球のルールもわからないし、試合を観るのも初めてと話していましたが、中には東京ドームへ試合を観に行ったことがありバッティングセンターが好きという人、インドネシアで高校と大学で野球部に所属していた人など、かなりの野球通も数名いました。特に日系人の多いブラジルやペルーでは、日本同様、子ども達の野球クラブが多くあって、野球は日系人の間では大変人気のスポーツだそうです。
 また、インドネシアで野球部に所属していたという研修員はインドネシアにはきちんと設備の整った野球場がなくて、野球をする環境はまだまだ厳しいと話していました。
 関内の中央YMCA1階総合カウンターで試合のチケットとタオルマフラーを受け取ると、一同は目の前の横浜スタジアムへ。続々と集まってくる観客と球場の中から聞こえてくる歓声に研修員たちの期待はどんどん高まっていきました。
球場の中に入ると既にスタンドは多くの観客で埋め尽くされていました。研修員たちは満席のスタンドにすっかり圧倒された様子で、改めて日本での野球人気の高さを実感したようでした。ブラジルの研修員は、サッカーのスタジアム以外でこれほど大きな試合会場を見たことがないと驚いていました。
観戦中はルールがわからない研修員に知っている研修員が丁寧に説明する姿もしばしば見られました。最初ルールがわからなかった研修員も、ファンの喜ぶ姿でプレーの流れがわかるようになり、応援歌に合わせて手を叩いたり万歳したりするようになりました。また、回が変わるごとに様々な催しがあり、ショーのような演出に驚いていました。
 7回前には研修員たちにジェット風船を配り、他の観客と一緒に空へ飛ばしました。初めてジェット風船を見た研修員たちは不思議な形をした風船をどうするのか想像もつかないという様子でしたが、一斉に夜空に舞う無数の風船を見て、美しい!と歓声を上げていました。研修員たちは「何故風船を飛ばすの?」「何故7回なの?」「いつの間にみんなは用意したの?」とまるでマジックのような一瞬の出来事に、興奮気味に話していました。
試合はベイスターズの大勝利で終わり、試合終了後にはヒーローインタビューを見ることもできました。球場の明かりが消え、星のように輝くスタンド、その後に打ち上げられた花火に研修員たちは大喜びでした。
プログラムに参加した研修員からは「野球の試合もとても楽しかったが、観客の盛り上がる姿や色々なショーも感動的でした。試合が終わってもまだどきどきしています」と感想をのべていました。
 今回の横浜スタジアムでの野球観戦プログラムは、研修員にとって野球の楽しさとともに日本での野球人気の高さや一喜一憂する日本人の熱い一面、そして復興への思いを知る良い機会となったようです。
YMCAデスクでは今後も日本文化を体験し感じる機会をこれからも作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2016年9月8日木曜日

相撲部屋の朝稽古を訪ねました

横浜YMCA地域交流事業「相撲部屋訪問Sumo Stable Tour」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 9月3日(土)にブータン1(インクルーシブ教育/特別支援教育の推進)、マーシャル諸島1(建設機械整備及び建設施工技術)、ミクロネシア1(建設機械整備及び建設施工技術)、マリ2(職業訓練の運営・管理と質的強化)、コートジボアール2(職業訓練の運営・管理と質的強化)、ギニア2(職業訓練の運営・管理と質的強化)ウガンダ1(建設機械整備及び建設施工技術)、ドミニカ1(インクルーシブ教育/特別支援教育の推進)、アフガニスタン1(インクルーシブ教育/特別支援教育の推進)、エチオピア1(建設機械整備及び建設施工技術)、ケニア1(建設機械整備及び建設施工技術)、ガーナ2(カカオ残留農薬検査能力向上)、モンゴル1(空港の建設、運営、維持管理計画策定)、モザンビーク2(インクルーシブ教育/特別支援教育の推進、建設機械整備及び建設施工技術)、ブラジル3(家畜感染症及び人獣共通感染症の診断予防技術、医用材料と再生医療、空港の建設、運営、維持管理計画策定)、ペルー2(植物遺伝資源の多様性保全に関する先端科学教育、ユネスコMAB計画による生物圏保存地域対象とした持続性)、の24名で川崎市にある相撲部屋、“春日山部屋”を訪れて朝稽古を見学してきました。
 当日は朝早い集合時間にも関わらず、研修員は集合時間の15分前から続々と集まり、相撲部屋見学への期待の高さが伺えました。バスで春日山部屋へ向かう車内で資料を見ながら相撲の歴史や相撲の世界のシステムなど簡単な説明を聞きました。研修員たちは初めて聞く複雑な力士の階級制度や入門ルールに驚いた様子でした。春日山部屋近くに来ると窓から稽古をする力士たちの姿が見え、研修員達の表情が一気に引き締まりました。
 部屋の前では師匠が待っていてくださり、研修員たちを部屋の中へと案内して下さいました。
稽古場には力士達の体がぶつかる音と激しい息づかいのみが響いていて、研修員たちは生まれて初めて見る本物の力士の迫力に圧倒されていました。稽古を見学していると研修員も知らず知らずのうちに力が入り、体が前のめりになっていました。想像をはるかに超えた厳しい練習の様子に自分の体が痛くなりそうだと肩をさする人もいました。なかには力士達のあまりに真剣な表情と迫力に、本番の取り組みだと勘違いする研修員もいました。
多くの研修員から「これほど激しい練習をして力士たちが怪我をするのではないですか」と質問があがりました。そのことを師匠に伺うと「本番の取り組みで怪我をしないためには普段の練習の中で怪我をしない方法を学ぶことがとても大切なのです」と教えて頂き、研修員たちも納得していました。
現在、春日山部屋に所属する外国人力士はモンゴル出身の高春日さん1人だそうで、日本語の習得はもちろんのこと、慣れない文化や食生活などを乗り越えて他の日本人力士と一緒に頑張っているそうです。このことを聞いた研修員たちは、異国で生活する大変さが良くわかるだけに改めて若いその力士に尊敬のまなざしを向けていました。今回のツアーには偶然モンゴル出身の研修員が参加していて、稽古後に少しお話しすることが出来ました。高春日さんにとっても心強い応援となったようです。SNSの情報交換は現代のお相撲さんならではでしょうか・・・
朝稽古が終わると、それまで険しい表情で練習していた力士の皆さんの表情も和らぎ、研修員たちとの写真撮影や質問にも気さくに応じて下さいました。最初をおそるおそるだった研修員たちも「体に触ってもいいですか」と積極的にお願いする様子も見られました。また、研修員たちのとっては相撲を始めた時期やプロの力士になろうと思った理由、オフの時間の過ごし方などの疑問を直接力士の皆さんに聞くことが出来、素晴らしい交流の時間となりました。
研修員たちは古くから続く伝統を今も大切に守る力士達の姿勢、所作のひとつひとつに意味があることに驚き、感動していました。特に相撲をスポーツの1つと考えていた研修員にとっては目からうろこだったようで、「相撲は彼らにとっては人生そのものなのですね。力士の皆さんを心から尊敬するし、相撲を愛し支える日本人も素晴らしい」と話していました。
春日山部屋での稽古の見学や力士の皆さんとの交流を通じて日本の国技である相撲についてだけではなく、日本の伝統・文化も学ぶことが出来ました。
YMCAデスクでは今後も様々な体験を通して日本の文化を学ぶ機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2016年9月6日火曜日

はじめての海、はじめてのタワー、はじめての横浜

横浜YMCA 地域交流事業「横浜シーバスツアーYokohama Sea Bus Afternoon Tour」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 8月27日午後にラオスから来た研修員11名(都市環境管理、情報工学)とラオス語の通訳の計12名で、シーバスで山下公園まで行き、マリンタワー、中華街をめぐるツアーに行って来ました。
 最初にシーバスに乗船する為、皆で臨港パークのぷかり桟橋まで歩いて向かいました。臨港パークでは座って海辺を眺める人達もいて、日本では海辺はデートスポットとして恋人たちに人気があると聞くと、研修員たちも同じことを考えていたようで、笑いながら大きくうなずいていました。当日は風が強く、ある研修員は「こんなに風が強くても船は出ますか?」と心配そうにしていましたが、「これぐらいの風なら全く問題ないですよ」という係りの人の話を聞き、安心していました。シーバスに乗船するとクーラーの効いた船内に「きもちい!」と驚きつつ、みんなで窓際の席に分かれて座りました。しばらくしてJICAの建物が見えてくると歓声が上がりました。オープンデッキに出て周りの景色の写真を撮ったり、船内の様子を写真に撮ったりと思い思いに楽しんでいました。
山下公園に到着すると目の前にフラワーガーデンが広がり、「うわぁ!」と歓声とともに、特に女性の研修員たちは急ぎ足で公園に入っていきました。ラオスで公園の管理の仕事をしている研修員からは「この公園の管理は横浜市ですか?こんなに大きな公園を、これほど美しく保つのはとても大変でしょうね。私は自分がそれをしているので良くわかります。どうやって管理しているのか興味がわきますね」と意見がありました。
次にマリンタワーへ向かいました。シーバスの中から既にマリンタワーを見つけていた研修員は上に登るのを楽しみにいていた様子で、タワーの下まで来ると歓声が上がりました。展望フロアへエレベーターで上がっていくと、見る見る小さくなる歩行者や車に息を呑んで小さく声をあげる研修員、遠くまで見渡せる景色に喜ぶ研修員と反応も人それぞれでした。
「ラオスでは高いビルでも30mくらいかな。こんなに高いところから外を眺めるのは初めてです」と興奮気味に話してくれました。中には「私は無理、無理。遠くだけ見ておきます」と少し窓際から離れて空をみる研修員もいました。
マリンタワーを降りると次は中華街を散策しました。観光客で賑わう通りをぬけながら店先に並ぶ食材や料理を興味深そうに眺めては写真に収めていました。途中、占いの店が何軒か並んでいるのを見かけた研修員からは「ラオスでも占いはするけれど、お店ではなくて個人の家でするのですよ。占ってほしい人が直接占い師の家へ出かけていき、生年月日や手相などで占ってもらいます」とラオスの占い事情の説明がありました。以前に横浜中華街に来たという研修員も関帝廟に来るのは初めてだったそうで、色鮮やかな屋根や、門を熱心に写真に収めていました。その後雨足が強くなったため、急いで駅へ向かいました。石川町駅では日本のスーパーに入ってみたいというリクエストもあり、駅前スーパーを見学しました。研修員たちはそれぞれ自由に店内を見て回りながら「日本の果物は甘くて美味しいですよね」とりんごやぶどうを購入していました。わさびのチューブを2本購入した研修員は「わさびはラオスでも人気があります。私も、私の家族も大好きです」と教えてくれました。詳しく聞くと、わさびは肉でも野菜でも何にでもつけて食べるそうで、ソースみたいに使うそうです。桜木町まで電車で戻ってきてツアーは終了となりました。
後日、ツアーに参加した研修員からは「初めて船に乗って海に出ました。美しい景色と自然を楽しめました」、「時間が短く感じました。もっと長く見て回りたかったです」、「横浜の名所をめぐり、理解が深まりました。どれも美しくて清潔でした」など感想がありました。
 YMCAデスクでは今後も様々な体験を通して日本、横浜を学べる機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田 真由美)