1990年9月に、横浜YMCAでは歴史的課題を学ぼうと会員による旅(茂木雄団長)を計画し、7人の代表団(委員・職員)が光州YMCA70周年記念式典に出席し祝意を伝えました。式典に先立ち、一行は1980年の光州民主化運動に立ち上がり、命を失った犠牲者の眠る市民墓地を訪れ、祈りを捧げました。茂木団長は「YMCAの先輩、若くして犠牲となった学生など、YMCAにゆかりの深い方々の墓前に花を捧げ、事件の残酷さとその事実を学ぶことができた」(『横浜青年』1990年11月号)と記しています。また、光州からソウルに移動した一行は、日本の憲兵隊が独立運動に参加した村の住人たちを教会に閉じ込めて銃撃し建物ごと焼き払った事件で知られる堤岩里(チェアムリ)教会を訪問し、三・一独立運動に関わり犠牲となった方たちの墓前にて、参加した小林利夫牧師(横須賀YMCA運営委員)の司式で墓前礼拝を行い、皆で懺悔の祈りと罪の赦しを願いました。1991年8月に、ソウルで開催された第1回世界YMCA大会には、横浜YMCAから15人が出席し、86の国と地域から参加した約900人と交流し、平和の実現に向けた学びを重ねました。横浜YMCAでは、アジア地域の平和構築を目指す働きに取り組んでいました。
犠牲者の墓前で祈りを捧げる訪問団
