横浜YMCAでは、ウクライナの人びとを対象とした支援活動をしながら、ウクライナの歴史や文化に触れる機会も企画しています。
3月31日(金)に、ワークショップ「Happy Easter ウクライナのイースターエッグPysankyを作ろう!」を開催しました。
Pysanky(以下、「プィーサンキ」という)とは、ウクライナの特産品、蝋結染め技術によって装飾された卵で、11世紀以後キリスト教の復活祭イースターに用いるイースターエッグとなりました。
ワークショップでは、ウクライナ出身で20年以上プィーサンキ制作に携わっているTetyana Solotska(テチャーナ・ソロツカ)さんを講師にお迎えしました。
まず、講師のテチャーナさんよりウクライナのプィーサンキについて簡単に紹介いただきました。ウクライナの人びとは、生命と再生の象徴である卵に、願いを込めてさまざまな意味のシンボルを描き、それをお守りとして大事にしています。プィーサンキのシンボルは、十字(クロス)、太陽、星、波、雨等の例が挙げられ、今回はイースターにちなんでイースターエッグの描き方のポイントを分かりやすく説明していただきました。美しいイースターエッグを作るために、色の組み合わせ、柄の大きさも重要だとのお話がありました。
参加者が実際にイースターエッグづくりを体験し、ウクライナの文化に魅了される様子が見られました。
ワークショップの後、ウクライナ出身のスタッフによりウクライナの紹介をしました。シフォンケーキとコーヒーを楽しみながら、和やかな雰囲気で語らいの時間を持ちました。参加者より「イースターエッグ作りは楽しかったし、ウクライナ支援もできて、2倍の喜びです。」「ウクライナ正教会の美術や音楽などの文化に興味があります。」「ただ支援金を集めるのではなく、その国の文化に触れる取り組みの参加費として支援の気持ちを表せるように出来たらと思います。」等の感想をいただきました。
今回のワークショップの収益は横浜YMCAウクライナ支援募金に用いられます。ご参加くださった皆さん、ウクライナ支援シフォンケーキとコーヒーの提供にご協力くださった『自家焙煎珈琲店 陽のあたる道』に感謝を申し上げます。
(ウクライナ支援担当 カテリーナ)