横浜YMCAは創立95周年記念事業として、拠点開発のため川崎地区YMCA設立準備計画を作成し、地域調査や実験プログラムが行われました。1979年10月には、川崎市多摩区(小田急線向ケ丘遊園駅から徒歩2分)のビル3階にYMCA川崎センターを開設しました。サッカー、少年野球、水泳などのプログラムのほか、川崎市からの要請を受け、社会復帰を目指すリハビリテーションプログラムや、夏には川崎市立小学校PTA主催の水泳教室、保健所のレクリエーション指導にYMCAの指導者を派遣しました。地域のニーズに応える活動が積極的に展開されました。
1982年4月には、地域や各界で活躍する社会人と大学生の14人で構成される川崎YMCA運営評議委員会が発足し、同年7月、同市多摩区(小田急・南武線登戸駅から徒歩5分)にて川崎YMCA青少年センターの起工式が行われました。1983年4月には献堂・落成式が行われ、「通年で使えるプールがほしい」という地域の人びとの願いが実現しました。現在は、主に健康教育や子育て支援などの生涯学習をはじめ、川崎市の介護予防事業が行われています。
![]() |
地域の願いが実り開設された川崎YMCA(1982年) |