日本YMCA同盟120周年に合わせ、世界YMCA同盟ソヘイラ・ハイエック会長が来日し、6月20日から22日に横浜YMCAを訪れました。
21日にソヘイラ会長は、横浜YMCA佐竹博総主事と意見交換した後、横浜中央YMCA内にある横浜YMCA学院専門学校日本語学科の学生たちのクラスを訪れました。ソヘイラ会長は、一人ひとりの学生に語りかけ、共に平和を創るために取り組んでいきましょうと呼びかけました。また、ウエルネススポーツクラブでは、5人のユーススタッフと意見交換を行い、今取り組んでいることやこれから取り組むことが社会の変革につながっていくとエールを贈り、ユースをサポートしていきたいと語りました。
午後は、国指定名勝の三渓園を散策し、自然や花が大好きなソヘイラ会長はアジサイなど園内の花々を楽しみ、静けさのなかで穏やかなひとときを過ごしました。 その後、ウクライナ支援活動として、横浜市と横浜YMCA、市内企業などが連携して取り組むウクライナカフェ「ドゥルーズィ」を見学し、公益財団法人横浜市国際交流協会小野崎信之理事長、鈴木博之事務局長と懇談し、ウクライナ支援活動への協力と協働について、お互いに感謝の言葉を述べ合いつつ、ソヘイラ会長は今後も共に支援活動に取り組み、平和な社会を創るための活動を進めてきいましょうと述べました。
その後、横浜市役所を訪れ、山中竹春横浜市長を表敬訪問しました。山中市長からは、ウクライナ支援活動に対する横浜YMCAのさまざまな取り組みへの感謝の言葉が述べられました。ソヘイラ会長からは、世界120の国と地域のYMCAがさらに連帯し、平和な社会をつくるための働きの歩みを続けていくことが述べられ、ソヘイラ会長は今後も行政と地域の企業、そしてNGOなどが連携して、平和への取り組みを進める必要があることが語られました。
歓迎会では、横浜YMCAの理事・常議員や事業委員、スタッフと懇談のひと時
を過ごしました。工藤誠一理事長が歓迎のあいさつを述べ、和やかに、意見交換も活発にありました。ソヘイラ会長は、地域や社会を良くするYMCAの取り組みをさらに推進していくために、世界のYMCAが同じ方向に向かい歩んでいきましょうと述べました。
最後に日本YMCA同盟田口努総主事が、世界のYMCAが使命実現のために、それぞれの取り組みがさらに連携して地域や社会で困難さや小さくされている人への支援の輪を広げていきたいと述べました。