2016年2月17日水曜日

YOISHO! YOISHO! と餅つき体験

横浜YMCA 地域交流事業 「Rice-Cake Making with Japanese Families親子餅つき」参加のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
2月13日にYMCA東かながわ保育園で行われた親子餅つきの会にJICA海外研修員から
バヌアツ、ミクロネシア、ザンビア、東ティモール(ジェンダーの視点から見た漁村開発)の4名の研修員と餅つきガイドボランティアと一緒に参加しました。
始まる前に、お餅と杵と臼の説明をし、つき方の見本を見せた後、研修員自身がそれぞれやってみました。まず、杵を臼にねじり押込みながら、もち米をつぶしていき、その後「よいしょ、YOISHO!」と掛け声をかけながら、餅つきが始まりました。保育園児とお父さんの微笑ましい餅つきも見ながら、上手に水をつけながら捏ねる研修員の姿もあり、母国では野球をやっていてスラッガー並みのパワー溢れる研修員の活躍もあってか予定より早く食べられる状態になったようです。
キッチンスタッフの協力も大きく、ついた後は皆で揃って、ちぎって丸めたお餅を、きな粉、海苔醤油、あんこの3種類の味で堪能しました。
大福餅を見たことがある研修員は「イチゴを入れるのかと思いました。」「きな粉が美味しいです」といっていましたが、柔らかいつきたてのお餅を食べるのは初めての経験で、おかわりをしている人もいました。
帰り道は、にこにこしながら肩を回し「いや~、よいエクセサイズになりましたね。筋肉痛になるかもね。」などといいながらその日の午後は秋葉原に向かったようです。
 後日、研修員から「特に柔らかいお餅を海苔と醤油で食べるのは興味深くとても美味しかったです。」「私は母国では、家族と一緒にご飯を食べる機会がほとんどでしたが、今日、家族の他に働いている人やボランティアと一緒に食事を準備する非常に新しい方法を学びました。日本の伝統的な食べのものの準備(餅つき)に参加させていただきありがとうございました。」「1歳と5歳の子どもを国に残してきたので、とても多くの子どもたちに会えた事がうれしかったです。私は自分たちの家族だけでなく、大きなコミュニティの中の一部としての子どもたちが学び、地域が発展することを願っていますので。」との感想がありました。初めての餅つきを楽しく経験できたようです。
このようにJICA横浜-YMCAデスクでは、市民と交流しながら、日本文化も体験できる機会を行っていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)