横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
12月15日にJICA横浜国際センターで赤道ギニア(漁業コミュニティ開発計画B)、ボリビア(介護システムの構築Ⅱ)、カメルーン2(漁業コミュニティ開発計画)、ブラジル2(中小企業連携促進のための企業法務、日系継承教育)6名の研修員が新年の生け花に挑戦しました。
新年らしい黒松をいれた花材セットが置いてある席を自分で選んだ後、講師からしめ縄や門松の正月飾りの説明を頂きました。
その後、草月流の持つ宇宙の哲学である、間の美しさに加え日本風の線と面の空間のバランスをとることや、「天、地、人」の主枝の骨格の話を頂き、とても興味を持った研修員は、それぞれが感じる宇宙観の構図を考え、植物の傾きでどのように線と面と空間のバランスを取るかはそれぞれの感覚で生けてみました。
最後に紅白の水引紐を飾ってできあがり。難しかったけど楽しかったようで、各自思い思いのお正月の生け花ができました。
日系の方は特に関心が深かったようで、終わった後も残ってやってみたり、女性の研修員は全員、しばらく部屋に飾っておきたいと部屋に持ち帰っていきました。和の感覚を感じる機会になったのでないでしょうか?
JICA-YMCAデスクでは今後も実際に体験することで、日本を感じ、身近に感じられるような機会を作っていきたいと思います。
(JICA-横浜 石川 義彦)