横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
8月15日にJICA研修員の皆さんと浴衣を着て、みなとみらいの盆踊り大会に出かけました。早めにJICAにお越し下さった日本人参加者の皆様が、色とりどりの浴衣と共に和室にスタンバイしてくださいました。そしてJICA研修員の皆さん、ソマリア2名(漁業コミュニティー開発計画)、フィリピン2名(沿岸水産資源の共同管理、漁業コミュニティー開発計画)、ガンビア(漁業コミュニティー開発計画)、ガイアナ(漁業コミュニティー開発計画)、サモア(沿岸水産資源の共同管理)、ブラジル3名(バイオテクノロジー、社会学、デザイン)。続々と登場し、着付けの開始です。着付けをしてくださるのはKSGGのボランティアの皆様6名。とても手際よく着付けてくださいました。研修員の皆さんは浴衣初体験。あっという間の着物姿に顔が輝きました。
全ての方の着付けが終わったところで、JICA横浜の玄関ロビーに集合し、記念撮影。自己紹介、お盆や盆踊りの意味と日本人の先祖供養の風習を説明しました。そして当日は終戦記念日。今日の平和を感謝しつつ、盆踊り会場に向かって出発しました。
浴衣と下駄が初めての皆さんは少々歩きにくそうですが、お祭りの雰囲気を感じてワクワクしていました。JICAから会場のみなとみらい臨港パークは歩いて10分。すでに太鼓の音が聴こえてきました。会場ではすでに踊りが始まっていましたが、踊っている人はまだまばらで、研修員の皆さんも少し躊躇しています。そこで最初は海際を自由散策しました。夕暮れのみなとみらいの海の光景は本当にきれい!沢山写真を撮りました。
海際に座っておしゃべりしたり、思い思いに雰囲気を楽しんだ後は、踊りに参加しました。見よう見まねで踊りましたが、周りの日本人の方も歓迎ムードの中、皆さん本当に楽しそう!とてもいい経験ができたと喜んでくださいました。
海外から日本を学びに来てくださった皆さんと終戦記念日に盆踊りを楽しめたこと、平和社会について想いを馳せた日でもありました。着付けを行ってくださり、盆踊りを一緒に楽しんでくださったボランティアの皆様のお力添えに感謝いたします。横浜YMCAでは今後ともJICA研修員の皆さんとの地域交流をすすめていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見綾乃)