YMCAでは2007年にカナダの学生2人から始まった世界的な「いじめ反対運動」に賛同し、ピンクシャツデーの取り組みを行っています。
2月26日のピンクシャツデーには、各YMCAにおいてさまざまな取り組みが行われました。横浜中央YMCA放課後児童クラブ(アフタースクール)では、リーダーが、絵本「みんなのベロニカ」(童話館出版)の読み聞かせを行いました。動物園から農場にやってきたかばのベロニカの話ですが、最初は農場の動物たちに受け入れてもらえず、次第にベロニカは元気をなくし、とうとう自分の小屋から出てこなくなりました。そんなベロニカを気にかけてそれぞれが少しずつ声をかけ、ベロニカが元気になるという話です。リーダーたちは子どもたちに「ベロニカだったらどんな気持ちになる?」「みんなが農場の動物だったら?」と語りかけ、気持ちを想像しながら相手を思いやる気持ちや寂しい気持ちでいる時に自分だったらどのような声かけや行動をするかなどについて考える時となりました。
横浜北YMCAでは、水泳や体操などのクラスの子どもたちにピンクシャツデーについての話を行い、「みんなにはどんなことができるかな?」と問いかけ、共にいじめについて考える機会としました。また、自分たちのできることとしてピンクの用紙に、それぞれがいじめをなくすために取り組めることを記入し、館内に掲示しました。「みんなで心を一つに」「けんかしたときはごめんね を言ってなかなおりしよう」など身近にできることなどのメッセージがあり、それぞれが意識し取り組んでいこうという気持ちがあふれました。