関内の街並みが大きく変わりました。市庁舎と議会棟は滞在型のホテルとオフィスビルに、低層階は飲食を含む商業施設へと生まれ変わりました。人の流れが変わり、横浜スタジアムと一体になって街の開発が進んでいます。
駅からYMCAへ向かうルートも増えました。新たにできた1本の通りの床タイルには横浜の歴史が白い文字で彫られています。一番手前の「1856太田屋新田完成」から「1859横浜開港」「1870日本大通り完成」「1874港町魚市場開設」(横浜市庁舎のこと)「1876彼我公園(横浜公園)開設」と続きます。YMCA設立前の歴史はここまで。ちなみにYMCAが現在の地(常盤町)に移転したのは1916年、ジャックの塔(横浜開港記念会館)開設より前のことで、今年は常盤町に会館を構えて110年を数えます。
敷地が持つ歴史や物語を伝え、記憶と歴史を体感する目的で「継承の道」と名付けられたこの通りは朝、静かな一本道で終点の開口部が明るくトンネルのようです。年数の経過を表現しているように配置されたタイルの上を、歴史のトンネルを歩いているように感じます。終点の光の下にたどり着いて最後のタイル「2026BASE GATE横浜関内開業」の先にYMCAがあるのがとても気持ち良いのです。
さて、年表に、白い着色なくただ彫られただけの文字で「1923関東大震災」と「1945横浜大空襲」があります。開発や発展の歴史だけでなく、苦難や悲しみを伴う横浜の歴史も同様に継承するものとして白い文字で扱ってほしかったです。私たちはYMCAの歴史で「歴史とは現在と過去の対話である」と学んでいるからです。
今年の会員総会は5月30日、前日の横浜大空襲の日も忘れず平和を願うYMCAの総会としたく思います。