横浜YMCAは、10月から11月に能登半島地震・豪雨被災地支援活動として輪島市町野町にスタッフや専門学校生、高校生を派遣し支援活動に取り組みました。
10月23日から11月28日の期間に、2泊3日ずつ7次にわたり派遣しました。1次では、スタッフ6人、YMCA健康福祉専門学校(厚木YMCA)の学生4人の計10人を派遣し、泥や家財道具の片づけ、輪島市、能登町訪問と視察を行いました。10月31日に行われたオンライン報告会では、それぞれが取り組んだ作業の報告や現地の感想が語られました。このうちホーティークインさん(学生・ベトナム出身)は今回はじめて支援活動に参加し「ニュースで見るより現地はまだ片付けが必要な状況で自分のできることをしていきたい」と語りました。
1次から7次(2次は交通事情により実施見送り)の派遣において延べ52人(スタッフ、学生、聖光学院高等学校生と教員)が支援活動に取り組みました。
派遣を行なった1カ月の間にも、現地のボランティア作業のニーズには変化がありました。当初は公民館や学校、道路の側溝、スーパーといった公の場所の作業が中心でしたが、5次以降の派遣では個人宅の作業が多くなりました。これはボランティアセンターの活動が認知され、「ボランティアにお願いしよう」という雰囲気が地域で醸成されたこと、道路状況の改善などの理由が挙げられます。
一方、現地で活動するボランティアの人数は減っています。まちなじボランティアセンターのスタッフからは、YMCAが全国から、継続的に関わってくれることが、運営や見通しを持つことの助けになっているとのお話もいただきました。
気温が下がり、降雪の時期となってきました。現地ではまだ困難な状況が続いています。今後も現地の声を聞きながらつながり続け、私たちにできる支援活動を継続していきたいと考えています。
横浜YMCAでは、引き続き能登半島豪雨緊急支援募金を各YMCAにて受け付けています。
震災支援担当 山添