2024年12月3日火曜日

福島県いわき市「わかぎ幼稚園」富士山キャンプ

横浜YMCAでは2011年3月11日の東日本大震災による原発事故を受けて、戸外での活動を制限された福島県いわき市の保育園、幼稚園を対象に富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジで思う存分体を動かして遊べるようにリフレッシュキャンプを行いました。このうち、わかぎ幼稚園は2011年から毎年富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにてキャンプを行っています。コロナ禍においては「離れていてもつながっている」をテーマに富士山YMCAとわかぎ幼稚園をオンラインでつなぎ「リモートキャンプ」を行ってきました。

今年も11月20日から22日の2泊3日でわかぎ幼稚園はキャンプを行い、富士山の森探検にキャンドルファイア、焼きマシュマロづくりなど富士山YMCAでたっぷり遊びました。

20日は冷たい雨でしたが、そのおかげで富士山には雪が積もり、21日の朝に富士山を見た子どもたちからは歓声があがっていました。



キャンドルファイアの最後には、わかぎ幼稚園の園長先生が「外で遊べない時にYMCAさんが富士山に遊びにおいでって言ってくれたんだよ」「ずっとつながっているんだよ」と子どもたちに話しをしていていました。こうやって子どもたちにも保護者の方にも伝え続けてくださっているのだと思い、胸が熱くなりました。

今回も横浜YMCA保育園の職員2名がキャンプサポートとしてわかぎ幼稚園の子どもたちと一緒に過ごしました。

震災から13年が経ち、震災を経験していない子どもたちが多くなってきているため、各地で災害が起きている中でも伝え続けていく大切さを今回のキャンプで改めて感じました。

                                                                        (YMCAたかつ保育園 杉﨑)