ミャンマーでは、2021年2月に起きた軍事クーデターから3年が経ちましたが、今もなお市民の生活やいのちが脅かされる状況が続いております。
横浜YMCA国際事業委員会ではミャンマーのための特別祈祷集会を継続して開催し、今年も5月11日(土)にオンラインで開催し、ミャンマーに想いを寄せる21名の参加者が集いました。困難な状況にあるミャンマーの人びとのことを忘れず、ともに連帯する想いを表すために祈りの時を持ちました。
横浜YMCA国際事業委員長岡戸良子さんによる開会祈祷の後、日本在住のミャンマー出身の留学生によるメッセージをいただきました。「日本に留学して、日本での生活に戸惑うことやたいへんなこともあるが、ミャンマーにいる人びとはもっと厳しい生活をしていることを知っているので、いろいろなことを乗り越えることができる。一日も早くミャンマーで平和な生活を取り戻したい」との想いと願いを話してくれました。
そして、ミャンマーで医療、農業支援活動に携わっている林健太郎医師によるお話をいただき、ミャンマーの現状と、ミャンマーの人びとの自立につながる農業支援活動「八角平和計画」、現地における医療支援活動を紹介しました。
また、ミャンマーYMCA同盟のMaung Maung Win総主事、ミャンマー・ロイコーYMCAのPhyuThin会長も特別祈祷集会に参加されました。Maung Maung Win総主事からは、ミャンマーの人道危機と現状、そしてYMCAの役割についてメッセージがあり、ミャンマーで支援を必要とする人びとの生活の現状を伝えたうえで、ミャンマーに関心を寄せ続け、支援してくださる皆様に感謝の意が述べられました。
また、Maung Maung Win総主事とPhyu Thin会長からミャンマーの留学生に向けて、ミャンマー語で励ましのメッセージをいただきました。
私たち横浜YMCAは、ミャンマーのYMCAとともに長きにわたり現地でボランティア活動を続けてきました。横浜YMCAでは、ミャンマーで支援が必要とされる人びとのために継続して募金活動を続けています。一日も早く平穏な日々が戻ってくることを願っております。
ご参加くださった皆様、心を寄せてくださったすべての方に感謝いたします。
(国際・地域事業)