2024年3月1日金曜日

体験を平和につなぐ Vol.32

「平和を創るために歩み続ける」 

本コラムは今号にて終了となります。これまでのコラムを振り返りたいと思います。

横浜YMCAでは、公正で平和な世界を目指し活動を展開しています。「体験を平和につなぐ」のコラムは、2021年8月から2024年2月まで6人の方から31回にわたり、それぞれの体験をご紹介いただき、平和について考える機会となりました。心から感謝いたします。

2021年8月からの松島美一氏(元常議員)は、国民学校への入学や学童疎開、歴史の授業、教育勅語などの体験を記しています。2022年1月からの茂木雄氏(理事・常議員)はご自身の歩みを通してアメリカに対する憎しみが学生YMCAや出会った先生により代えられ、その後の人生における企業での働きやYMCAでのボランティア活動を通し平和を創る活動につながったことが伝えられました。2022年4月からの田口堅吉氏(厚木ワイズメンズクラブ)は、小学校時の上級生が戦死したことへの思い、祖母の手を取り避難したことなどご紹介いただきました。2022年7月から加藤利榮氏(横浜とつかワイズメンズクラブ)は軍事工場の配置換えによりいのちをつないだこと、終戦を迎えた日の記憶が記されています。2022.12月から川口知幸氏(厚木ワイズメンズクラブ)は、お母様の貴重な手記を寄せていただき、岡山大空襲や防空壕に入らずにいのちが守られたことなどを紹介しました。2023年5月から高橋信夫氏(常議員・大和YMCA運営委員長)は、ご自身の生い立ち、父親への思い、戦後47年ぶりの友人との再会、家族、アジアの民衆の痛み、聖書からの平和になどを伝えていただきました。

平和を創るためにこれからもともに歩み続けていきたいと思います。