2023年8月10日木曜日

ウクライナの子どもたち サマーキャンプに参加

 横浜YMCAでは、ウクライナから避難している子どもたちにYMCAのキャンプを通し、さまざまな成長の機会にしてほしいと願い、夏のキャンプへの参加を呼びかけました。

86日から9日に三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジで行われた三浦シーサイドアドベンチャーキャンプには、小学1年生から5年生までの4名が参加し、サポートスタッフとしてウクライナユーススタッフを派遣しました。

キャンプ参加前の子どもたちは、「海でこんなことをしたい!」「魚をつかまえたい!」とても楽しみにしていましたが、出発の時には、お母さんと離れるのが不安な様子も垣間見えました。大きな荷物を抱えて、友だちと一緒に電車に向かう様子を見送るお母さんたちも、不安とさみしさが混ざったような表情でした。

海では、磯遊びやシーカヤックなどを行ったほか、スノーケリングでは、初めて見るベラやハゼ、貝やカニなどを見つけることもできました。野外炊事やキャンプファイア、食事や入浴など宿での生活も、キャンプ中はグループで一緒に活動をしました。

日本の小学校に通って1年ほど経っているウクライナの子どもたちは、日本語でのコミュニケーションで過ごすことができたようです。

最終日に迎えに来たお母さんたちは、改札から出てくる子どもたちを見つけると大きく手を振り、改札を通る前から駆け出す子どもたちを見て、胸が熱くなりました。

お母さんに飛びつく子どもたち、久しぶりにお母さんに会えたうれしさから涙を流す子もいました。「これ、リーダーがくれたよ!」「海で魚や貝を見つけたよ!」「冬にもキャンプがあるって言ってたよ!また行きたい!」と、お母さんたちへの報告が止まらない様子で、充実した時間であったことが伝わってきました。

保護者のお一人からは、「子どもたちが興味深い経験をする機会を与えてくれてありがとう。子どもたちに素晴らしい感動を与えてくれてありがとう。子どもたちをサポートしてくれてありがとう。」と感謝の言葉が届きました。

810日から行われている三浦シーマンキャンプにも4名のウクライナの子どもたちが参加しています。今回のキャンプへの参加は、横浜YMCAに寄せられたウクライナ支援募金を活用させていただきました。ご支援くださった皆さまに感謝申し上げます。

                         担当 国際・地域事業 柳原