本日、あっという間に最終日となりました。
最後のグループ発表に向けて午前中は、グループで
時間をかけて話し合いを重ねていきました。
どんな気づきがあってどんな学びがあってどんな行動変容を
起こせるのかを限られた時間でまとめることができました!
その過程には、グループの中で温度差が生まれてしまい、
なかなか思うようにいかない時間があったり、時にはユースリーダーの
サポートがあったり、さまざまなことがあって一つの発表として
まとめていくこととなりました。
午後はいよいよ発表です。2つのグループが発表をしてくれました。
最初のグループは、海洋探究として海につながる内容から以下のテーマを
ピックアップして考えていました。
6.安全な水とトイレを世界に
14.海の豊かさを守ろう
16.平和と公正をすべての人に
水の使用を制限する体験や水を作る体験から水の大切さや
充実していると思っていた水の必要性、重要性を知ることができたとありました。
だからこそ、お風呂のお水を再利用する、環境への負荷をかけないなど
水の重要性を知って、使用方法を改めたり周りにも伝えていくことが
大切と話の中でありました。
さまざまな視点で海洋探究をし、どうするべき、どう行動に起こして
変わっていくのかを発表していました。
もう一つのグループでは、以下の目標を掲げて発表を行いました。
*タイムリーな情報をキャッチしてみんなで取り組むこと
*取り組むことを楽しむこと
また朝昼夜でそれぞれSDGsのテーマを決めていき、それぞれの内容に沿って
実体験をして学びを深めてまとめていました。
3.すべての人に健康と福祉を
14.海の豊かさを守ろう
13.気候変動に具体的な対策を
朝はテントをわざと遠くに張り、歩く歩数を増やして健康づくりをし、
海の豊かさについてはシュノーケリングをして魚の実態やごみの実態、
海の実態などさまざまな視点で体験して考えていました。
最後は自然にもどるワークショップを行い、海に流れ着いたごみの
今後を知るためを目的に受けていきました。
ペットボトルが分解されるまでは、なんと450年かかるんです……。
ということはずっとあり続けて次の時代の子どもたちにも大きな影響を
及ぼすことを知ってプラスチックについて考える機会となっているとありました。
そのことが起こらないように、
*マイボトルを使う
*町の給水機を増やす
*ペットボトルをリユースするなど
漁師のお話も聞いて、水に対する意識が深まっていったように見えました。
自分たちで気になったことは調べる、そして実行することが大事であると
伝えていました。またシャワーも必要以上に出さないなどみんなで取り組める
ことをプランとして考えていきました。
最後のまとめの中に、SDGsの目標達成には
*取り組みを楽しみながら行うこと
*自分だけではなく周りを巻き込むこと
まさに『だれ一人取り残さない』につながる気づきと学びだと思います。
総評では、3日間現地で協力くださった大阪YMCAの
菅田さんに話をいただきました。
そのお話の中には、「SDGsを自分事として捉える」とありました。
今回のキャンプでは、プログラムをして楽しかったではなく、
キャンプ体験を通じてSDGsに触れて、考えて行動変容していく。
それはプログラムを通じて考えられたことです。
キャンプはSDGsと密接に関係しており、自然体験や社会教育が
実体験、体感できる素晴らしいことであります。
今後はこのSDGsキャンプは未来に向かって進んでいく
社会からも求められるキャンプになっていくと思います。
今回はコロナ禍の中でも子どもたちを送り出していただいた
保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
この3日間、多くの仲間に出会い、そして多くの皆さまに支えられて
さまざまな体験を通してSDGsと向き合い、学びを深めていきました。
国連が掲げている持続可能な開発目標であるSDGsをキャンプ体験を通して
理解を深めていく、有意義な時間になったのではないかと感じています。
これで終わりではなく、ここからまた今後も2030年まで続いていきます。
持続可能ってどういうことなのかを疑問に持ちながら、自分事として
SDGsと向き合い、社会課題に対してみんなでアクションを起こしていきましょう!
どうか参加された子どもたちだけではなく、保護者や周りの皆さまも含めて
ぜひ子どもたちの様子を聞いていただき、一緒に楽しく取り組んで輪が
拡がっていくことを心から願っています。
そして次回、開催されることがありましたらまたみんなに
会えることを本当に楽しみにしています!
本当にご参加いただき、ありがとうございました!