2022年3月30日水曜日

スキーディキャンプ2日目・3日目報告

本日も元気にスキーデイキャンプが始まりました! 参加者は3日目、2日目とスキーレベルが上がり、子どもたち自身がスピードをコントロールすることを楽しんでいました! 初めての子たちは滑っている子たちをみて、僕「も上から滑りたい!」と目標を立て、必死にハの字で滑る、止まるを身につけ、1番上から滑ることができました♪
3日目YMCAスキーワッペン9,10のお姉さんも参加し、滑りを見て小学生たちは憧れを抱いてました!
本日で3日間の全てのプログラムが終了しました。 新型コロナウイルス感染拡大に伴い春季キャンプが中止となり、子どもたちの貴重な体験が奪われました。 そのような子どもたちに少しでも楽しい、そして実りのある時間になってもらえたら幸いです。
また、キャンプで会いましょう! 湘南とつかYMCA 田北(たっきーリーダー)

2022年3月28日月曜日

スキーデイキャンプが始まりました!

今春のキャンプは、まん延防止等重点措置が21日まで延長されたため、中止となってしまいました。ただ、春のキャンプにお申込みをされた方々へ、今できる可能な形でキャンプに参加をしていただきたく、室内スキー場での「スキーディキャンプ」を企画しました。

このキャンプが、
本日より30日までの3日間の予定で、スノーヴァ新横浜にてが始まりました!

初めてスキーをする子どもたちや冬のキャンプでワッペンを取ったばかりの子どもたちが集まり、楽しく滑ろう!をテーマにスキーを楽しみました。





固いツルツルした雪面で立っているのがやっとだった初めての子どもたちは、始めは心も折れかけながらも1m、2m、5mと滑れるようになり、止まり方も学ぶとスピードもでて、1番上から1人で滑り降りることまでできるように!



冬のキャンプで初めてスキーをした子たちは、復習しながらターンを繰り返しだんだん足が揃い始める姿勢(パラレルスタンス)が見えてくるほどでした!


短い時間でしたが、小学1年生から高校3年生の子どもたちが楽しく過ごしている場面もあり、無事1日目が終わりました。



明日はターンを練習したい!と目標を掲げて帰っていく子どもたち。

明日も楽しく滑りましょう!

湘南とつかYMCA 田北(たっきーリーダー)
#横浜YMCA
#スキーキャンプ
#ボランティア

2022年3月26日土曜日

【英語学校】オンラインイングリッシュ発表会のご報告

横浜YMCA英語学校で毎年実施している「イングリッシュコンテスト」ですが、今年度はZoomを使って「オンラインイングリッシュ発表会」として実施をしました。
藤沢YMCA、横浜中央YMCA、湘南とつかYMCAで英語を勉強している小学生が、オンライン上でつながり、日頃の学習の成果を発表する機会となりました。


それぞれの簡単な自己紹介の後、前半・後半に分かれて発表を行いました。
発表内容は、好きな動物や場所、ペット、SDGsに関するスピーチ、絵本の朗読などがありました。
写真や自分で描いたイラスト、実物などを見せながらの楽しい発表になりましたね。
発音がきれいなのはもちろんのこと、気持ちのこもった素晴らしい発表でした。


ブレイクタイムの国旗クイズや10回クイズも盛り上がりましたね
子どもたちの発表の後には、横浜YMCA学院専門学校日本語学科で日本語を学んでいるインド出身のチャウハン プラディープさんが日本語でスピーチをしてくれました。
インドで日本語を学び始めたとき、途中で諦めかけたこともあったが、やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいいと考え直し、一生懸命努力して、人前で堂々とスピーチができるほどにまでなったというお話が印象的でした。


お互いの発表を聞いたり、自分のことを英語で話したりしたことで、「英語って面白い」「もっと自分の思いを英語で伝えたい」という気持ちにつながったら嬉しいです。
 この発表会のために、みなさん、たくさん練習や準備をしてきたと思います。
 発表会を素晴らしいものにしてくださった全ての方々に心よりお礼申し上げます。

 <オンラインイングリッシュ発表会概要 >
 2022年3月26日(土) 
 会場:Zoom
 時間:低学年の部10:00-11:00/高学年の部11:30-12:30
 内容:子どもたちの発表、クイズ大会、留学生のスピーチ
 参加者:横浜YMCA英語学校在籍小学1年生~6年生、スタッフ、講師、留学生、保護者

横浜中央YMCA英語学校 諏訪 小百合(ももリーダー)

第1回 横浜YMCAユースリーダー感謝会 実施報告

~第1回 横浜YMCAユースリーダー感謝会 実施報告~ 
日 時:2022年3月25日(金)10:30~12:00
場 所:横浜中央YMCA・オンライン(ハイブリッド開催)
参加者:55名

 横浜YMCAでは、健康教育・語学教育・アフタースクール・保育・オルタナティブ事業や様々な地域活動など、たくさんのユースリーダーが活動を支えてくれています。2021年度の活動をふりかえるとともに、ユースリーダーに感謝の気持ちを込め「横浜YMCAユースリーダー感謝会」を開催いたしました。(横浜YMCAユースボランティアリーダーホームページはコチラをご参照ください)

 横浜YMCAユースリーダーシップ開発事業委員会 伊藤直樹委員長より開会メッセージをいただきました。「横浜YMCAは、それぞれの時代の中で世界や地域の人々とこころを結び、想いを受け止めながら使命のバトンをつないできました。リーダー活動で経験された様々な想いを胸に、人に寄り添うやさしさを大事にそれぞれの人生に希望の光を見出されますことをこころより願っております。みなさまの働きに感謝いたします。」
 常議員/リーダーOGの竹中優奈さん、維持会員/リーダーOGの大島宏美さんからビデオメッセージも寄せられました。伊藤さん、竹中さん、大島さんありがとうございました。

 次に横浜YMCAユースリーダーの事業報告、活動報告、研修報告が行われました。神奈川県内の様々な拠点での地域活動は、ユース世代がそれぞれの課題に向き合い活動を展開してまいりました。またSDGsの活動、オンラインイベントなど、新たな取り組みとして報告されました。今後も、継続、そして発展が期待される報告となりました。


 次にリーダー表彰式が行われました。1年間の働きに心より「ありがとう」の気持ちを込めて感謝状を贈りました。卒業生代表として萩原 淳さん(川崎YMCA)より代表挨拶をいただきました。
 「両親がYMCAと関りがあり、小さい頃からYMCAに通いました。100人の子どもたちと行ったキャンプファイアーは、良い思い出です。YMCAで培った思いをもって、新たな環境でも頑張っていきます。社会人となっても富士山YMCAのキャンプなどに参加したいと思います。」
 ユースリーダーの皆さん、1年間本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

 横浜YMCAを代表して佐竹総主事よりリーダーたちへのメッセージ及びお支えいただいている皆様へのお礼をお伝えさせていただきました。
 「ユースリーダーの皆様の1年間の働きに心より感謝いたします。学校を卒業する皆様、YMCAでの経験がすべてそのまま生かせることばかりではないと思いますが、新しい場所で自己実現してほしいと願っております。今後は、維持会員としてつながっていただいたり、ボランティアグループのワイズメンズクラブで人生の先輩の中で自分を磨き、そのことを社会で生かすこともよい機会だと思います。本日は、聖書も贈らせていただきます。YMCAが大切にしているキリスト教の考え方がギュッと詰まっています。お時間のある時にパッと開いて読んでみてほしいと思います。みんなが集まるところに、そしてみんなの内に神様がいます。仲間と一緒に行う中で、そこから希望や目標が見いだされていきます。そして、リーダー活動も持続可能な活動になるよう願っております。」

 2021年度もユースリーダーの皆様の活躍に支えていただき歩んでいくことができました。本当にありがとうございました。2022年度も様々な活動を実施していきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
ユースリーダーシップ開発事業委員会 伊藤直樹委員長・藤澤 幸隆

2022年3月24日木曜日

「横浜YMCA健康経営タスク会議」報告③

現在、横浜YMCAには約520名の職員がYMCA使命の元、日々業務に取り組んでいます。

公益財団法人、社会福祉法人、学校法人、NPO法人の4法人で成り立っています。

職員に対する健康管理や働きがい、個人が充実することにより経営面においても成果をもたらすことを目標にさまざまな取り組みをしています。

今回は今年度の健康経営タスク活動を振り返りました。

今年度の活動として、

・NECOPYでの普及啓発(毎月実施)

・健康経営チャンネル動画の発信(今年度動画18本)

・横浜市健康経営認証AAA継続認証(公益財団法人、社会福祉法人)

・けんぽ協会健康宣言実施済

・スポーツ庁スポーツエール企業認証実施済

・メッツ勉強会研修動画「メッツ指数とは?」とメッツ指数集計イベント

・ワークライフバランス推進委員会との共催勉強会「働く女性のココロとカラダの勉強会」

などに取り組みました。

次年度以降も「働く職員の健康増進を図り、生産性を向上する」事を目的として、タスク活動を継続していきたいと思います。


「横浜YMCA健康経営タスク会議」報告①ブログ→http://omoiwotunaguzz.blogspot.com/2021/11/ymca.html

「横浜YMCA健康経営タスク会議」報告②ブログ→http://omoiwotunaguzz.blogspot.com/2022/02/ymca.html

(健康経営タスク 石川)

2022年3月15日火曜日

第4回 国際・地域協力募金委員会を開催しました。

3月9日(水)、2021年度第4回の国際・地域協力募金委員会を開催し、スタッフ36名、横浜YMCA国際事業委員3名が参加しました。


開会礼拝からはじまり、横浜YMCA国際事業委員会齋藤委員長より「世界の平和を祈るとともに、募金委員がYMCAの使命を果たして募金活動に取り組み、必要とする人びとを支える姿に感動しています」とあいさつがありました。

はじめに、2月末時点の募金の達成状況のほか、募金の入金手続き、また2022年度パヤオクラフト注文に関する事務連絡について事務局よりお伝えしました。

使途先紹介では、今年度実施のミャンマー支援募金・ウクライナの緊急支援募金について報告がありました。
横浜YMCAは長い間ミャンマーYMCAと交流・医療支援活動を行ってきました。昨年の軍事クーデターから1年が経ちましたが、今なお困難な状況にあるミャンマーのことを覚え、YMCAのネットワークを通して支援を継続しています。
また、ウクライナ軍事侵攻で避難する人びとの支援のため、ウクライナYMCA緊急支援募金キャンペーンをスタートしました。委員会では、ウクライナYMCAからの動画メッセージや周辺地域のYMCAによる支援活動についての情報共有がなされ、平和を求めるすべての人と想いを一つに、ウクライナ緊急支援募金活動を進めていくことを確認しました。

募金活動事例報告では、湘南とつかYMCA、横須賀市立市民活動サポートセンター(横浜YMCA指定管理)から報告がありました。
湘南とつかYMCAでは、各部署(ウエルネス、乳児保育園、語学、学童、オルタナティブ、専門学校)が協力し合い、また地域の方とのつながりによってさまざまなアイデアで募金活動を展開しました。

横須賀市立市民活動サポートセンターは毎年恒例の「のたろんフェア」を感染症対策に配慮しながら実施し、SNSを活用した活動紹介、会場の外から見える掲示での広報などのほか、YMCAのブースでパヤオクラフトを紹介・販売するなどして、募金活動を行いました。

グループシェアでは、キャンペーン終了までにできること、また来年度の引き続き事項や提案について意見を交換しました。また、始まったばかりのウクライナ緊急支援募金も、ロシア・ウクライナの絵本を用いて子どもたちにわかりやすく伝えている様子などをシェアしたグループもありました。
今年度もコロナ禍で募金活動にはさまざまな制限がありましたが、これから新しい取り組みを企画し、オンラインで募金活動を開催するなど、アイデアがあふれていました。

最後、国際事業委員の丸谷委員、望月委員2名より「たくさんの人から少しずつ、募金が集まっていること、皆さんが情報交換しながら、悩んでいることと解決策を考えていくことが素晴らしいです」「YMCAの国際協力募金は、そういう広い範囲をカバーして支援を行っていることが非常に大切なことです。見えないところでも支援を必要とする人がいることも忘れないように取り組んでいけたら思います」と温かいメッセージをいただきました。

私たち横浜YMCAは、今、世界のいろいろな場所で厳しい状況にある人びとのことを覚え、笑顔が広がっていくよう、引き続きさまざまな募金活動を展開していきたいと思います。

(国際・地域事業)

2022年3月10日木曜日

体験を平和につなぐ vol.8

戦争が残したもの…平和とは

日本IBMに入社し、人事を希望しましたが、キャンプ座間IBMの事務所に派遣され、人事総務を担当しました。アメリカの人事政策は大変勉強になりました。6年後には、アジア太平洋地域の本部、別法人にて人事総務課長を担当しました。1965年には、韓国IBMを創設するにあたり、人事の制度を確立するために韓国に行きました。そこでは植民地とされた際に、宗教や名前も変えることを強いた日本人は大嫌いと言われことに衝撃を受けました。この時の苦い思いが後年、私が横浜YMCAと韓国・光州YMCAの交流を図る上での原動力になったと思います。

また、ニューヨークに住んでいる時、出会った老夫婦から、あなたは何人家族でどこから来たかと聞かれました。日本から来たと伝えたら、その夫妻は怒って、戦争でおまえたちが、最愛の息子を殺したと言われ、びっくりしました。

日本に戻り、横浜北YMCAの運営委員長として開設の準備をしていた橋川正夫氏からの推薦で運営委員となってから、これまでボランティアとしてYMCAに関わっています。戦争が残した心の隔たりや憎しみをなくすことは難しいですが、光州YMCAとの関わりや私の高校の先生との出会いなどから気持ちが寄り添うことが出来たり、憎しみが薄れるように、人と人が関わり、長い年月をかけて平和を創る心につながっていくことを願っています。

(横浜YMCA元理事・常議員 茂木 雄)


数値と心

1月14日1115人(以降2月4日まで1週間ごと)3409人、6468人、9002人は、神奈川県発表の新型コロナウイルス陽性患者数の推移である。この紙面を皆様が読まれる時には「ピークアウト」していることを願う。私たちは目に見えないウイルスの脅威を数値で感じるようになった。増えれば恐れ、減れば気持ちが和らぎ、数値の上下に心が支配されている。

有機農産物の生産販売34年のベテラン農家が毎週発行し続けた通信があった。本当に無農薬であること、個人差がある味覚でも「特別においしい」ことを説明するには「自分という人間を信じてもらうしかない」と、毎週農産物と一緒に通信を欠かさず届けた。農薬の害などの情報伝達から、社会の出来事、家族のことなどについても、その時々のことを正直に書きつづけたそうだ。残念ながら最終号となる1383号の1カ月前、2011年6月23日号は「数値と心」との題。大半の行を割いて生産している野菜と家の中外17カ所についての数値が並ぶ。単位はベクレル。文章は『こうして数値を羅列して低いことをことさら強調しても、わかることは、もう私たちは自分の農産物に自信を添えて提供できなくなったという事実。0.1とか、0.01とか、0.001とか、数値によって切り刻まれる心。(中略)くやしいです。』と続く。

今年も3・11を迎える。あれから11年。日数という数値の経過だけでなく思いを寄せ、迎えたい。また、すべての活動において一人ひとりに寄り添い共にあろうとする中で、数字の示す意味を冷静に捉え、どのように行動するかを考え、数字に支配されない心を大切にして生きていきたい。

(総主事 佐竹 博)

2022年3月9日水曜日

2021年度 横浜YMCA SDGsタスク報告

2022年3月8日(火) 第10回目のタスクミーティングを実施しました。

2021年度はYMCA×SDGs、YMCA活動とSDGsの普及、啓発に重点を置き活動を行ってきました。
委員会では、これまでの活動の振り返りと2022年度に推進する活動について協議を行いました。
YMCAに連なる私たち一人ひとりが身近な社会課題を「自分ごと」として考え、行動することが目標を達成する第一歩となると考え2022年度の活動へつなげて行こうとの確認を行いました。


継続した活動を行い、次世代へより良い地球環境をつないでいきたいと思います。

(横浜YMCA SDGsタスク 谷 亜由美)


2022年3月3日木曜日

ピンクシャツデー トークイベント 「ピンクシャツデーってなぁに?いじめのない社会をめざして」

2月はピンクシャツデー月間!

ピンクシャツデー運動はどんな思いで始まったのだろう?いじめのない社会をつくるために、私たちにできることは何だろう?

みんなで一緒に考えるために、ピンクシャツデー当日の2月23日に、オンライントークイベントを開催し、約70名の参加者がありました。

トークイベントでは、3人のゲストスピーカーをお招きし、それぞれの立場からいじめや差別にまつわる経験をお話をいただきました。


一人目のスピーカーである百瀬ミレナ美恵さんは、ご家族の都合により小学生の頃にブラジルから日本へやってきました。転校先の小学校では、日本語をからかわれたり嫌がらせをされたりと、周りのお友だちの心無い言動に傷つき、日本へ来ることを決めた両親につらく当たったこともあるといいます。
それでもそんなつらい時期を乗り越えられたのは、第一には両親がいつもたくさんの愛情をもって接し、温かく見守ってくれたから、そして、寄り添ってくれる友だちの存在、一歩踏み込んだところまで関わってくれた先生の存在が大きかったと話してくださいました。
百瀬さんは今、保育士として子どもたち、そして保護者に寄り添う働きをしています。

二人目のスピーカーは、酒井隆成さんです。酒井さんは小学2年生の頃にトゥレット症候群と診断されました。トゥレットの症状を周りの友だちにからかわれることが多くなり、次第に学校に行きたくないと思うようになったそうです。
からかいやいじめのような扱いを受けつつも、理解してくれる友だちや担任の先生に支えられながら小学校生活を過ごしました。中学生の時に父親の仕事の都合により渡米し、それまで日本では奇異の目で見られることが多かったトゥレット症の症状ですが、アメリカでの生活においては特別視されることもなく、すんなりと受け入れてもらえたことがとても衝撃的だったといいます。
酒井さんは帰国後も日本社会において様々な差別や障壁を乗り越えながら生活しています。トゥレットの症状についても、人それぞれが持つ特性の一つとして受け入れてもらえたら、みんなが過ごしやすい社会になるのではとお話しくださいました。
偏見を持たれることが多い酒井さんですが、実は酒井さんも周りの人に対して偏見の目で見てしまうことがあるそうです。
誰もが自分の中に偏見があることを素直に認めて、そのこととどう向き合っていくかが大事なのではないかと話してくれました。

最後に、スクールカウンセラーとして子どもや保護者、教職員の皆さんに寄り添う活動をしている川浦弥生さんにお話を伺いました。
川浦さんは子どものころにいじめられた経験もいじめた経験もあり、今回、当時の経験を振り返り、クラスで何となく浮いてしまっているお友だちに対して、何か異質なものを感じて仲良くできなかったことについて話してくださいました。
いじめの程度はからかいやいじりから暴言・暴力といった犯罪行為まで幅広く、どこかのタイミングで表出してきます。そんな時、いじめにあっている子どもはもちろんその行為によって苦しんでいるし、いじめてしまった子どもも、人とうまく関係を築けない、自信がない、不安が強く結論を急ぐ、というような成長の課題を抱えています。
いじめが起きてしまったときに、大人がどのような対応をするかがとても重要で、低学年・高学年で対応の仕方は異なりますが、大人が見ているよということ、子どもを孤立させないということが子どもを支えていく力になります。子どもは大人の姿勢から学びます。いじめの対応に対してこれが正解というものはなく、ケースバイケースではありますが、子どもたちとの関係性を丁寧に築いていくことが大切です。同時に、日々の生活の中で、繰り返し人権や差別といったことを大人が子どもたちに伝えていくことが必要だとお話しくださいました。

百瀬さん、酒井さん、川浦さんのお話を伺って、子どもがいじめに悩んでいるときに近くにいる大人が子どもを守ろうという強い気持ちで接すること、大人と子どもが普段からコミュニケーションが取れる関係性を築いておくこと、大人としての行動に責任を持つことなど、ともに学ぶことができました。


以下に、参加された方の感想の一部をご紹介いたします。
・大人の役割の大切さ、愛をもって接することが本当に大切だということを強く感じました。日常的な言動や行動が差別や偏見につながること、その人をそのまま受け入れることの大切さが伝わってきました。
・いじめる側、いじめられる側ともにケースバイケースで話をよくきいて、寄り添っていく、という話が心に残りました。日常の中でも、心に留め、行動に移していきたいと思います。
・価値観の違いや知らないことはたくさんありますが、自分とは違うから、知らないからという理由で自分の世界から排除していくことだけはやめようと思いました。
・いじめをする人の心の中にも自信のなさをもっていたり、うらがえしで強がってみたり、向き合えない弱さをもっていたり、複雑な思いを持っていることに気づきました。相手を知ろうとしなければ理解につながらない。人権を守るというのはみんなで繰り返し学び続けることが大切であると思いました。

参加者の皆さまもいじめのない社会を想い、ピンクのものを身に着けて参加くださいました!


これからもピンクシャツデーの想いを大切に、いじめのない社会をめざして取り組みを進めてまいります。

横浜YMCAの取り組みはこちら

#YMCAPINK #YMCAピンクシャツデー

2022年3月2日水曜日

本部事務局 ピンクシャツデーの取り組み

横浜YMCAは、2月をピンクシャツデー月間としてさまざまな取り組みを行ってきました。

ピンクシャツデー月間には、本部事務局のスタッフも、ピンクシャツ、ピンクマスク、ピンクバージョン名札をはじめピンク系の物を着用し、事務所にピンクの輪が広がっています。

(ピンクマクスコーナーを設けています)


(ピンクバージョン名札を着用しています)



また、ピンクシャツデーのメッセージを募りました。今年は、感染症対策及びペーパーレス化推進のため、オンラインの形で行いました。これにより、在宅勤務のスタッフも気軽に参加することができました。

スタッフは電子ホワイトボードの共有リンクを通してメッセージを記入し、集められたメッセ―ジは最後に「PINK SHIRT DAY メッセージボード」になりました。ボードの中には、「いじめのない世界」を想う温かいメッセージのほか、最近よく目にするピンクシャツデーのステッカーもありました!


たくさんのメッセージが集まりました。


これからも日々、いじめのない世界を想い、いじめに悩む人に寄り添うことを大切に、「ピンクシャツデー」のことを意識して過ごしていきます。

※横浜YMCAピンクシャツデーの取り組みはこちらからご確認ください。https://www.yokohamaymca.org/event/pink_shirt_day/

(本部事務局)

#YMCAPINK #YMCAピンクシャツデー