2020年10月22日木曜日

ピンクシャツデー スタッフ研修「それは本当にいじめ?」

 「それは本当にいじめ?発達に課題を抱える子どもたちの特性を知ろう」というテーマのもと、ピンクシャツデースタッフ研修を10月21日()に実施しました。

講師は、日ごろから発達に課題を抱える子どもたちのソーシャルスキルトレーニングを行っている藤沢YMCAオルタナティブ事業の田沼美穂さん(特別支援教育士)です。約100名のスタッフがオンラインで学びの時を持ちました。


 いじめが起きる背景には様々な要因がありますが、今回は特に発達に課題を抱える子どもたちに焦点を当て、学びを深める機会としました。

傍から見ると「いじめでは?」というような行動の裏には、その子なりの理由があります。何気なく発した言葉で相手をものすごく傷つけてしまうこと、仲良くしたい気持ちから出た行動でも実は相手は仲間外れにされていると感じていること…周りにいる大人が気づき、いじめの被害者にも加害者にもならないよう働きかけることが大切だということを学びました。

 参加したスタッフからは、自分の「当たり前」はみんなの「当たり前」ではないことに気づかされた、相手の行動を理解しようと努めることは、大人同士・ともに働くスタッフ同士の間でも大切だと思った、保育や学童の現場でも子どもたちの関係性を見ていくうえで参考になった等、感想がありました。

 この研修を通して、いじめに関する様々な課題を身近なこととして感じ、日々の取り組みに生かしていきたいと思います。

 ☆ピンクシャツデーは、毎年2月の最終水曜をいじめについて考える日・いじめられている人と連帯する日として、各地で様々な取り組みが行われています。

しかし、いじめやいじめを引き起こす差別や偏見・不寛容の問題は、日々私たちの身の回りで起きています。横浜YMCAでは、今年度から2月だけでなく日常の中でいじめのことを身近に感じ、小さな取り組みから社会を良い方向に変えていこうと取り組みを進めています。

横浜YMCAの取り組みはこちらhttps://www.yokohamaymca.org/event/pink_shirt_day_2020/

(ピンクシャツデー委員会 柳原絵里子)