7月4日から11日まで第14次派遣スタッフとして、雲走スタッフ(YMCAいずみ保育園園長)と菅沼スタッフ(本部事務局)が益城町総合運動公園・体育館の避難所において支援活動を行いました。この時期も天候は不安定のため大雨の日が多く、気温も高い日が続きました。
雲走スタッフは、主にボランティアのコーディネートを担当しました。ボランティアセンターからのボランティアや福岡NECの社員の方、東日本大震災時の恩返しという思いで来られた岩手県や宮城県からのボランティアの方々が、備品整理や修理、館内掲示の補修などに取り組みました。
菅沼スタッフは、主に衛生を担当しました。ボランティアとともに、トイレやシャワールーム、手すり拭きなどを行いました。気温の上昇に伴い、水分補給のためのミネラルウォーターや紙コップ等の消費が多くなり、これまで以上にゴミの回収をこまめに行いました。
特別事業として、スノーパークや落語会などが開催されました。猛暑の中、雪を人工的に降らせたスノーパークは、とても涼しく、子どもたちは、雪まみれになって遊び、笑顔が見られました。落語会は、多くの方が鑑賞しましたが、ある避難者の方は、仮設に当たるかどうかが気になり、笑っていられる心境ではないという方もいらっしゃいました。
長引く避難生活の中、食事は、どうしても炭水化物と糖質の多い食事になります。そのような中、昼食に、宮崎フェニックスリゾートからの宮崎牛の焼肉ピラフ、肉うどん、カレーの提供のほか、ワイズメンズクラブ九州部のぶた丼などの炊き出しが行われた日もあり大盛況でした。
7月11日からは、高橋スタッフ(横須賀市立市民活動サポートセンター館長)と野田スタッフ(湘南とつかYMCA)が益城町総合運動公園・体育館の避難所に派遣されました。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)