2016年6月6日月曜日

熊本地震緊急支援活動報告Vol.12

第7次から8次の派遣スタッフと長期派遣スタッフ(阿蘇地域)支援活動

横浜YMCAでは、約1週間を期間として、継続して2名ずつのスタッフを派遣し、主に益城町総合運動公園・体育館の避難所において支援活動を行っています。
第7次派遣の北田スタッフ(横浜中央YMCA館長)、松本スタッフ(YMCAつるみ保育園スタッフ)は、5月24日から5月30日まで、益城町総合運動公園・体育館の避難所において支援活動を行いました。北田スタッフは主に渉外を担当し、毎日定時に避難所の様子をマスコミ関係に伝える役割なども担いました。松本スタッフは外部ボランティアの対応を中心に担当しました。外部ボランティアによるプログラムは、体操やマッサージ、弁護士相談なども行われました。この時期は、自衛隊の風呂が撤去され、屋外シャワーブース工事が進められたほか、メインアリーナとサブアリーナが区画整理され、カーテンで仕切られ、居住がはじまるなど、避難所の様子が大きく変わりはじめた時期でした。
5月30日から6月5日までは、長田スタッフ(踊場地区センター館長)、森田スタッフ(大和YMCAライフサポートセンター)が派遣されました。長田スタッフは、ボランティアと館内レイアウトを担当しました。車中泊の方やテント泊の方が区画整理されたアリーナに移り、空いた会議室や武道場に廊下やロビーで過ごしていた方の移動の調整や空いたダンボールベットの回収などを行いました。森田スタッフは、衛生と学習室を主に担当しました。ゴミの整理や清掃は、ボランティアを調整して進めました。午後の時間帯は、キッズルームが学習室に変わるため、利用する子どもたちをケアしました。

◎11日、12日に「がまだせ阿蘇!」フェスティバルを開催
小林スタッフは、日々、多様なニーズに対応し、阿蘇YMCAを中心に支援活動を行っています。5月中旬から下旬にかけては、熊本YMCA学院建築科の学生が40名でキャンプ場の整備のほか、雨の日が続いたため、室内において、熊本YMCAやKBF、大阪などからのユースのボランティアのみなさんに、メインホールや廊下、階段などの清掃と新聞の地震関連記事の切り出しなどを行っていただきました。男子は、雨にもかかわらず、近隣宅の解体に伴う瓦礫の撤去と運搬などを進めました。
公民館プログラム、キャンプ場プログラムの企画作りも進められています。6月11日、12日には「がまだせ阿蘇!」フェスティバルを開催することになりました。フェスティバルのちらしが完成し、先月末まで阿蘇地域の避難所であった阿蘇西小学校に持って行きました。校舎に向かうと、カラーテープが張り巡らされキケン立ち入り禁止の札が目にとまりました。正面玄関には、地震で傷んでしまった校舎補修のため、この3月で閉校になった尾ケ石東小学校の校舎に移転とありましたので、すぐに尾ケ石東小学校に向いました。校長先生に、12日のイベントのご案内をさせていただくと、「不安な気持ちを我慢している子どもたちも多いので、楽しい時間を作ってほしい」とちらしを受け取ってくださいました。
日本福音ルーテル教会の立野泰博牧師が、支援物資を持って来てくださいました。いざという時のために衣類をまとめておく衣装ケースだそうです。車にも載せやすく利用価値は高いそうです。九州ルーテル学院中高校のチアガールやハンドベルサークルの生徒たちもボランティアの支援先を探しており、今後、阿蘇YMCAが継続実施予定の「子ども・家族・地域・未来」イベントに来ていただきたいとお願いしました。(小林スタッフ報告一部抜粋)
6月5日からは、第9次スタッフ派遣として、青木スタッフ(YMCA三浦ふれあいの村)、白井スタッフが11日まで益城町総合運動公園・体育館の避難所において支援活動を行います。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)