12月19日(土)~20日(日)で、YMCA国際青少年センター「東山荘」にて小学生の子どもたちを対象に横浜YMCA英語学校英語宿泊プログラム「Winter English Night」を実施しました。英語経験が初めてのお友だちから帰国生まで26人の小学生、アメリカでのキャンプ経験豊富な講師Seth Leader、YMCA語学講師のKimiko Leader、バイリンガル大学生のJames Leader、そしてYMCA語学スタッフのOden LeaderとMc Leaderの31名が、朝から晩まで英語にたっぷり触れた1泊2日を楽しみました。
横浜駅に集合した時から、さっそく英語の挨拶に、1泊2日の英語ステイに緊張気味のお友だちも見られました。宿泊先の東山荘ロッジに向けて、電車に乗って出発です。電車の中では5人のLeaderが、子どもたちに声をかけ、場を和ませていました。
東山荘に到着したら、さっそく新しい友達やLeaderからMy camp bookにサインをもらう子ども達…笑い声が東山荘の広い空に響きわたりました。昼食後には、1泊2日の英語キャンプのルールを確認し、1日目のプログラムアクティビティが始まりました。
RULES IN THE CAMP
1. Listen carefully to the teachers and leaders.
2. Try to speak English in the camp.
3. Respect nature.
4. Take care of your own belongings.
5. Be kind to others.
6. If you need help, talk to a leader or teacher.
プログラム内容
[Ice breaking games]
自分の好きな物、嫌いな物、できることを書いた紙をくしゃくしゃにまるめて、雪合戦が始まりました。終了の合図とともに、一人がひとつの紙の雪を持ち、中に書いてあるお友だちのことを発表しました。「さかあがりは英語で何て言うの?」ジェスチャーをいれながらLeaderに必死に説明している姿に、「すごいね!」と思いつつ笑いころげてしまいました。
[Scavenger hunt]
4つのチームに分かれ、紙に書かれた10個のものを20分で集めてくるという指令です。ルールは、必ずグループで行動することです。どのグループもロッジから飛び出して自然の中を駆け回り、指令にあった10個の物を集めました。仲間意識とグループの団結力が強まるのを感じました。
[Watch the Christmas movie]
Frosty of Snowmanの映画を見ました。簡単な表現の英語と楽しい映像で、子どもたちは声をあげて笑い、楽しんでいました。
[Work shop about world Christmas]
YMCAで展開している「地球市民(グローバルリーダー)プログラム」の一環として「世界のクリスマス」に焦点をあて、異文化について体験し、知るワークショップを行いました。
5つのグループに分かれ、5か国のクリスマスについて、写真から想像できることをそれぞれが出し合い、話しあい、「その国のクリスマス」を感じました。 1枚の写真から子どもたちの想像が広がり、たくさんの気づきがあり、子どもたちのもつ豊かな発想力にあらためて感心させられました。
このキャンプに集まった人たちひとりひとりが違うように、世界の国もひとつひとつ違う文化、生活習慣、言葉、価値観があることを感じとってくれたでしょうか。
ワークショップの最後には、それぞれの国のクリスマスについて、グループごとに英語の発表を行いました。
その他にも、夜寝る前や朝の会でのお話し、自由時間、おいしい食事の時間、キャンプ終了前のロッジの大掃除など、どの瞬間も子どもたちの元気パワーを感じました。
このキャンプを通して、英語という環境の中で、子どもたちはいろいろな「違い」に気づき、「違っていいんだ」ということを身を持って体験しました。英語経験はそれぞれ違いましたが、誰もがLeaderの話す英語に耳を傾け、さらに日本語やジェスチャーをいれながら、英語でコミュニケーションをとろうと頑張りました。
新しい友だちもでき、豊かな自然に囲まれたロッジという空間で、まるで31人の大家族のように過ごし、全員が絆を深めた2日間でした。
帰りの電車で「また、この英語キャンプに来たいね!」と話している声を聞き、みんなの笑顔に、ひとまわり成長した自信が見られました。1月31日にキャンプの報告会があります。その時に、また、元気な笑顔に会えるのを楽しみにしています。
(Winter English Night 担当:マックニール)