2015年12月26日土曜日

平和への想いは一つ

横浜YMCA 地域交流事業「Peace Tree」作成のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
 近年、核実験による核拡散への危機、世界各地で相次ぐテロ事件、また世界には貧困や飢え、エイズなどの難病に苦しむ人々、自由を剥奪された人々など、多くの人が困難な状況の中にあります。こうした人々のことを覚えて、「人間性を尊び公正で平和な世界の実現」を祈り、横浜YMCAの平和イベントである、「Peace Tree を作ろう!」として、帰国前の赤道ギニア、パプアニューギニア、アルジェリア、ラオス、ケニア、インド、ブラジルの海外研修員や日本人ボランティアに鳩に平和のメッセージを書いてもらい、鳩を切り抜いて貼って、ひとつの大きな平和の木を作りました。
初めは研修員の出入りする1階ロビーで掲示しながら作成し、その後に3階レストラン前掲示板に移し掲示しています。
今年の地域交流プログラムに昨年を上回る多くの海外研修員の参加がありました。平和である中で日本を知って体験して感じてもらい、多くの方と交流することで、日本への親しみもわいてくることかと思います。
今回は各々の国の言葉でそれぞれの想いを、それぞれの言葉で鳩に書いて頂きましたが、国や状況が違えど、それぞれが人としての平和への想いを大切にしていることを理解し、JICAの願いである働きが達成されるように、また、各々を尊重しつつ、平和への働きかけをしていくことが大切であるということをあらためて感じ、2016年も様々な研修員の地域交流プログラムを実施していきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)