2015年11月10日火曜日

心に響く和の響き

横浜YMCA 地域交流事業「Japanese Traditional Music Concert」鑑賞のご報告

 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
11月7日にはフィジー(社会基盤整備における事業管理)、トルコ(社会基盤整備における事業管理)、ケニア(社会基盤整備における事業管理)、ブラジル(服飾造形・バイオテクノロジー)の5名が港北公会堂で行なわれた「鼓粋」のコンサートに行きました。「鼓粋」は伝統的な和太鼓の響きを大切にし、新しいサウンドをとり入れ独自で作曲した創作和太鼓で神奈川県を中心として様々なイベントやレセプションで発表し活躍する太鼓集団で、今回はご紹介いただき鑑賞することができました。
 研修員たちは日本でも、そうは見られない大勢での太鼓の演奏に度肝を抜かれ、最初はその迫力に圧倒されていました。
その後も体全体を使って奏でる大太鼓や三味線や篠笛とのコラボ、剣の舞や日本の曲も織り交ぜながらの演奏に、前のめりで食い入るようにみている研修員でした。
 ライブで感じる音楽は空気の揺れも肌で感じ、日本古来の楽器が躍動する音楽を体感できたようです。「母国にはこのような太鼓は無いし、すごい!感情の波が心を打ちました。」との感想がありました。
公演後は演者の方々と一緒に撮影をしていただきましたが、和の文化をライブで感じる貴重な機会となりました。このように、今後もJICA横浜-YMCAデスクでは実際に体験し感じるプログラムを行なっていく予定です。

(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)