横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
10月22日(木)に、「社会基盤整備における事業管理研修」に参加のトルコ、バヌアツ、東ティモール、カンボジア、ザンビア、ケニヤ、モンゴル、チュニジア、フィリピンの9名の研修員がJICA横浜国際センターにて、草月流の華道を初体験しました。
最初に「天、地、人」の主枝の骨格で草月流の持つ哲学の話を聞き、日本風の線と面の空間バランスをとって、構図を考えながら生け花に挑戦しました。
連日の研修で少々お疲れ気味の夕方からでしたが、皆真剣に取り組んでおり、それぞれのお花好きの様子や性格を垣間見るような仕上がりになりました。
花だけ残してさっぱり葉を全部とってしまう方や、自然の生い茂った感が良いと沢山の葉を残す方、とリあえず高さを合わせるためにバシッと上部を切って揃えようとする方など、初めての生け花でしたが、最終的にはそれぞれそれなりに雰囲気のあるものになりました。
研修員からは「日本の文化に触れられて、とても興味深かったです。」との感想などがありました。ある意味、繊細な日本文化を感じる機会になったでしょうか。
このように今後も日本文化を感じながら体験できるプログラムも行っていければと思っています。
(JICA横浜 - YMCAデスク 石川義彦)