2015年8月12日水曜日

草月流に挑戦

横浜YMCA 地域交流事業「~Let’s enjoy “IKEBANA”~」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
8月6日(木)メキシコ1名(医用材料と再生医療)、ブラジル4名(バイオテクノロジー、生物保存地域持続可能な開発、高齢者介護サービス・システム構築、服装造形)、の研修員がJICA横浜国際センターにて、草月流の華道を初体験しました。
洋風のアレンジメントのそれとは違って、間の美しさに加え日本風の線と面の空間のバランスをとることや、「天、地、人」の主枝の骨格で草月流の持つ宇宙の哲学の話を頂き、とても興味を持った研修員は自分で花器を選び、それぞれが感じる宇宙観の構図を考え、生け花に挑戦しました。
  やりながら感覚的に感じながらつかんでいくところもあるようで、最終的にはそれぞれそれなりに雰囲気のあるものができました。最後には先生から違った各々の良さの総評を頂きました。研修員からは「先生も丁寧に説明してくれてとても興味深かったです。また参加したいです」との感想がありました。日系の方々だったので日本文化への意識も高く、ある意味繊細な部分も理解し、それなりの世界観で表現できたのかなとも思えます。
このように今後も日本文化を感じながら体験できるプログラムも行っていければと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)