横浜YMCAでは2011年3月11日の東日本大震災による原発事故を受けて、戸外での活動を制限された福島県いわき市の保育園、幼稚園を対象に富士山YMCAで思う存分、体を動かして遊べるようにと「リフレッシュキャンプ」を継続して行っています。
今年も11月12日から14日の2泊3日で福島県いわき市「わかぎ幼稚園富士山キャンプ」を行い、子どもたちは富士山の森探検やキャンドルファイヤー、焼きマシュマロなどを行い、富士山YMCAで思いっきり遊びました。
キャンプ期間中は天気にも恵まれて、富士山を何度も見ることができました。子どもたちは、大きな富士山を見て「富士山の下は青くないね」と普段良く見る富士山のイラストとの違いを発見していました。
キャンドルファイヤーの最後に、わかぎ幼稚園の先生が「いわきと富士山YMCAはずっとつながっているんだよ」と子どもたちに話していました。こうやって子どもたちにも保護者の方にも伝え続けてくれていると思うと胸が熱くなりました。
今年もキャンプサポートとして横浜YMCA保育園の職員2名が、わかぎ幼稚園の皆さんとともに過ごしました。
わかぎ幼稚園は2011年から毎年富士山YMCAに来てキャンプを行っています。コロナ禍においては「離れていてもつながっている」をテーマに富士山YMCAとわかぎ幼稚園をオンラインでつなぎ「リモートキャンプ」を行ってきました。
震災から15年が経ち、震災を経験していない子どもたちの方が多くなってきています。伝え続けていく大切さを今回のキャンプで改めて感じました。
(YMCAたかつ保育園 杉﨑)