2021年9月2日木曜日

9月1日 防災の日・関東大震災犠牲者の追悼について

9月1日は関東大震災の教訓を生かすために制定された「防災の日」。

今から98年前の1923(大正12)年9月1日午前11時58分に発生した関東大震災では、死者・行方不明者14万人以上、被災者340万人以上の被害者となりました。

被害は9月1日だけでなく、「朝鮮人が火をつけている」「井戸に毒を入れている」等の流言により、9月2日以降に多くの朝鮮人が虐殺されました。

この事実を知り、多くの人に知ってもらい、追悼をする目的で、個人や団体にて「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」を組織し、毎年9月の第1土曜日に追悼会を催しています。横浜YMCAも実行委員会に加わり(総主事が共同代表として、共催団体として名を連ね)、追悼会に参加してきました。

今年は、9月4日に追悼会を開催する予定でしたが、緊急事態宣言により集会を開催することを断念し、各自で追悼することになりました。

そこで、本部事務局では、1日の始業時における「朝の会」にて佐竹博総主事から今年の「追悼会」が集会せずに各自で追悼することになったと伝えられ、YMCAの指導者である関田寛雄牧師が、これまでの過去を振り返り、過去の過ちを誤り続けることが和解の使者としての務めと話されていることを紹介し、朝の会の最後にスタッフ全員で黙とうを捧げました。


(本部事務局 高村・池田)