横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
10月18日に、舞岡公園内で行われた、YMCAとつか保育園の親子プログラムの田んぼ活動“稲刈り”に、トルコ2(社会基盤整備における事業管理)、マレーシア3(海上保安実務者の為の救難・環境防災コース)、ブラジル(医用材料と再生医療)の6名の研修員が参加し、22家族の参加者や保育士の方々と一緒に作業し交流しました。
研修員は事前に一年間の田んぼ作業工程と稲刈りの情報を得て参加しました。「マレーシアは二期作でお米は細くてさらさらで違いますが楽しみです。」など、楽しく話ながら初めての地下鉄に乗って向いました。舞岡公園では空気と景色に満足し、日本の原風景である里山の雰囲気をした舞岡公園が気に入ったようで、花や案山子との写真を取りながら歩いたので、集合に時間がかかってしまいました。
初めは田んぼに入って皆の様子を見ながら、指導員の話を聞いて持ち手や刈り方を注意して刈っていましたが、慣れてくると、どんどん勢い良く鎌で刈っていって、運んだり、干す台を作って子どもたちが運んできた稲を協力して積極的に干したりしていました。
彼らにとってはとても珍しい田んぼ作業に楽しく触れることができ、休憩には初めての麦茶をおそるおそる飲みながら日本の家族と交流することができました。また終了後には公園や日本の農作業と技術に興味を持ったように感じました。「日本の伝統的な作業に参加できて大変満足しました。家族とも話せて小さな子をみて楽しかったです。この様な伝統的な文化は子ども達にとってもとても大切だと感じました。」「労働の対価は自然の中で気持ち良く過ごせたことですね。 家族とも話せて、子どもたちも可愛く、日本の家族と交流ができてとても楽しかったです。脱穀作業も参加したいです」との感想をいただきました。
今後も様々な機会に出向き文化体験及び横浜市民との交流ができることを願っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)