横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。9月22日にインドネシア(機械工学博士課程1年)、マレーシア(機械工学博士課程2年)、インド2(機械工学博士課程3年、博士課程1年)の4名の研修員が横浜YMCAの会員交流ビーチボールバレー大会に参加しました。当初参加予定だった短期研修員4名が当日行けなくなったところで、丁度、出発時間にレストランで朝食を食べていた長期研修員達(博士課程先輩)が、今週来日したばかりの研修員(後輩)も誘って、急遽替わって4人で参加してくれました。急なことだったので皆で慌てて運動着の準備をして出発ましたが、結果的に研修員としては若くて元気な4人が揃いました。皆は同じ大学に通う博士課程の研修員ですが、普段運動をしていない皆さんなので怪我が心配で、「必ず事前にストレッチをしてくださいね。」との我々の心配をよそに、理工系だからか「大学では普段女子学生はあまりみかけませんが、今日は女子大学の体育館入れるのですか?」と、なぜか目を輝かせて話す研修員。「自分の国には女子高まではありますが女子大はありません。」と興味津々で心をときめかす研修員。しかし祝日で学生がいなことを知って少し残念そうにしながら体育館に向かいました。少し遅れて到着したので、すでにルール説明や体操も終わった後で「まもなく試合です・・・」のアナウンス。またまた、慌てて準備。試合前のトス(ジャンケン)はインドネシア流ではなく、とっさに日本流にあわせたジャンケンで見事に勝利した来日したばかりのインドネシア研修員。試合はYMCA職員チームとの合同チームで参戦しましたが、揺れるビーチボールに苦戦。勝ったり負けたりと徐々に表情が悔しそうになりました。チームは早々に予選リーグで敗退してしまいましたが、終わった後も他のチームの子ども達が上手にプレイする様子に感心して声を上げて応援していました。
終了後は少しキャンパスを歩いて周り、「施設が綺麗ですね。天ぷら油も粉石けんに再利用しているのですね?」など新たな発見もあり。「教授になってこういう大学で教えたい~」(だから、女子大に機械工学部はないって~・・・(汗))
帰りには横浜駅で遅い昼食をとろうということになったのですが、4人がそれぞれ「牛肉がだめな人」「豚肉がだめな人」「肉を食べたい人」「麺や回転寿司はいやだ」という人とばらばらで、最後はバラエティ食がある「大戸家」にようやく落ち着き、好きなものを注文して反省会。「エキサイティングで楽しいゲームでした。バトミントン大会はありませんか?」、「コツが入りますね、僕たちは来年もいる(長期研修員)ので、リベンジしたいと思います。」などの感想がありました。今回は研修員にとっても異国の地で急なことも多々あり、エキサイティングな日でしたが、それらの環境の中でも楽しみながら参加することができ、軽い運動と交流の機会になって、来日したばかりでまだ慣れない研修員とっては気分転換になったとのことでした。
今後も市民とのプログラムに一緒に参加して体験するプログラムを行っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 石川 義彦)