横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
7月30日にモルディブ1(船舶安全)、東ティモール1(船舶安全)、ガンビア1(漁業コミュニティ開発計画)、インドネシア1(船舶安全)、サモア1(船舶安全)、スリランカ2(漁業コミュニティ開発計画)、ブルキナファソ1(日アフリカ・ビジネスウーマン交流セミナー)、アフガニスタン1(横浜市立大学生命ナノシステム科学研究所)、の9名で、横浜YMCA ACT主催のInternational Friendship Partyに参加しました。
多くの研修員が民族衣装での参加とあって、国際色豊かなパーティーとなりました。
研修員の中には日本食が初めてという人もいましたが、海苔巻きなどの和食や日本茶やお酒にも積極的に挑戦する様子も見られました。初めて口にする梅酒に「甘くておいしいね。とっても気に入ったよ」と新しい発見に喜んでいる研修員もいました。
しばらくすると研修員がボンゴ(小さな2つの太鼓)と網目のゴミ箱とで即席の演奏を始め、みんなで“母国のダンス披露大会”がスタートしました。研修員一人ずつ前に出てアフリカのダンス、サモアのダンス、インドネシアのダンスなどをボンゴのリズムに合わせて腰を振ったり、手をあげて回ったりと思い思いに踊りました。一般参加の台湾の方は太極拳、中国の方が少林寺、浴衣の日本人が盆踊りなども披露し大いに盛り上がりました。
日本人の参加者からは「これまで英語の勉強をしていてもなかなかそれを使う場がなかった。今回のパーティーで多くの外国からの研修員とお話ができてとても楽しかった」と感想がありました。
8月で帰国する研修員も多く、「とても感動しました。日本での素晴らしい思い出として、いつまでも忘れません」「とても楽しかったです。来週帰国するので私の参加できる最後のYMCAプログラムとなりました。温かい心のこもったおもてなしに感謝します」など、感想がありました。
パーティー会場を後にするときも「とっても楽しかったから帰りたくないよ!」と名残惜しそうにしていました。
短い時間ではありましたが国や文化を超えて近づき理解し、心を通わせることのできた素晴らしいひと時となりました。
今後もYMCAデスクではこうした活動を通じて地域の方々が様々な国の方と出会う機会を、そして研修員たちが日本の方々や他の研修員と交流する機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田 真由美、石川 義彦)