横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、今回は10月31日に古民家見学バスツアーを実施しました。
研修で来日した参加者9名、トルコ、バヌアツ、カンボジア、東チモール、フィジー、ケニア、イラク(社会基盤整備における事業管理)。ブラジル(生物圏保存地域持続可能な開発)、インドネシア(海上保安実務者のための救難・環境防炎)と日本人参加者2名、YMCAデスクスタッフ2名というメンバーでした。
事前の天気予報では雨かもしれないということだったのですが、実際には曇り。バスの窓から横浜の街を眺めながら、みなとみらいの特徴、ランドマークタワーや大観覧車の説明、高速に乗ったところで自動車産業や季節の説明をしました。皆さんは興味深そうに車窓の景色を眺めていらっしゃり、日本語も大きな声で練習しました。数字の1から20を教え、今日の参加者の人数を日本語で数えられるようになりました。「すごい!」「きれい!」と、きっと紅葉を見たら皆さんがおっしゃりたいだろうなという言葉も覚えました。バスは50分ほどで川崎市立日本民家園に到着しました。
10月末の日本民家園はところどころ紅葉しており、山の空気もおいしく、バスを降り立った途端に研修員皆さんのわくわくした感じが伝わってきました。現地ではガイドボランティアグループの方々の詳しい説明をお聞きすることができ、参加者の皆さんも熱心に見学し、質問をしていました。民家園に展示してある茅葺屋根の建物や博物館の室内展示も大変充実しており、英語表記もされていたため、わかりやすいようでした。
2時間ほどの民家園見学。広い園内を回りきるにはもう少し時間が必要なようでしたが、自由時間を経て、正門でボランティアガイドさんにお礼とお別れをし、民家園を後にしました。
帰りのバスでは自由なおしゃべりを楽しんだ後、スタッフが「あ~きのゆうひ~に♪・・・」という「もみじ」という有名な日本の秋の歌を教えました。皆さんもがんばって歌ってくださいました。
何とか天気に恵まれ快適なバスの旅を行うことができました。今後ともこのような楽しいプロムを通して、日本の文化や生活を知ってもらい研修員と地元の方々との交流を行っていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見 綾乃)