横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めていただくなど、相互交流機会を設けています。
11月21日(土)に筑波の鹿島アントラーズアカデミーのグラウンドで行なわれた、JICA CUP 2015に参加しました。JICA CUPは年に1回、各JICAセンターからサッカーチームが参加して行なわれるもので、今年で29回目を迎えたそうです。横浜国際センターからは、南スーダン2(職業能力開発行政)、ウガンダ(職業能力開発行政)、アフガニスタン2(生命ナノシステム)、カンボジア(社会基盤整備における事業管理)、パキスタン(業能力開発行政)ケニア(社会基盤整備における事業管理)、バヌアツ(社会基盤整備における事業管理)、の9名と一般参加5名が一緒に筑波までバスで移動しました。
日中は暑いくらいの好天に恵まれました。 行きのバスで行く途中に止まるPAも皆さんにとっては目新しかったようで、楽しんでいたようです。
到着してユニフォームに着替えたら、「あら、ボールがないと思ったら、お腹に隠してた??」というような選手がちらほら。試合では、「疲れたり、痛めたら交代するので、手をあげて教えてくださいね。」と伝えたら開始2分もしないうちに、「はいっ!」と手を上げてタッチラインまで来た研修員には、皆がベンチで転げ落ちたのはいうまでもありません。「実はサッカーは見るのは好きだけど、あまりやったことがないのですよ。」という研修員も、大きな声で応援し、それなりに楽しんでいたようです。各センターは3試合できるように組まれていましたが、途中には女性と子どもだけで行なうゲームもあり、皆が楽しめるよう工夫されていました。
横浜国際センターチームは初戦後に早くもぐったりした様子の人もいました。やはり他のJICAチームより年令層が高いこともあったのか、皆で交代しながら頑張りましたが、2連敗で気分も沈みがちな雰囲気でした。しかし、最後の試合は筑波センターに何とか勝つことができ応援者ともどもベンチでは一転して大騒ぎになりました。初めて会う人が同じチームで戦うという急造チームでしたが成果が出てよかったです。
結果、優勝はJICA本部でした。横浜国際センターは1勝2敗で6チーム中5位でしたが、優秀選手も1名選ばれ、秋晴れの晴天のもとで行なわれたスポーツをこのチームが一番楽しく満喫していたように思えました。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)