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2025年9月1日月曜日

140 years of HISTORY Vol.18 地域に根差し活動 横須賀YMCA

1981年4月4日に、横須賀YMCA青少年センター(横須賀市根岸町)の献堂・落成式が行われまし た。横須賀YMCAでは、幼児から高齢者まで幅広い生涯教育を展開しようと、健康教育、進学教育、幼児教育、語学教育、コミュニティカレッジ(小学生英語・英会話・ギター・陶芸・鎌倉彫など)、指導者養成講習会(水泳・野外活動・障がい児体育・救急法)などが行われました。1983年には老人介護講習会、1989年には、全国ではじめてのマリンスポーツの指導者を養成するYMCA海洋科学専門学校が開設するなど時代のニーズに応える指導者の養成が展開されました。また、キリスト教の価値観に根差した運動体として、あらゆる活動を通して愛と奉仕の実践に取り組み、特に国際協力、国際理解などの活動を展開しました。

横須賀YMCAは2022年に汐入の地に移り、オルタナティブスクールの運営とユースの活動拠点として取り組んでいます。地域や学校との連携、親子支援、ユースの平和を考える勉強会の支援、発達障がい理解講座などに取り組んでいます。

横須賀YMCA(1981年)



イチョウは見ている

日本大通りの秋、私が横浜の人びとの寛容さを感じるときの一つです。通りはイチョウ並木、道の両脇に歴史的建造物、通りの先は海、秋には鮮やかな黄色が映えるフォトスポットとして有名です。しかしその足元には落果したたくさんの実、道行く人に踏まれてつぶれ、あの独特のにおいが放たれます。1か月ほどもない期間と思いますが、街で働く人びとも、住む人びとも季節の風物詩として受け入れているようです。他地域では、駐車場に落ち葉がたまるから、日照がさえぎられるからといった住民からの要請で、公園などの樹木が伐採されるとも聞きます。日本大通りのイチョウ並木には、臭い、汚い、滑る、と思っている人はある程度いるでしょうが、だからと言って極端な行動にはなりません。横浜の人びとは自然に対して寛容で、ちょっと気に入らないことはあるとしても、秋のわずかな期間にきれいな景色のプレゼントをくれることを受け入れ、それを目当てに訪れる観光客に対して誇らしい気持ちなのではないでしょうか。

参院選挙あたりから、排他的な、差別的な、言説が目立つようになりました。極端で一部の過激な人たちの考えにとどまらないほど、一定数の人びとに支持を受けてしまいました。そんなに誰かと区別しなければならないのか、と心配になります。いろいろな人がいる社会だからこそ、お互いに配慮し合い共生することを目指し、「違いを認め共に生きる」という心を持ちましょう。

今、びっしりとついたイチョウの実は、その重さで枝をしならせ、私の顔の高さで緑色の実に触れることができます。実はまだ固くにおいはしません。イチョウは秋に向けちゃんと準備をしています。 

私たちは社会での選択を、イチョウに問われているようです。


                              (総主事:佐竹博)

2025年8月4日月曜日

140 YEARS OF HISTORY Vol.17 創立95周年を多くの会員と祝う

 横浜YMCAは、1979年10月18日に創立95周年を迎え、記念式典と国際シンポジウムを開催しました。記念式典は、「いま、歴史の中から明日に向かう」をテーマとして神奈川県民ホール大ホールにて行われ、2,500人の会員が新しい前進を誓いました。神奈川県長州一二知事(当時)を招き、特別講演会が行われ、1980年へ向けたメッセージが語られたほか、ボーカルグループダークダックスによる歌声は、「次に迎える100周年に向けての歩みに花を添えるものであった」と当時の𠮷村恭二総主事が報告に記しています。11月18日には記念事業として、神奈川県・横浜市・横浜YMCAの共催でアジアの国の子どもを取り巻く諸問題を理解し、その解決に市民の立場で何ができるかを考えようと「こどもの未来を考える国際シンポジウム」を国際会議場で開催しました。アジアを中心とした17か国から36人の青年指導者と市民170人が参加し、アジア各国の現状理解と子どもたちのために何ができるかについて活発な意見交換がありました。このほか記念事業として、10月に川崎市多摩区にYMCA川崎センターをビルの3階に開設し活動を開始しました。

横浜YMCA混声合唱団のオープニングではじまった
創立95周年記念式典(1979年)




平和を、平和を

3年前、知覧特攻平和会館を訪れました。若くして亡くなった兵士の方々の、辞世の句や家族への遺書など肉筆の数々とその内容は、今生きていることの意味を問われているように感じました。

飛行学校教官だった藤井一さんは、育てた少年飛行兵が次々と特攻隊として命令が下る中、自らも志願しますが、当時は家族があるものは特攻に採用されなかったそうです。教え子に死ぬ訓練をして送り出すことに苦悩する様子を見た島田さんの妻は「後顧の憂いにならぬように、先に」と子どもともに川に身を投げたそうです。そして島田さんも特攻で亡くなられました。※

佐藤新平さんが母にあてた日記の中には、子どものころ母より「今日の良き日をお守りください」「今日の良き日をありがとうございました」と毎日神様に祈るように言われた思いが書かれていました。※

今も世界の各地で争いが絶えません。先日、横浜YMCAを訪問された東エルサレムYMCAのピーター・ナシル総主事から今起きていることを教えていただきました。横浜YMCAの本部事務局にウクライナの戦火から逃れてきて母国にいる家族の安全と毎日の生存を祈りながら、懸命に働き、生きている若者がいます。

平和を祈る讃美歌のフレーズが頭の中で繰り返されます。「憎み、あらそい、後を絶ちて、平和と愛は 世界に満ち、み旨の成るは いずれの日か。『来たらせたまえ、主よ、み国を』。」(讃美歌21 494)「このこどもたちが 未来を信じ、つらい世のなかも 希望にみちて、生きるべきいのち 生きていくため、 主よ、守りたまえ、平和を、平和を。」(讃美歌21 371)。平和を想い、祈る夏を過ごしています。

※『新編知覧特別攻撃隊』高岡修 ジャプラン」

                            (総主事:佐竹博)

2025年7月22日火曜日

ウクライナから日本へ 長期化する避難とあたたかい心

 ウクライナから日本へ 長期化する避難とあたたかい心


7月13日、NHKのサイトに、「ウクライナから日本に避難 長期化で支援終了も 約2,000人岐路に」というニュースが掲載されました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250713/k10014861821000.html 

(外部サイト)


このニュースで横浜市で生活する女性の声が伝えられています。

この女性は、横浜YMCAで運営するみどりクラブの参加者でもあり、季節キャンプ参加者の保護者の方で、私たちの機関紙YMCA NEWSでも紹介をしています。

https://www.yokohamaymca.org/wp-content/uploads/2025/05/YMCA-NEWS_202506.pdf


NHKのニュースを見て、この女性のことを調べた方が、偶然にもYMCA NEWSを見つけてくださり、匿名の手紙が横浜YMCAに届きました。

手紙を受け取ってすぐに連絡を取り、無事にご本人へお渡しすることができました。


女性は「大切な子どもたちのために、もう少し日本で頑張ろうと思っています。とても励まされました。」とお話されました。

YMCAスタッフと一緒に

2025年7月1日火曜日

140 YEARS OF HISTORY Vol.16 プログラムの領域を拡大

1977年からYMCA プログラムの領域拡大に特に重点が置かれるようになりました。当時の𠮷村恭二総主事からの報告では「従来の福祉の分野に押し込められていた身体に障がいのある青少年、心理的な障がいのある自閉症に悩む青少年への身体活動の組み立て、家庭教育の中核となる母親に対する学びへの招き入れ、横浜市の特色である貿易、通関業に携わる人びとへの特別教育コースの設定など、いずれも今後の継続した時間のなかで深まりが期待できる活動である」と伝えています。国際プログラムとしては、カナダ、サンディエゴ、東南アジアセミナーへの派遣、光州YMCAへ小学生を派遣するなど活発な動きがありました。日常のプログラムでは青少年をとりまく環境の中心となる家庭の変容に強調点がおかれました。1970年後半から1980年代前半頃まで開発と拡大が行われていました。1970年代の特別に重点を置いた方針のひとつとして青少年リーダーシップの養成があり、1978年には、青少年指導者養成基金が設置されました。これにより毎年一定のリーダーシップ養成が確実になり、さらに海外への派遣も含めてできるようになりました。プログラム領域の拡大としては、日本で最初の試みとして「目の不自由な子どもたちの水泳教室」(1978年)、「情緒障がい児体育指導者夏季研修会」(1979年)などが行われ、続けられました。(文中には当時の表現をそのまま用いています)

視覚障がい児のための水泳教室(1977年)

経営職?

YMCAでは「顧客」「儲け・利益」などの用語をあまり使用しません。YMCAの公益的な働きにそぐわないのであえて避けているのだと思います。 YMCAの事業は、使命に基づき、社会問題をとらえ、自分たちのリソースを活用して社会課題に取り組む、いわゆる手段です。しかしその形態は一般的にみて、ほとんどが企業のものなどと「競合」している現実があります。同様の事業を行っている業界のセミナーを受けたり、資格取得に挑戦したり、私たちはその業界から「顧客満足度」「利益」といった言葉で学ぶこともあります。 

日本経済新聞に「7割以上が管理職になりたくない」という調査結果をもとに「管理職」を「経営職」と呼んではどうかというコラムがありました。「管理職」が嫌われるのは、調整事務管理、トラブル対応もあることなどが理由にあるそうです。本来的には管理職はマネジャーでありマネジメントを担うのは、経営を担う層のこと、組織の代表者だけが経営者ではなく、部門やチームの大小にかかわらず意思決定をしていくのが経営者だということで経営職の説明がありました。

YMCAの責任者もそれぞれの部署で地域や社会や人びとのためにすべきことを展開する点では経営職に相当すると思います。そして管理のためのビジネス知識やスキルではなく、あらゆる場面の意思決定のために学び、自らを高め成長させていく意欲のある人材が担うものと考えます。私はYMCA運動を実践する事業の推進者は「管理職」ではないと共感するのですが、「経営職」もYMCA人である私の頭にはなじまないのです。未来の担い手を育てるために考える日々です。

                              (総主事:佐竹博)


2025年6月5日木曜日

2025年度 横浜YMCA会員総会 報告

531日に、2025年度横浜YMCA会員総会が湘南とつかYMCAホールの会場とライブ配信にて行われました。

開会礼拝後に、総会準備委員会委員長岡戸良子氏より開会のあいさつがあった後、黄崇子議長、中村敦副議長により議案が進行されました。議事は、2024年度事業・会計報告、2025年度の活動方針計画と予算について、佐竹博横浜YMCA総主事から報告と説明がありました。また、常議員の選出と退任常議員への感謝と紹介がありました。



特別プログラムでは、能登半島地震・豪雨災害被災地に思いを寄せるをテーマに、支援活動に取り組んだ4人のスタッフから活動の報告があり、参加した高校生や専門学校の学生の様子などについても報告がありました。今後も募金や支援活動の必要性が語られました。


続く、会員表彰では31人のリーダーが表彰されました。受賞したリーダーを代表して川崎YMCAの松本愛李さんがこれまでの活動を振り返り、リーダー活動は仲間と取り組むことが楽しいと話し、3年間の経験が豊かな時となったこととYMCAでなければ出会えなかった仲間との出会いがあったことなどを話し、多くの人に支えられた感謝の言葉を語りました。

続いて、これまでの素晴らしいご奉仕を永久に私たちが覚え続け、良き模範として記念するための「奉仕の書」には、石橋正彦さん(大和YMCA運営委員)の名が記されることになり、紹介されました。工藤誠一理事長から記念の盾が授与された後、受賞のあいさつで石橋さんは、中学の時から触れた「人になれ奉仕せよ」にまつわる話を紹介し、「YMCAで奉仕ができたことは、本当に幸せでした」と振り返り、感謝の言葉を述べました。 


なお、議事は、会場とオンラインによる決議により議案がすべて承認されたことが、黄議長より報告されました。閉会礼拝が行われた後、工藤誠一理事長が会員総会に関わったすべての人に感謝の言葉を述べました。続いて佐竹博総主事より感謝のあいさつがあり、会員の皆さまとともに地域や社会に必要な活動を展開していきましょうと述べました。

会場の湘南とつかYMCAのエントランスでは、能登半島地震・豪雨被災地支援のための物産展・輪島塗りリユース販売やタイの子どもたちの支援につながるパヤオクラフト販売などが行われたほか、開会前には、国際・地域事業によるグローバル・スタディーツアーinタイの報告とミャンマーの状況の報告がありました。


会員総会を通して、会員の皆さまとともに、2024年度の活動を振り返り、2025年度も使命実現のために、VISION2034第2期中期計画に沿って地域や社会に必要とされる横浜YMCAの歩みを進めていくことを確認しました。

会員総会にご参加いただいた皆さまに心から感謝いたします。

                               本部事務局

2025年6月2日月曜日

140 YEARS OF HISTORY Vol.15 横浜YMCAと合体した鎌倉YMCA 教育活動・グループ活動盛んに

湘南の地に藤沢YMCAが設立されることと合わせて近隣にある鎌倉YMCAと共同で神奈川県下のYMCAを一つの広域化組織として統合する研究が行われていました。横浜と鎌倉のYMCAから4人ずつの委員が選出され研究が進められました。委員会からの答申案に基づいて協議を重ねた結果、合体して一つの組織になることを1978年3月に決定しました。鎌倉YMCAと横浜YMCAは1978年4月から、鎌倉YMCAは横浜YMCAの一つのブランチとなりました。初代の運営委員長には前日本YMCA同盟総主事大和久泰太郎氏が選任されました。この年の1月に鎌倉YMCAの総主事であった安永和夫氏(横浜YMCA主事から移籍)が退職し、長澤勲主任主事が配属されました。

1945年後半の時期の鎌倉YMCAの活動は、鎌倉在住の理事の自宅を借りて少年たちの夏期英語講習等を行っていました。1951年6月には第1回鎌倉青少年問題懇談会が鎌倉教会祈祷室で開かれました。1954年には鎌倉の青少年のための活動が活発化したため、横浜YMCAからスタッフを派遣し応援しました。以降、鎌倉教会敷地内に仮の小会館を建設し、教育活動やグループ活動を行っていました。その間、幾多の消長の末、1976年に創立20周年を迎えた2年後に横浜YMCAと合体し、1981年に30周年を迎え鎌倉商工会議所にて記念式典を行いました。

 鎌倉教会内にあった当時の鎌倉YMCA(1950年代)


三位一体

地元の集会で開会礼拝を担当した牧師が、教会の働きから3つを説明されました。①聖書に基づきしっかり立つ。聖書を真剣に学び、生き方の基盤とする。②愛の業に励む。人権意識を持ち、弱くされている人のための救済・解放に励む。③若い人たちに委ねていく。その時の若い人たちの心のよりどころとなり、集う若い人たちに継承を委ねる。

その牧師によれば、クリスチャン人口が大いに増えた時代は、この3つが同時に行われていたそうで、現代社会においても3つ同時の展開が必要だとの見解を示されました。例えば②は、多くの寄附を集め、ダイナミックな活動をしている団体はたくさんあります。③も同様で、青年が集い、自主的な活動をしている団体が、法人という枠を超えて常に新しい形態で生まれています。①だけに取り組んでいては、クリスチャン以外の人たちが、教会に近づかないというのです。しかし、クリスチャンの高齢化と減少が危惧される中、3つを同時にすることは難しいだろう、という結論でした。

YMCAならどうでしょうか。掲げている使命に②と③は備わっています。しかし②・③を専門にしている有名な団体からは差をあけられていないでしょうか。私たちが、隣人のために仕える働きをする団体で、ユースエンパワ―メントに取り組んでいる団体だ、と具体的な行動を伴いつつ、社会に発信していく必要があります。そして聖書に学び、イエス・キリストの生き方に基づいて行動し、キリストの香りを放ち続けていくことが本当にできたなら、3つの働きを同時にできたYMCAは、多くの人びととともに150年も200年も社会・地域・人びとに必要とされるYMCAであり続けられると思うのです。

(総主事 佐竹博)


2025年5月1日木曜日

140 YEARS OF HISTORY Vol.14 YMCA運動を神奈川全域に 藤沢YMCA開設

横浜・関内にあるYMCAには、藤沢・平塚市方面に居住する方で、YMCAの事業に参加する会員生徒が増え、1976年にはその数が300人を超えていました。横浜YMCAでは新しい構想として初めて横浜市を越え、神奈川県という広域での活動を視野に入れた事業展開を、JR東海道線藤沢駅から350メートルの藤沢市鵠沼石上に、藤沢YMCAを建設することになりました。

YMCAの運動を広く神奈川全域に広めことを目指し、1977年に藤沢教会で開かれた準備委員会には、YMCA会員の数人に加え、日本基督教団、カトリック、聖公会などの各派のキリスト教会から推薦された代表者が集まりました。「湘南と呼ばれるこの地域に、キリストの愛の教えに根差すYMCA の活動拠点を築こう」という理念のもと、「仕えられるものから仕えるものになろう」「共に生きる社会を目指そう」といった目標を掲げ、藤沢YMCA活動の活動が始まり嶋ました。

1977年6月18日に起工式が行われ、1978年3月4日に落成、献堂式では神奈川県知事が祝辞を述べました。プールには北YMCAに続いて田中忠雄画伯による「イエスのエルサレム入場」の画が描かれました。同月には開館記念プログラムとして4回にわたって「教育を考える」と題した講演会が開催され、上智大学学長・ヨゼフ・ピタウ氏。元文部大臣永井道男、立教大学教授室俊司氏、教育評論家で元鵠沼中学校校長杉山智雄氏が講演を行いました。


横浜市以外の拠点設置研究の結果、湘南の中心都市藤沢市に竣工した藤沢YMCA(1978年)


2025年4月1日火曜日

140YEARS OF HISTORY Vol.13 横浜北YMCA地域社会形成の核に

 1976年に、これまでの横浜YMCAの職業教育・スポーツ振興に対する活動が認められて「横浜文化賞」を横浜市から授与されました。

 同年の4月からは、4つ目のセンターとして菊名センターを当時港北ニュータウンの開発計画のあった港北区に、地元の人を中心に運営委員会を編成し、港北菊名町コーシンマンション区2階60㎡を借りて開設しました。急激な都市化による地域社会の分断・拡散されている状況の中でYMCAを新しいコミュニティーの場として、そこから人びとが地域社会形成への核となる活力を得て、送り出されていくことを目指し開設され、少年作家へ、野外活動、小学生の英語、中学生の学習等の少年少女を対象とするブログラムを実施しました。

 菊名センターの隣地を購入し、プールと教室のある横浜YMCAとしての初の中規模施設として1977年4月に「横浜北YMCA」が開設しました。この建物には田中忠雄画伯による「種を蒔く人」の彫せん画がプールの壁に描かれました。これ以降、各YMCAのプールにはキリスト教のメッセージを伝える壁画が描かれることになりました。開館記念プログラムとして15日に、松原治郎東京大学助教授の「新しい地域形成とボランティア活動」、22日に福田垂穂明治学院大学社会学部教授の「地域社会における青少年活動」の講演が行われ、横浜YMCAの目指す新しいコミュニティー形成の意義」が語られました。


横浜北YMCA(1977年)

2022年10月29日土曜日

第25回 横浜YMCAインターナショナル・チャリティーラン 楽しんでます!

株式会社京三製作所の方々からご支援をいただき、横浜YMCAの会員事業委員会としてチャリティーランオンライン大会へチームエントリーさせていただきました。

株式会社京三製作所の皆様、ありがとうございます。

1017日からオンライン大会に参加しています。私はこの日から早朝のウォーキングをはじめてみました。いつもより30分だけ早起きして近所を歩いています。


私の住まいは海老名ですが、海老名と言うと皆さんは何を想像するでしょうか。きっと「映画」「ららぽーと」「サービスエリア」が挙げられるのではないでしょうか。

しかし、私の家の近所は、田んぼ、畑、森です。ちなみに年に数回はタヌキ、野ウサギを見かけます。

でもそのおかげで、朝の散歩が非常に気持ちが良く、良い時間になりました。


ウォーキングをはじめた当初は真っ黒だった富士山が、26日には真っ白になっていました。こんな発見も、こういう機会があってこそです。

チャリティーラン・オンライン大会が終了した後も、早朝のウォーキングは続けていこうと思いました。




                                                             (会員事業委員会タスクチーム 深澤)



2022年10月28日金曜日

赤レンガ倉庫・コスモロック眺めて専門学校生が夜景ラン(チャリラン)

10月27日に、横浜YMCA学院専門学校では『夜景ラン』を実施しました。

このイベントは、横浜YMCAインターナショナルチャリティーランの一環として当校

3学科(作業療法科・国際情報ビジネス科・日本語学科)の学生とスタッフ計6人(国籍は日本、中国、台湾、ベトナム)で行いました。


それぞれの授業後、着替えをして教室に集まり、チャリティーランの趣旨の説明を聞きました。

はじめましてのメンバーもいたので自己紹介をして、まずは横浜公園に向かいました。
みんなで準備運動をして、みなとみらい方面に向かってジョギング開始!


おしゃべりができるぐらいのゆったりとしたペースでみなとみらいをぐるっと走りました。
ライトアップされた赤レンガ倉庫やコスモクロックを眺めながらのジョギングは最高に気持ちがいいですね。



その後、桜木町駅からYMCAに向かって、程よい疲労感とともにゴールしました。
参加した学生からは、「授業後によいリフレッシュになりました」「みんなで走ると一体感を感じます」「友だちやスタッフと横浜の街を走ることができ、留学生活の忘れられない思い出になりました」といった感想が聞かれました。

チャリティーランオンライン大会後も、メンバーを増やして、定期的に実施していきたいと思っています。

(ユースリーダーシップ開発事業委員会 諏訪)

タカノ株式会社・ピンクシャツデーチーム

いじめをなくそう!ピンクシャツデーチームは今年もチャリティーランに参加しています。チームスポンサーのタカノ株式会社の皆さまに心より感謝申し上げます。



ピンクシャツデー委員会は、毎月最終水曜日をピンクシャツデーとして、いじめのない社会、さまざまな違いをお互いに認め合い「ともに生きる」社会をめざして、それぞれのYMCAで取り組みを行っています。


今年は、2022年度ピンクシャツデー委員のうち5人のスタッフがチームメンバーとして参加しています。オンライン大会期間中、チームメンバーは毎日ピンクのシャツを着たり、ピンクの小物を身に着けたりして歩いています!一日一日歩くたびに、チームの歩数が増えていくたびに、想いを同じくする仲間が増えていく気持ちです。





皆さまも応援よろしくお願いします!

#YMCAPINK #YMCAピンクシャツデー
(ピンクシャツデー委員会 柳原)



株式会社横浜銀行・横浜YMCAワークライフバランス推進委員会チャリティーラン参加!

10月17日から行われている「横浜YMCAインターナショナル・チャリティーラン オンライン大会」に、株式会社横浜銀行よりご支援をいただき、横浜YMCAワークライフバランス推進委員会として、チームエントリーをしています。チームのランナー5人(写真ご参照)は、それぞれの場所で、楽しみながらウォーキングをしています。



メンバーからは、「ウォーキングは元々好きなのですが、歩数が目に見えてわかるのでいつも以上に楽しく歩いています。」「1日にどれくらい歩いているのかを意識するようになり、子どもたちを連れて散歩しています!」「いつもは公共交通機関を使いますが、今日は歩いて、娘たちと一緒に八景島シーパラダイスに行きます。」などの声が寄せられています。




ワークライフバランス推進委員会は、横浜YMCAの各事業から選出されたスタッフによって構成され、スタッフ一人ひとりが心身ともに健康で自分らしく、いきいきと働くことのできる環境づくりを目指して活動しています。

株式会社横浜銀行の皆様、貴重な機会を与えていただきありがとうございます。


(ワークライフバランス推進委員会 田邉)


2022年10月27日木曜日

チャリティーラン 横浜YMCA保育園全14園チャレンジ

横浜YMCA保育園ではチャリティーラン期間中に「みんなで歩こう!世界一周4万キロ」にチャレンジしています。 


これは横浜YMCA保育園全14園の子どもたち、保護者、祖父母の方など保育園に関わる全ての人の累計歩数で世界一周を目指す企画です。


現在、横浜YMCA保育園には、外国にルーツのある子、職員が多く、その国の数は16カ国にもなります。そこにウクライナを加えた全17カ国を回る計画を立てています。 



10月14日からスタートし、25日時点の総歩数は620万歩となり、「韓国」「中国」「台湾」に到達しました。

一番遠いブラジルまでは、あと約2,000万歩あり、先は長いですが、このチャレンジをきっかけに家族で健康について考える機会になったり、世界に興味を持つことで誰一人取り残さないSDGsの活動につながるきっかけになればいいと思います。


              (保育園事業 チャリティーラン担当 杉﨑)

2022年10月22日土曜日

株式会社横浜銀行・横浜YMCAユースリーダーシップ開発事業委員会チャリティーラン参加!

10月17日から行われている「横浜YMCAインターナショナル・チャリティーラン オンライン大会」に、株式会社横浜銀行よりご支援をいただき、横浜YMCAユースリーダーシップ開発事業委員会として、チームエントリーをしています。


チームのランナー5人(写真ご参照)は、それぞれの場所で、はなれていても想いをつなぎ、楽しみながらチャリティーウォークにチャレンジしています。



ユースリーダーシップ開発事業委員会のメンバーは、横浜YMCAのレイパーソン(ボランティア)とスタッフによって構成され、事業委員会の開催、YMCAユースリーダーの定期的な活動・交流会の実施、YMCA内外の研修の機会の創出、社会活動・地域活動などに取り組み、ユースの学びと成長の機会を提供しています。

株式会社横浜銀行の皆様、貴重な機会を与えていただきありがとうございます。21日に確認した順位は、31チーム中13位でした。

引き続き、楽しく取り組んでいきますので応援いただきますようよろしくお願いいたします。

(横浜YMCAユースリーダーシップ開発事業委員会 三上 淳)

2022年10月19日水曜日

第25回 横浜YMCAインターナショナル・チャリティーラン オンライン大会に 参加しています!

10月15日に横浜臨港パークで行われたリアル大会に続いて、オンライン大会が10月17日から始まりました。

株式会社京三製作所よりご支援をいただき、横浜YMCAの会員事業委員会としてオンライン大会へチームエントリーさせていただけることになりました。

株式会社京三製作所の皆様、貴重な機会を与えていただきありがとうございます。

会員事業委員会では、維持会員の方たちがつながりを持てるようYMCAフェスタやクリスマス礼拝などの企画運営に取り組んでいます。

私は、これまでウォーキングの習慣がなく、続けられるか不安もありましたが、ダイエットと健康維持も兼ねて、愛犬(ぽこ)とともにがんばろうと思います。

(会員事業委員会 力丸)

2022年10月10日月曜日

横浜YMCA SDGsジュニアリーダー養成キャンプ 最終日報告

本日、あっという間に最終日となりました。

最後のグループ発表に向けて午前中は、グループで
時間をかけて話し合いを重ねていきました。

どんな気づきがあってどんな学びがあってどんな行動変容を
起こせるのかを限られた時間でまとめることができました!

その過程には、グループの中で温度差が生まれてしまい、
なかなか思うようにいかない時間があったり、時にはユースリーダーの
サポートがあったり、さまざまなことがあって一つの発表として
まとめていくこととなりました。

午後はいよいよ発表です。2つのグループが発表をしてくれました。


最初のグループは、海洋探究として海につながる内容から以下のテーマを
ピックアップして考えていました。

6.安全な水とトイレを世界に

14.海の豊かさを守ろう

16.平和と公正をすべての人に

水の使用を制限する体験や水を作る体験から水の大切さや
充実していると思っていた水の必要性、重要性を知ることができたとありました。

だからこそ、お風呂のお水を再利用する、環境への負荷をかけないなど
水の重要性を知って、使用方法を改めたり周りにも伝えていくことが
大切と話の中でありました。

さまざまな視点で海洋探究をし、どうするべき、どう行動に起こして
変わっていくのかを発表していました。


もう一つのグループでは、以下の目標を掲げて発表を行いました。

*タイムリーな情報をキャッチしてみんなで取り組むこと

*取り組むことを楽しむこと

また朝昼夜でそれぞれSDGsのテーマを決めていき、それぞれの内容に沿って
実体験をして学びを深めてまとめていました。

3.すべての人に健康と福祉を

14.海の豊かさを守ろう

13.気候変動に具体的な対策を

朝はテントをわざと遠くに張り、歩く歩数を増やして健康づくりをし、
海の豊かさについてはシュノーケリングをして魚の実態やごみの実態、
海の実態などさまざまな視点で体験して考えていました。

最後は自然にもどるワークショップを行い、海に流れ着いたごみの
今後を知るためを目的に受けていきました。

ペットボトルが分解されるまでは、なんと450年かかるんです……。
ということはずっとあり続けて次の時代の子どもたちにも大きな影響を
及ぼすことを知ってプラスチックについて考える機会となっているとありました。


そのことが起こらないように、

*マイボトルを使う

*町の給水機を増やす

*ペットボトルをリユースするなど


漁師のお話も聞いて、水に対する意識が深まっていったように見えました。
自分たちで気になったことは調べる、そして実行することが大事であると

伝えていました。またシャワーも必要以上に出さないなどみんなで取り組める
ことをプランとして考えていきました。


最後のまとめの中に、SDGsの目標達成には

*取り組みを楽しみながら行うこと

*自分だけではなく周りを巻き込むこと

まさに『だれ一人取り残さない』につながる気づきと学びだと思います。


総評では、3日間現地で協力くださった大阪YMCAの
菅田さんに話をいただきました。

そのお話の中には、「SDGsを自分事として捉える」とありました。

今回のキャンプでは、プログラムをして楽しかったではなく、
キャンプ体験を通じてSDGsに触れて、考えて行動変容していく。

それはプログラムを通じて考えられたことです。
キャンプはSDGsと密接に関係しており、自然体験や社会教育が
実体験、体感できる素晴らしいことであります。

今後はこのSDGsキャンプは未来に向かって進んでいく
社会からも求められるキャンプになっていくと思います。

今回はコロナ禍の中でも子どもたちを送り出していただいた
保護者の皆さま、本当にありがとうございました。

この3日間、多くの仲間に出会い、そして多くの皆さまに支えられて
さまざまな体験を通してSDGsと向き合い、学びを深めていきました。
国連が掲げている持続可能な開発目標であるSDGsをキャンプ体験を通して
理解を深めていく、有意義な時間になったのではないかと感じています。

これで終わりではなく、ここからまた今後も2030年まで続いていきます。
持続可能ってどういうことなのかを疑問に持ちながら、自分事として
SDGsと向き合い、社会課題に対してみんなでアクションを起こしていきましょう!

どうか参加された子どもたちだけではなく、保護者や周りの皆さまも含めて
ぜひ子どもたちの様子を聞いていただき、一緒に楽しく取り組んで輪が
拡がっていくことを心から願っています。

そして次回、開催されることがありましたらまたみんなに
会えることを本当に楽しみにしています!

本当にご参加いただき、ありがとうございました!

(SDGsジュニアリーダー養成キャンプ担当:勝見)