2019年11月22日金曜日

11月20日は世界子どもの日

11月20日は世界子どもの日


11月20日は国連で「子どもの権利条約」が採択された日(1989)です。2019年度は、子どもの権利条約が国連で国際条約として採択されてから30周年(日本の批准25周年)ということで、子どもの権利に対するより一層の取り組みが国内外でなされています。
YMCAは子どもたちを元気にし、自信を持ち、自分も他人も大切にする子どもの成長を願っています。

子どもの権利について伝えていくため、YMCAでもこの日に連帯し、身近な子どもたちのことはもちろん、世界の子どもにも目を向け、一人ひとりが大切な存在として権利を守られ、自分らしく生きられるようにアクションを起こしました!
横浜YMCA本部事務局では、ユニセフのテーマ「Children are taking over and turning the world blue」の青にちなみ、青色にまつわるアクションを起こそうという呼びかけを受けて、職員が青色の服やアクセサリーを身に付けました。

 

未来を創る子どもたちが自分たち自身の手で未来を切り開き、どこまでも広がる空や命を育む海のように世界をブルーに変化させ、よりよい世界を築いていくことを願っています。

他にも保育園や学童クラブなどで『子どもの権利』のお話の時間を設けるなど、各YMCAでさまざまなアクションが行われ、職員だけではなく、たくさんの子どもたちがアクションに参加しました。
アクションにご参加くださった皆様、ありがとうございました。

(国際・地域事業 白井美穂)

2019年11月20日水曜日

市民社会の創造


最も個人的な思い出の
中にこそ、最も普遍的な
真理が隠れていると
聞いたことがある。
最初のチャリティーの
思い出は、わたしの中で、
祖母のぬくもりと
固く結びついている。
(「ぬくもりの記憶」抜粋 片柳弘史)


片柳神父の著書の一節である。幼い時、自分の一年間の募金をその窓口に届ける時、すがすがしい気持ちといつも祖母と手をつなぎ出かけ、そのご褒美にランチを共にしたぬくもりの記憶がこころに刻まれているという

私の最初のボランティアの思い出は、小学生の時に土砂崩れで私の住む集落が孤立したので、土砂をよけ、道路が開通した瞬間、皆で喜び合った記憶かもしれない。YMCAの災害ボランティア活動は、甚大な被害に立ちすくむ人びとと出会うことがある。皆に支えられ、力を借りないと復興できないことを体感した人たちは、一人暮らしや高齢者の家などの支援に回るが、普段からつながりがないと手伝うことも、手伝いをしてもらうことも、なかなかできない。

災害ボランティアセンターが立ち上がり、コーディネートすると、見知らぬボランティアが、見知らぬ被災者を支え、新しいつながりができる。見知らぬ人同士が支え合う関係を創る。これこそが自立した市民による、共に支え合うぬくもりの記憶となる。支えられ、支える喜びなどのぬくもりの記憶を持つ人びとが、ボランティアとして活躍する。

被災して困難の中にあっても新たなつながりやきずなとなるぬくもりの記憶が生まれ、支え合う市民社会の創造につながればと思う。


(横浜YMCA総主事 田口 努)

2019年11月8日金曜日

2019年度YMCA国際・地域協力募金スタート

2019年度YMCA国際・地域協力募金キャンペーンが11月1日からスタートしました。



横浜YMCAはテーマ「笑顔につながる小さな一歩」、1,200万円を目標に2019年11月~2020年3月まで募金につながるさまざまなプログラム、イベント、街頭募金を実施します。

募金キャンペーンに先立ち、10月21日(月)にキックオフとなる第1回募金委員会が開催されました。
募金委員は、キャンペーンを通して多くの方々にYMCAの国際・地域活動について伝え参画者を増やし、募金目標の達成につなげる取り組みを進めるYMCA国際・地域協力募金の推進役です。募金委員が集い、募金目標・計画について協議し、新しい知恵を出しあったり、募金の届け先(使途先)について学んだりするのが募金委員会です。

第1回募金委員会では齋藤百合子募金委員長挨拶から始まり、キャンペーンの概要確認、使途先学習会として、タイで人身取引の危険から子どもたちを保護しているYMCAパヤオセンターの働きについて、2019年8月にセンターを訪問したYMCA山手台センターの山田賢太郎スタッフ(第26回国際ボランティアinタイ引率)が報告しました。



また、横浜YMCA学院専門学校日本語学科の洪麗侖さんが作成した、センターの子どもたちや村の女性たちがつくるパヤオクラフトを紹介する動画を紹介しました。


最後に目標を目指して、全員でキックオフの記念撮影をしました。


11月は各YMCAでバザー、街頭募金など、募金につながるさまざまな取り組みが行われていますので、ぜひお立ち寄りください。

YMCA国際・地域協力募金への温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

(国際・地域事業 白井美穂)