2024年1月29日月曜日

【リーダー活動】街頭募金&リーダー感謝会実施報告

冬季キャンプリーダー感謝会・評価会実施報告
日程:1月28日(日) 参加者数:30名
 冬季キャンプに参加したリーダーの感謝会・評価会を実施しました。久しぶりに集まると、一気にキャンプが思い出され、笑顔の輪が広がっていきます。感謝会の前に「能登半島地震緊急支援募金」を目的とした街頭募金を実施しました。


 感謝会の前に有志で集まり、関内駅前で実施しました。YMCAのプログラム帰りのお子様にも募金をいただきました!約45分の街頭募金で『16,846円』を募ることができました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました!

 終了後、YMCAに戻って「冬季キャンプリーダー感謝会・評価会」が行われました。開会礼拝でスタートしました。
 志賀高原・栂池高原・富士山YMCAキャンプのリーダーが集まりました。みんなで交流ゲームを楽しみました。また、キャンプの思い出や反省点などを話し合う時間もあり、春季キャンプへとつなげていきたいと思います。

 リーダーたちは、参加した子どもたちにメッセージカードを渡しました。リーダーたちには、担当スタッフよりメッセージカードを手渡し感謝の想いをお伝えしました!担当スタッフにもサプライズでメッセージが届けられました。




 このリーダー感謝会にて冬季キャンプも終了となります。対面で実施する4年ぶりの感謝会となりました。キャンプを支えてくれたリーダー一人ひとりに感謝の気持ちでいっぱいです~本当にありがとうございました!
 3月には、春季キャンプが行われます(ホームページご参照)春休みに向けて、動き出します~この経験とつながりを大切に、万全の準備で皆様をお迎えしていきます!また、キャンプで逢いましょう!
冬季キャンプ担当:服部、栗原、鈴木、中山、石濱、上田、三上

2024年1月5日金曜日

体験を平和につなぐ Vol.30

 敵を愛する

 世界に紛争が絶えない現実があります。聖書は平和について次のように伝えています。「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」(マタイによる福音書5章44節)と記されています。そして、別の箇所には「敵を愛し、あなた方を憎む者に親切にしなさい。悪口(わるくち)を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。」(ルカによる福音書6章27-28節)とあります。「敵を愛すること」は、容易なことではありません。「自分を迫害する者のために祈りなさい」とありますが、何を祈れば良いのでしょうか。「祝福」を祈るようにということですが、ここに求められているような「祈り」など、「とんでもない」という思いなのではないでしょうか。

 しかし、聖書は、非常に具体的な例を、次に続けて記しています。「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。」(マタイによる福音書5章46節)といい、「自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。」(マタイによる福音書5章47節)と、類似の論理を示し、同じ共同体を超えた愛を求めているのです。そして、結びとして、「だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」(マタイによる福音書5章48節)とあります。私たちが、不完全であることを 神様はご承知の上で、求めておられると思うのです。

(元横浜YMCA常議員・元大和YMCA運営委員長 髙橋信夫) 

「抱負」

 私がプールやキャンプを担当していたころの子どもたちに再会することがある。当時は大学生から20歳代前半、小学生たちとは文字通り大人と子どもだった。その子どもたちが40歳前後になり、大人同士として再会する。「リーダー」と呼ばれることに少し心にくすぐったさを感じながら、大人になった「子どもたち」との再会は、YMCAに長く勤めていて良かったと思えることの一つである。一人ひとりの思い出は褒められたこと、叱られたこと、できたことなどそれぞれにあり、思い出話しに花が咲く。若い時の私が、当時きちんと子どもたちに接することができていたのか、成長した姿を見てほっとすると同時に、関わった多くの子どもたちの成長に大きな責任がある、と、みんなの今が気になりだす。

 新春対談をした益子直美さんは、怒る指導者がなかなか減らないのは、指導においては大声を出す、あるいは叱ることが簡単だと思っているからなのではないかと分析していた。指摘を繰り返し、自分の思い通りにする簡単な方法ではなく、良いところを見つけ、ほめ、考えさせることが大切であるということだ。見つけること、言葉に出してほめること、考えるきっかけを与えること、そのために指導者は勉強し、同時に語彙を増やしていくことが大切なのだと。そのような環境で育った子どもたちは仲間に対して、スポーツ以外の場面でも、成長してからも、相手の良いところを見つけ認める人になっていくだろう。大人の善い行いが次の世代へつながる。この連鎖が社会を変え、平和へとつながっていくことを信じたい。

 これからも学び続け、語彙を増やし意識して言葉にして行動していきたい。「アレ」もよいが、私は、今年も「言葉に出して実践する」を新年の抱負とする。

(総主事 佐竹 博)