AEDの使い方もマスター |
バディーで救助法の実践 |
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SDGsタスク委員会では、第3回SDGsタスク全体ミーティングを6月21日に実施しました。委員会は、横浜YMCA全体でより積極的に持続可能な社会の実現や、SDGs達成につながる取り組みを進めていくことができるよう、タスクメンバー自身も学びを深めながら、アイデアを発信したり、活動したりしています。
2022年度はタスクの事業目標を大きく4つに分け、タスクの中で分担して取り組みを進めています。今回のミーティングでは、担当スタッフからそれぞれの進捗状況について説明がなされ、全体で共有しました。取り組みの一つとして、 “I am for Zero Waste”キャンペーンがあります。APAY(アジア・太平洋YMCA同盟)が中心となって、24の国と地域にあるYMCAとともに実施します。横浜YMCA全体でも今後取り組みを進める予定です。
今年度にタスクメンバーとして新しく加わったスタッフにとっては、初めて知る活動もあり、理解するよう励んでいます。
横浜YMCAが、地域や社会の課題に向き合い、持続可能な社会の実現、SDGs達成につながる活動を展開する中で、タスクの活動がスタッフの理解につながり、地域活動に生かすことができるよう、今後もさまざまな発信を続けていきます。
(SDGsタスク 陶山 葉子)
青少年指導者養成基金事業委員会では、2022年度 第1回委員会を2022年6月3日に対面形式とオンラインを併用し実施しました。
委員会では、主に2022年度の基金運用計画について協議しました。
また、青少年指導者養成基金への申請があった第1回横浜YMCAユースリーダーズ・キッオフデイキャンプの申請者への面接を行いました。
デイキャンプ担当のスタッフから第1回横浜YMCAユースリーダーズ・キッオフデイキャンプ開催の意義と青少年基金申請への推薦理由の説明として、この活動を経験してYMCAの理解を深め、レクリエーションを通して、新しいリーダーとの交流を深めたい、YMCAでの活動の幅を広げたいと熱意ある説明がありました。
その後、同キャンプに参加を希望している湘南とつかYMCA、横浜北YMCA、厚木YMCAの3YMCAとオンラインでつなぎ、ユースリーダーの参加への意志や意欲を伺いました。ユースリーダーからは「リーダー同士のつながりを大切にしたい」「YMCAの理解を深め、レクリエーションを通して今後のYMCAの活動に生かしていきたい」などが話され、ユースリーダーが熱心に取り組み、デイキャンプを通してさらにより良いプログラムを展開していくことにつなげたい思いが伝わってきました。
委員会では、実施後に行われる報告会を楽しみにしたいと思います。
リーダーの皆さんがこの学びを生かし活躍されることを祈っています。
(青少年指導者養成基金事業委員会 山下)
今年度は1年間を通して毎月テーマを決め、横浜YMCAアフタースクール全体で平和と環境について考えていきます。
今回は「‘SDGs⑯平和と公正をすべての人に’ってどういう事?」
をテーマにして、各拠点ごとにプログラムを実施しました。
一緒に進行に参加する高学年 |
難しい内容ではありましたが、教材を通して
「日本でも約1万人が法的に生まれたことになっていない」
「毎年10億人の子ども達が心や身体に暴力を受けている」
「世界には紛争地域で暮らしている子が2億4000万人以上いる」
という事実を知った子どもたちからは、驚きの声と共に
「戦争が毎日おきているなんてかわいそう」
「子どもも戦争に行かなきゃいけない意味がわからない」
「日本は平和だと思ってたけど、1万人も大変な暮らしをしている人がいるんだね」
という感想が聞こえてきました。
SDGsの絵本の読み聞かせ |
積極的に手をあげて発言する子どもたち |
また、自分たちには何ができるだろう?という問いかけに対しては、
◎SNSなどで戦争反対の声かけをする
◎みんなを大切にする
◎周りの人のことを考える
◎募金をする
など、子どもたちの視点で一生懸命考えて答えてくれました。
子どもたちが考えたアイデア |
これからもなるべく子どもたちにも伝わりやすいよう工夫しながら、どうしたら平和な世の中になるか?そのために自分にできることは?ということを一緒に考えていきたいと思います。
6月20日は「世界難民の日」です。
UNHCR・国連難民高等弁務官事務所の統計によると、世界人口の約1%が紛争や迫害、暴力等により難民・避難民として避難を余儀なくされているということです。
「世界難民の日」に合わせ、難民問題に目を向けて考える機会を持つため、6月11日に横浜YMCAグローバルセミナー「パレスチナ難民を考える」(国際事業委員会主催)を開催し、48名の参加者とともに難民問題について考える時間を持ちました。
講師にジャーナリスト・映画監督の古居みずえさんを招いて、パレスチナ難民問題の歴史的背景や難民として暮らす人びとの様子についてお話を伺いました。
古居みずえさんは1988年よりイスラエル占領地を訪れ、パレスチナ人による抵抗運動・インティファーダを取材され、パレスチナの人びと、特に女性や子どもたちに焦点をあて、取材活動を続けておられます。
今回のセミナーでは、パレスチナ・ガザ地区の一人の女性とその家族のエピソードを通して、パレスチナで難民として暮らしている人びとの現状を紹介しました。
ガザ地区では、長期間にわたる紛争状態と封鎖のため、食料、医薬品や燃料などの物資が不足し、電気、ガス、水道等のインフラに影響が出ています。さらに、シェルターや難民キャンプでの生活で移動が制限されているため、攻撃を受けても逃れる場所がありません。日々、恐怖と隣り合わせの生活であること、たとえ教育を受けても就職できず、現地の若者は将来への希望を失ってしまう深刻な現実があるといいます。
その一方で、困難な生活の中で頑張っているパレスチナの人びとの姿があります。古居さんが取材した女性は、たび重なる困難に対しても、自分の知恵を生かして家庭を支えていました。困難な状況にあるからこそ命の大切さを感じ、平和への思いが伝わってきます。
古居さんは現在の社会状況にも触れて、ウクライナ、シリア、ミャンマー、アフガニスタンなど、世界中で困難な状況下にある人びとがたくさんおり、解決しなければならない人道的な課題が山積みであるとお話されました。
質疑応答では、古居さんがジャーナリストとしてパレスチナで取材した際の経験と想いや、パレスチナの人びとのために私たちに何ができるか等、たくさんの質問がありました。
6月12日(日)に三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにて横浜YMCAにかかわるユースの世代(18歳から35歳)のリーダーや学生、社会人が集まり、キックオフデイキャンプを行いました。天候にも恵まれて夏らしい天気で様々な活動をすることができました。(激しい雷雨の時間は、室内で活動中でした)
ユース32名スタッフ15名の47名が参加をして1日交流を深めていきました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。今回は普段YMCAのプログラムにユースリーダー(指導者)としてかかわっているユースや子どものときにYMCAに通っていて、戻ってきてくれた方など様々なYMCAとのつながりの中で集まりました。
【開会礼拝】
【みうら運動会(ポイントハイク)】
ミッションを探している最中も会話が途切れることなく、チャレンジしているときは団結力や笑い声が聞こえるなど、とっても盛り上がり、それぞれのグループが仲良くなっていく様子が見られました。
その後は、ユース世代が今後やってみたいことをグループごとに考えて、発表(宣言)を行いました。今回のキックオフデイキャンプに参加してくれていることから、それぞれの想いがあり、
「YMCAでのユースリーダー(ボランティア)の活動を知らない人たちに伝えたい」
「横のつながりを持ってYMCAの拠点関係なく交流をしていきたい」
など今回、企画して実施したこのイベントのように、ユース同士が交流し、刺激を受け合い、自身もかかわった仲間とともに、よくなっていく環境を求めていることがとても伝わってきました。
最後に、コロナ禍でなかなかこのような横浜YMCA全体でのイベントを、ここ数年行うことができていませんでしたが、感染対策を講じながら安心安全に実施ができ、一人ひとりが多くの出会いと学びがあったことは本当にうれしく思っています。またこのイベントをきっかけにそれぞれの活動がよりよくなっていくことを心より願っています。
そして、一人ひとりの賜物がYMCAというつながりを通して灯され、輝けるように支えていかなくてはならないと思っています。YMCAはユースの若者の活動から始まった社会教育団体です。今後もエネルギーや大きなチカラを持っているユースの考えを大切にして様々な企画を計画していきます。
本当に今回はご参加いただき、ありがとうございました!
今回参加できなかったユースのみなさんもぜひ次回のご参加お待ちしています。
(YMCAのユースリーダーとは)
詳細ページ:こちら→ホームページをご参照願います。
夏休みのキャンプも実施予定ですが、キャンプでもユースリーダーが参加することができます。興味のある方は近くのYMCAまでお問い合わせください。
詳細ページ:こちら→ホームページをご参照願います。
(横浜YMCA 運営事務局 勝見 祐貴・西野 龍太郎)
中国人との交流から平和を考える
戦争中のスローガンに「八紘一宇」「大東亜共栄圏」というものがありました。いずれも我が国がリーダーとして君臨するといったことを言外にしているようで私には親しめませんでした。
その背景には、戦前から父の勤める会社の中国人のコックさんが、いつもニコニコと笑顔で、毎日出される食事はどれもとても評判がよく、祭りや記念祭の時には、社宅にくまなく配られる中華まんじゅうが好評でした。社員にも社宅に住む社員の家族にも人気のあるコックさんでした。私は近隣諸国の人びとがあのコックさん同様素晴らしい素質を持っている人が多いに違いないと思い、共に助け合い、励まし合い、素晴らしい東南アジアを築いていきたいと思っていました。
近年技術習得の研修生として、来日している東南アジアの人びとが雇われ先で、不幸な目に遭い、逃げ出して、さらに一層不幸な目に遭っているという報道や新聞記事を見るたびに、こんなことでいいのか、戦時中と変わりないのではないかと暗い気持ちになります。反面、実習を終え帰国後、すぐに日本で働いて家を新築し、雇い主にお礼として招待したいという便りを受け取った雇い主が涙を流したという話も聞いていました。
日本で学ぶ多くの技術研修生が無事に笑顔で帰国ができ、日本での学びが活かされ、希望する職種に就くことができる平和な日々が続く時が来ることを祈っています。
(厚木ワイズメンズクラブ 田口堅吉)
靴や服を着けたままで落水した場合、衣類が水分を吸収して重く、動きにくくなり泳ぎが得意な人でもうまく泳げず、無駄に体力を消耗することにもなりかねない。身を守り救助を待つことを伝えるフレーズに「ういてまて」がある。文字通り「浮いて待て」という意味で、①慌てずに大きく息を吸って、水面に仰向けになる。②手足は大きく大の字に広げて、水面に浮く。③無理に服や靴を脱がない。これらの方法を水害や水の事故が多いアジア諸国に紹介したところ注目を集め、「UITEMATE」という日本語のまま、広まっているという。
YMCAは水の事故を防ぐことを広く社会に啓発する「ウォーターセーフティーキャンペーン」を30年以上取り組んできた。また、YMCAの水泳教室は水の事故を防ぐための教育を行い、泳げることで生命を守る方法を習得することを目指している。4泳法の取得は自由に自分の体を水中で動かせるようになることの目安だ。万が一の際に泳げることで救える命があり、水泳は健康によく生涯スポーツともなる。併せて、水の事故に遭遇した場合に自分の命を守りながら、他者のためにできる行動などを水泳教室以外の参加者にも、近隣の小学校等へも伝えている。しかし、災害による水の事故や、慢心過信による事故は起きている。また、すべきことをしなかった、すべきでないことをしたなどという人間の行為に起因する重大な事故も起きたばかりである。事故事件の報道に接するたびに、どんなに個人が備えていても防げないことがある無力感が心を支配しようとする。しかし大切な命を守るすべを伝えない理由にはならない、今年も心を奮い立たせてYMCAスタッフは命の大切さを伝えていく。
6月3日に、2022年度国際・地域協力募金委員会オリエンテーションを開催し、横浜YMCAの国際・地域協力募金活動の推進役を担う40名のスタッフがオンラインで集まりました。
事務局より横浜YMCA国際・地域協力募金と募金委員会の概要、募金事務等について確認しました。
また、2021年度の募金について報告し、集められた募金はどのように用いられていくか共有しました。
コロナ禍2年目となる昨年度も、さまざまな制約がある中で、横浜YMCAの各施設では感染症対策を講じて工夫をしながら募金活動を行いました。募金活動にご協力くださいました皆さまに、心より感謝いたします。
2022年度も支援を必要としている人びとに笑顔と温かい心を届けるために、募金活動を続けていきます。
横浜YMCAでは、子どもたちの健やかな心と身体を育む成長の支援と家族で健康について考えようと4月末から「ヘルシーキッズ&ファミリーキャンペーン」を行っています。今年で20回目となる今回のキャンペーンには延べ1千人が参加しています。
6月5日には、キャンペーンの一環として湘南とつかYMCAの会場とYouTubeライブ配信のハイブリッドにてパネルディスカッション「怒らないコーチング、怒らない子育て~育もう 子どもの考える力、生きる力~」を開催し、301名の参加がありました。
最近では、スポーツや教育、子育ての場面における勝利至上主義による指導やしつけと称した罵声や体罰などが行き過ぎた指導・子育てとして社会問題となっています。
そこで、怒らないスポーツ指導を進めている益子直美氏(元全日本バレーボール代表・社団法人日本バレーボール協会理事)、池上正氏(NPO法人I・K・O市原アカデミー理事長)、一場哲宏氏(一般社団法人伊勢原FCフォレスト代表理事)の3人を招き、瀬戸俊孝スタッフ(湘南とつかYMCAウエルネススポーツクラブ主任)のコーディネートのもと、怒らない指導を推進するに至ったそれぞれのきっかけや体験などが話されました。
益子氏は自らが開催する「怒ってはいけない大会」で、自らが関わり、子どもたちにどうしたいか問うといくつもの意見が出され、子どもたちが自ら立てた目標に取り組むという主体的、積極的な姿勢に変わったと語られました。一場氏は、伊勢原市にて「子どもたちが主役のサッカー大会「フォレストカップ」を開催し、大会の運営と試合を子どもたちが行うことで、自ら考え気付いて行動できるようになったとお話しがありました。池上氏は、指導の場面では怒らずに納得するまで伝えることが大事で、言い聞かせることではないと語られました。
海外でのスポーツ指導に関わった経験から日本と海外におけるスポーツ指導が大きく異なることなどが話され、子どもに関わる指導者や大人が変わることが大切であり、子どもたちの考える力や生きる力を育むことにつながることを事例とともに確認でき、参加者の実践する糧となりました。
6月2日に第1回YMCA記念日実行委員会が行われました。
YMCA記念日は、YMCA創立者ジョージ・ウイリアムズの生誕(10月11日)と横浜YMCA創立記念日(10月18日)を覚え、横浜YMCAスタッフ全員がYMCA理解を深める機会として、毎年開催しています。
タスクメンバーは、横浜YMCAのさまざまな事業から集まり、その年の実行委員を担います。YMCAが今学びを深めるべきことは何か、地域や社会の中でなすべきこととは何かということを考え、テーマを決定し、準備することも特徴の一つです。
第1回目のミーティングでは、YMCA記念日の目的を確認し、今年度のテーマについて意見交換をしました。
日頃なかなか交流する機会がないスタッフのアイデアや意見を共有しあうことは担当するスタッフにとっても考えが広がる機会となりました。
YMCAが現在の地域・社会の中でなすべきことを学び、職員一人ひとりがその推進者となり、地域に貢献できるよう、それぞれの経験やアイデアを活かしながら、YMCA記念日の当日へ向けて準備を進めていきます。
(YMCA記念日実行委員会)