2016年4月28日木曜日

地震発生から2週間
第2次派遣スタッフ2名が支援活動中です

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告Vol.7
 4月18日から24日に第1次として派遣し、主に御船町スポーツセンターの避難所と熊本YMCAの安全対策本部、阿蘇キャンプ場の支援活動を行った依田スタッフ(YMCA福祉専門学校校長)と益城町総合体育館の避難所において避難者のニーズの聞き取りや子どもたちのボランティア「わくわくワーク隊」のコーディネート、社会福祉協議会のボランティアセンターの運営支援などを行った大塚スタッフ(国際・地域事業)は帰浜しました。現地での引継ぎを経て、第2次派遣スタッフとして井上スタッフ(金沢八景YMCA保育園園長)と今村スタッフ(東とつかセンター学童クラブ主任)を24日から30日までの期間で派遣し、主に益城町総合体育館の避難所にて活動しています。
 本日28日で地震発生から2週間となりました。震度1以上の地震が1000回に迫る中、熊本県を中心に、なお約3万7千人が避難所に身を寄せています。
約1300人が避難している益城町総合体育館に派遣されている井上スタッフと今村スタッフは、刻々と変化する避難所において、井上スタッフは主にボランティアの受付として、ボランティアセンターや飛び込みボランティアの対応のほか、介護福祉士やヘアカット、トリマー、整体師、メガネ屋などの専門性に特化したボランティアの対応やアレンジを行っています。今村スタッフは、避難者のニーズの聞き取りや避難者とともにゴミ集積場の掃除や分別化に取り組んでいます。
 避難所での自治自立ができるよう全国のYMCAから派遣されているスタッフが協働して、熊本YMCAの目指している1カ月先、3カ月先を確認しながら取り組んでいます。
 今後は、避難所の高齢者対応や子どもたちへの遊びの機会や学習支援がますます重要になってきています。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

キャンプでのリーダー活動を振り返って

横浜YMCA 2015年度横浜YMCA春季キャンプリーダー評価会・感謝会のご報告
 4月24日(日)17:00~19:30中央YMCAにて2015年度横浜YMCA春季キャンプリーダー評価会・感謝会を行いました。
春季キャンプにご参加頂いた多くのリーダーがこの会に出席頂き本当にありがとうございました。当日は40名弱のリーダーとスタッフが集まりキャンプを振り返る良い時間となりました。
前半に行った評価会はカウンセラーシートをもとにキャンプでの個人の振返りをした後、グループに分かれてキャンプでの振り返りのシェアを行いました。キャンプに参加した多くのリーダーたちがそれぞれ出来た事や感じたことをシェアできて良い時間を共有できました。
後半は感謝会ということで食事をしながらキャンプでのことを話し合ったり普段の学生生活やYMCAのリーダー活動のことなど多くの話を笑いながら楽しくすることができました。
 また、夏のキャンプがこれから始まっていきますが、多くの子どもたちはもちろんですが多くのリーダーにも参加をしていただき、全員で素晴らしいキャンプを作り上げていきたいと心より思っております。ぜひ、お待ちしております!!
(湘南とつかYMCA ウエルネス 勝見 祐貴)

2016年4月23日土曜日

全国YMCA保育園からの支援物資届く
避難者からのニーズに耳を傾けた支援に取り組んでいます

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告Vol.6
 熊本YMCAの災害対策本部を支援している依田スタッフは、昨日22日に、全国や熊本県内から次々と届く支援物資の荷下ろしを行いました。全国YMCA保育園からの支援物資も北九州YMCAを通じて無事に到着しました。届きました物資は、本日23日から益城、御船、阿蘇の避難所に順次配送予定です。
本日、依田スタッフは、支援物資を車に積んで阿蘇に向かう予定です。阿蘇地域は、国道が通行止めのため、なかなか被害状況の様子が分からず、状況把握とどのような支援が必要かを確認する予定です。
社協のボランティアセンターのサポートを行っている大塚スタッフは、昨日22日は、ボランティアの受付業務のサポートを行いました。避難者からのニーズに対応できるよう情報収集を行い、ニーズに合った支援を進めています。避難生活が1週間となり、避難生活を送る住民の方々は、不安やストレスを抱えている方も多くいらっしゃるため、ゆっくり話をする時間をとりました。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年4月22日金曜日

楽しかったシユウマイ作り

横浜YMCA 賛助会活動のご報告
 横浜YMCA賛助会は、横浜YMCAの活動目的に賛同し、YMCAの活動を経済的、社会的に支援することを目的とした法人による組織です。賛助会へ参加することで、横浜YMCAの行っている様々な地域貢献、国際協力活動への支援になるだけではなく、社員の方々の社会貢献活動への参画の機会を得ることができます。現在神奈川県を中心に約50社の法人が加盟しています。賛助会では、幹事会を定例で開催し、障がい児支援のためや児童養護施設の子どもたちの支援を中心に積極的に行っています。
 4月17日に児童擁護施設の小学生低学年向けの「ふれあいイベント」を行い、今回は
㈱崎陽軒のご好意で工場見学に行きました。子ども達は14名参加し、賛助会企業の、
㈱崎陽軒、タカナシ乳業㈱、丸全昭和運輸㈱、川本工業㈱、協同電気㈱、㈱テレビ神奈川から11名のボランティアが参加しました。朝、横浜に集合したボランティアはマイクロバス2台で施設に迎えにいき、工場にむかいました。施設で顔合わせをして、行きのバスの中ではマンツーマンで横に座った担当のボランティアさんと自己紹介からいろんな話で盛り上がりました。「楽しみで前日よく寝れなかった~」という子どもや、自分の好きなものから、学校のことをどんどん話してくれる子どももいました。当日は曇った天気のなか、車内では楽しい会話が弾んで徐々に打ち解け合いました。工場では、材料の説明を聞いた後、試食をしてシユウマイ作りへの意欲を盛り上げ、いざシユウマイ作りに挑戦です。
初めて参加した1年生には手が小さくてシユウマイの形を整えるのが難しかったようですが、息を止めて一生懸命集中して作る姿には心を打たれ、ボランティアも教えてくださるスタッフもなんとかそれなりのものができたときには「ほっ」とした様子でした。シユウマイを蒸している間には、特別に月餅の手で型どりをする方法を見せていただき、粘土細工の様に!?皆も実際に型抜きをやってみました。そうこうしているうちにシユウマイが蒸しあがり、子ども達は自分が作ったシユウマイに満足げ。達成感もあったようです。最後にみんなで写真撮影を「せーのシウマイ~!」と笑顔で撮影した後は外が強風と雨で荒れた天候だったので、公園に行くのを変更し、横浜中央YMCAに向いました。YMCA館内でお弁当を食べ、食後は室内でボランティアと一緒にビーチボール遊びや、けん玉、椅子をつかった遊び、ボランティアに本を読んでもらうなど思い思いに遊ぶ時間となりました。普段なかなか皆が揃って遊ぶことも無いようで、帰りに子ども達からは「また、参加したい~」との感想をもらって笑顔で見送って解散となりました。
賛助会の働きが、皆で遊ぶ機会や様々な大人と触れ合う経験となり、楽しい体験がこれからの子ども達の生活の力になってほしいと願っています。
 初めてのボランティア参加の方にとっては少し戸惑った部分もあるかと思いますが、大切な時間にボランティア参加いただいた企業の皆様には感謝です。これからもできることを大切にし、企業の方々の力を結集していける働きを担っていければと願っています。
(横浜YMCA賛助会 事務局 石川 義彦)

横浜YMCA派遣スタッフからの現地報告
避難者からのニーズに耳を傾けた支援に取り組んでいます

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告Vol.5
熊本では、昨日の大雨がやみ、曇り空の朝を迎えました。
御船スポーツセンターの避難所では、昨日、被災した建物の雨漏り対応をブルーシートで行いました。終日の雨で外に出られなかったため、依田スタッフをはじめ、応援スタッフやボランティアが避難者の要望に耳を傾けました。感謝の言葉が語られた他、長い間お風呂に入っていないので水のいらないシャンプーがほしい、女性が着替える場所を確保してほしい等の声があがり、少しずつ改善に取り組んでいます。高齢の方も多いため、今後も声をかけて健康管理に注意していくことが確認されています。
依田スタッフは、本日の午後から熊本YMCAの災害対策本部の支援の対応を担当することになっています。

 益城町総合運動公園の避難所では、災害ボランティアセンターが開始したことで、外部からのボランティアの受け入れを見送り、災害ボランティアセンターの紹介を行っています。昨日は雨で、避難所の入り口にダンボールやタオルを設置して、泥の拭き取りなどの作業に時間がとられました。憩いの場となっているカフェの横には、情報ボードが設置され「情報の見える化」を進めています。
大塚スタッフは、避難所から社協の災害ボランティセンターの運営のサポートに入っています。ボランティアの受付や避難者からのニーズの聞き取りに取り組んでいます。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年4月21日木曜日

横浜YMCA派遣スタッフからの現地報告
朝のラジオ体操やボランティアによるワークがはじまっています

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告vol.4
 熊本地震から1週間目の朝を迎えました。
 熊本YMCAの指定管理施設である御船町スポーツセンターの避難所では、食事や配膳のボランティアを自主的に手伝っていただける方も多く、全体的に落ち着いた雰囲気があるようです。20日からエコノミークラス症候群の対策の一環として、朝のラジオ体操や午後の体操の取り組みがはじまっています。体操後には、参加者同士肩をもんだりして「気持ち良かったぁ」とリフレッシュした声が聞こえるようになりました。
 横浜YMCAから派遣の依田スタッフは、避難所の生活がより良い方向に改善できるよう取り組んでいます。
益城町総合運動公園の避難所に20日に開設された喫茶コーナーには、横浜YMCAを通して、「被災地の子どもたちを支援する神奈川市民の会」からの薫り高いコーヒーとYMCAとつか保育園からのおやつなどがふるまわれました。50人程が並び、避難後、はじめてのドリップコーヒーに「ほっとしました」「おいしい!」と笑顔が見られました。現地の高校生や中学生もボランティアとしてメニューボードの作成やウエイトレスとして活躍しました。「スターボックス益城店」として名付けられた喫茶コーナーにおいて笑顔でコーヒーを飲む様子が、本日のNHKのニュースやNHKラジオでも紹介されました。
避難所では、ボランティアが物資の整理や運搬、アレルギー食の配布と調査、トイレへのランタンの設置、おはなしボランティアなどが行われています。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年4月20日水曜日

中学・高校生のボランティアが駆けつけてくれました

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告vol.3
 益城町総合運動公園の避難所には、全国からの医師や看護師、介護専門スタッフ、栄養士、保健師、災害のコミュニティの専門家とともに、生かされたいのちが大切にされるよう避難所の住民の街づくりプロジェクトをスタートし、避難者が自主的、自立的に運営できるようサポートしています。
横浜YMCAから派遣の大塚スタッフは、さまざまな団体とより良い避難者支援を進められるよう取り組んでいます。地元中学生や高校生がボランティアに駆けつけてくれました。大塚スタッフがボランティアをコーディネートして、避難所に、日常の空間を取り戻せるようにと喫茶コーナーを開設し、横浜からの香り高いコーヒーが配られます。
横浜YMCA前総主事の山根誠之(現私立横浜英和学院理事長)さんは、避難所支援を統括している日本YMCA同盟山根スタッフを今後の支援のために訪れました。
「被災地の子どもを支援する神奈川市民の会」(代表 横浜YMCA田口努総主事)の支援物資の横浜野菜として届いたトマトは、留学生などが避難している熊本大学に届けられトマトカレーになり、全員に提供されました。横浜の人々の思いが届けられ、体があたためられました。黒潮町のアレルギー対応の缶詰も支援物資として多方面から問い合わせが入り、支援の輪が拡がっています。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年4月19日火曜日

横浜YMCAの2名熊本に到着

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告vol.2
 昨日、横浜YMCAから熊本に出発した依田スタッフと大塚スタッフが無事に現地の熊本中央YMCAに到着し、その後、熊本YMCAが指定管理で運営している益城町総合体育館に大塚スタッフ、御船町の避難所に依田スタッフが到着しました。
ソーラランタン・横浜野菜などの物資を現地の方々に届けることができました。また、アレルギー対応デスクが設置されています。21日の木曜日には、全国YMCAチャイルドケア事業(学童保育、保育園、幼稚園など60カ所)から北九州YMCAに集積したアレルギー対応おやつやチャイルドケア物資第一便も届く予定です。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)

2016年4月18日月曜日

横浜YMCAから2名のスタッフを派遣

横浜YMCA 熊本地震緊急支援活動報告vol.1
 4月14日から熊本県で発生している、マグニチュード7.3を含む連続地震で、42名が犠牲となり、11万2332人(18日午後1時現在)が避難生活を余儀なくされています。また、広い地域で交通網の寸断、停電、断水などが発生しており、現地の方々は不安の中で生活されています。
 熊本YMCAが指定管理として運営する益城町総合運動公園の体育館には1千人を超える人びとが避難しています。YMCAでは、全国からスタッフを派遣して、熊本YMCAと協力し避難所の運営、物資支援などの緊急支援活動を行っています。
 横浜YMCAでは、熊本YMCAを通じた支援のための緊急支援募金の開始と先遣隊としてスタッフ2名(熊本出身のYMCA福祉専門学校依田校長、東日本大震災時に宮古ボランティアセンターでコーディネーターとして派遣された大塚スタッフ)を18日に現地へ派遣しました。
その派遣に伴い、ネットワークでの支援を目指す「被災地の子どもを支援する神奈川市民の会」(代表 横浜YMCA田口総主事)と連携し、「被災地の子どもに「食」と「ともしび」を贈る」として、支援物資(①被災地で特に困難な状況に置かれる食アレルギーのある子どもたちにアレルギー対応の缶詰500個 ②ソーラーランタン 150個、 ③避難所でのカフェ・ヨコハマ開店用のコーヒー ④地元の野菜など)を被災地に届けます。
これらは、主に、益城町総合運動公園を指定管理する熊本YMCAと、スマトラ地震支援にかかわった大学の女性研究者、地元ボランティアが、小児科医やアレルギー食専門家のアドバイスのもと提供していく予定です。
 横浜YMCAの保育園からもアレルギー対応の食品やおやつ、使い捨て哺乳瓶、簡易トイレ、子ども用衛生用品などが支援物資として避難所に届けられます。
(横浜YMCA広報センター 池田)

2016年4月12日火曜日

平和へのキックオフ

横浜YMCA 地域交流事業「Enjoy Futsal!フットサル交流」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 4月9日に、中スポーツセンターで、e-Vo(国際ボランティアグループ)を中心とした一般の参加者11名とモザンビーク(政策メディア研究)、キューバ(Internet of Things)、ブラジル(Internet of Things)、アフガニスタン(ナノシステム科学研究)」の研修員がフットサルで交流しました。
 世界ではフットボールが原因で国同士の紛争が起きたり、紛争終結に向ったり、平和へのイベントであったりと多くの人々に影響を与えるほど、世界に浸透しているスポーツとして広く愛され、皆が親しめるスポーツなのでしょう。各国の方がすぐ打ち解けて楽しむことができました。
最初に、女性参加者がいたのでローカルルールとして「女性がシュートした際GKは手を使ったらPKになります。」などを確認し、他は試合時間とコートのラインの確認の後、チームわけをして開始しました。あえて皆がばらばらになるよう、途中で数回チームわけをして、いろんな方とチームになるようにして交流しました。
今回もアフリカの方はゴールへの執念が強く、ブラジルの方はテクニック豊かに、ボールを相手の頭上を越してかわしたりなどと国民性が良く垣間見れました。気持ちよく汗を流したら、最後は記念に皆でパチリと写真撮影です。相手のプレイを褒めたり、仲良く握手をして終了です。
参加研修員からは「私(モザンビーク)の住んでいる町の人は皆がボールを蹴ります。今回はフットサルに加えて、他の人との出会いと友情を作るための素晴らしい機会となりました。私はとても幸せだったし、次の試合のために、できるだけ早く再会できることを願っています。」との感想がありました。
国の枠を超えて相手を尊重し、すぐに仲良くなれる良い機会となったようです。
 今後もスポーツ通して、平和の礎となるべく、人々が自然と近くなる機会を作っていければと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年4月10日日曜日

総主事コラム ブログ 2016年4月

咲き誇る花畑
名もない草も
実をつける
いのちいっぱいに
自分の花を
咲かせて
(「自分の花」 相田みつを)

 誰も植えることも水を撒くこともないのに、春になると毎年、咲き誇る野の花の自然に生きるたくましさを感じる。
 先日、私の好きな花は「いろんな花が咲く花畑」というベトナム難民のチャンさんの話を聞いた。35年前のベトナム戦争終結後、敗戦した側の政府軍関係者やその家族は、差別され、身の危険が迫り逃亡生活に追われ、将来に夢や希望のない日々が続いた。子どもたちが、安心して眠れ、自分らしく自由に表現でき、友だちと遊び、学校に行ける。家族で安心して暮らせる。そんな本当の平和が欲しいと船で、命がけで逃げた。ボートピープルと言われ外洋を漂い救助を待つが、その間にも船が沈み命を落とす場面を11歳のチャンさんは目の当たりにした。シリア難民のゴムボートで逃げ遭難し、幼い命が奪われる映像と重なる。
 ボートピープルの難民の子どもたちが親となり、その子どもたちが通う多文化共生の保育を目指すYMCAいずみ保育園の通訳としてチャンさんは、子どもたちと家族をサポートしている。今では、保育士にもベトナムやペルーにつながるスタッフがおり、数か国の子どもたちが通い、その国の踊りや食事を食べ、幼い時から多様な文化を受け止める力を育んでいる。10周年記念講演では、チャンさんが一人ひとりの多様な花が咲き誇る花畑のような保育園をさらに目指し、地域社会に広げようと語った。
 野にある自然の花畑のように、新学期、子どもも大人も、いのちいっぱいに自分の花を咲かせたい。
(横浜YMCA総主事 田口 努)

2016年4月8日金曜日

夜桜ウォークで交流会

横浜YMCA 地域交流事業「Night walk along a river夜桜ウォーキング」のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
 4月3日の夕方から、トーゴ(漁業コミュニティ開発計画)、ベニン2(漁業コミュニティ開発計画)、チュニジア(漁業コミュニティ開発計画)、マレーシア(メディアデザイン)、インド2(理工学研究科理論、機械工学)、アフガニスタン3(生命ナノシステム科学、工学研究科)の10名の研修員と一般7名、エジプト(県国際交流員)が参加し、事前の予約人数からずっと増えた当日参加者での出発となりました。移動中バスの車内では琴の奏でる「さくら」などの曲かけながら雰囲気を盛り上げ、日本人の花見の習慣と、これから酔っ払いに出会うであろう注意を促し、ライトアップされた幻想的な美しさを楽しむよう伝えて大岡川に行きました。
人ごみの中を歩きながらも、皆さんそれぞれトイレやお祈りタイム、興味があるところが違うのでなかなか揃って歩くのは難しかったですが、途中ポイントポイントで写真を撮りながら、だんだん盛り上がりつつ夜桜を満喫しました。
途中では、蛸を初めて見た研修員がたこ焼きに興味をもち、また、実際に金魚すくいを楽しむ姿も見受けられ、ゆっくり歩いたこともあってかそれぞれがいろんな人と話しながら初めての夜桜ウォークを楽しめたようです。
翌日研修員からは「夜の散歩はとても綺麗でした、我々はそこで多くの素晴らしい人たちと楽しい時間を過ごしました。」「私たちにとっていろいろ発見があり、日本文化を共有したり、様々な国から参加した人から多様性を楽しむこともできました。」との感想があり、一般で参加した方からは「最初は少し緊張しましたが、すぐに周りの人が話しかけてくれたのでとても有意義な時間を過ごすことができました。」「研修員の方がご自身の国の事や普段の生活についてなどとても親切にゆっくりと話していだだき勉強になりました。」などの感想を頂き大変好評な機会となりました。
これからも、日本の四季を感じ、文化を知り、多くの方とともに楽しめる機会を作っていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)