横浜YMCAでは、平和な世界の実現を目指して平和について考える機会を設けております。7月23日に、「平和へのメッセージ〜未来の子どもたちのために〜」と題し、講演会およびワークショップ(横浜YMCA国際事業委員会主催)をハイブリッドで開催しました。
講演会では、広島で長く平和運動に携わってこられたスティーブン・リーパー(Steven Leeper)さんをお招きし、核廃絶に向けた取り組みと平和文化についてお話を伺いました。
リーパーさんは、ヒロシマの悲劇を二度と繰り返さないようにとの想いから、長年にわたり広島を拠点とした平和教育運動に携わってこられました。今回は、海外から3名の核廃絶に取り組む活動家のビデオメッセージを紹介し、それぞれのメッセージについて、リーパーさんが大切なポイントを解説してくださいました。世界における核開発の実態、核の脅威についてお話があり、破壊的な軍事力によって紛争を解決するのではなく、平和を実現するために、一人ひとりの努力が大事であるとお話しくださいました。
<メッセージの写真> |
以下、参加者からの感想の一部をご紹介します:
・家族と一緒にオンラインで参加しました。核兵器の問題について、改めて考えさせられました。折り鶴を一緒に折り、平和について話し合う時が持てたことを感謝します。
・身近にできることから始めることが重要です。核兵器廃絶は地球規模での課題であり、遠いところの問題のように見えて、実は身近な私たちの生活に影響を及ぼしています。特に気候変動や女性(ジェンダー)の健康問題にも深刻な影響を及ぼします。
・日本人として核兵器廃絶のためにできることは何かを学ぶことができました。We have a voice to change the worldという言葉がとても印象に残りました。これからは勇気を持って核兵器廃絶のために声を上げていきたいです。
・一人の力では変えられないとあきらめるのではなく、小さな力でも結集することで変えられると信じて、自分のできることを行動で表していきたいと思います。
今回の講演会およびワークショップには会場およびオンラインで総勢51名の参加者が集い、平和の在り方について考える時間を持ちました。なお、今回のプログラムは、YMCAスポーツ専門学校学生・湘南とつかYMCAユースリーダー有志が中心となって企画・運営を行いました。