2月はピンクシャツデー月間!
いじめのない世界をつくるには、どんなことが必要だろう?何ができるだろう?みんなで一緒に考えるために、キックオフイベントとしてオンライン講演会を開催しました。
お話してくださったのは、LGBTを含めた全ての子どもたちがありのままで大人になれる社会を目指して活動している認定NPO法人ReBit(リビット)のメンバーです。
「ちがいってなんだろう?」の問いかけから始まった講演会。チャットで参加者の意見がどんどん寄せられます。ちがいとは、「個性、その人の良さ、認め合えると素敵な部分。ちがいはあって当たり前、ちがいがあるから面白い!」という意見がある一方で、「人と違うことはちょっと不安」という意見もたくさん出てきました。
「なんで自分はほかの人と違うんだろう…?」
ちがいによって悩み、からかわれたりいじめられたりする子どもたちに思いを寄せるきかっけとして、見た目では分からない「多様な性」について分かりやすく説明していただき、セクシュアリティは一人ひとりの個性を作り上げる大切な一部分であること、すべての人の尊厳にかかわるものであることを確認しました。
ReBitメンバーの等身大のメッセージに引き込まれ、あっという間に時間は過ぎていきます。困っていることを見た目では判断できないけれど、声掛けひとつで救われる子どもがいる—ちがいを排除するのではなくちがいを認めること、ちがいで悩んでいる子どもがいることを想定し、配慮できる存在であってほしいとメッセージをいただきました。
最後に、ピンクシャツデーのエピソードにちなんで、「誰かのためにアクションできる人を育むためにできること」を一緒に考えました。チャットに寄せられたアイデアは…
「思いやり」と「想像力」「思いを馳せる力を育てること」「違和感を語れる仲間を作る」 「自分自身を好きになる」「まずは大人が示す」あなたはどんなことができると思いますか?
以下に、参加された方の感想の一部をご紹介いたします。
・ちがいってなんだろう、というところから始まった講演でしたが、お話を伺っているうちに「ふつう」ってなんだろう?という考えがふつふつと出てきました。
・穏やかでにこやかにお話しされるメンバーの背景には、「人と違う」ということでつらく、悲しい悩んだ時期があっただろうことを思い、今自分らしく生活を送っている姿は同じ悩みを感じている皆さんに力を与えることと思いました。
・「ちょっと違う」が素敵なことだと尊重されるような土台づくりを、幼児期〜小学生にかけても取り組んでいけると良い。もっと自由に、自分がありのままで深呼吸できる居場所を、社会のなかに増やしていきたい。
・セクシュアリティの問題だけでなく、「一人ひとり違って当たり前」ということが受容される社会になるために、私たち大人の責任は大きいと感じました。
いじめのない世界、互いの違いを受け止めあえる社会を目指して、自分ができることから始めてみませんか??
横浜YMCAの取り組みはこちらhttps://www.yokohamaymca.org/event/pink_shirt_day_2020/
(ピンクシャツデー委員 柳原絵里子)