2020年2月20日木曜日

「笑顔につながる小さな一歩-YMCA国際ボランティア入門-」報告


横浜YMCAは2020年2月15日(土)によこはま国際フォーラム2020(会場:JICA横浜)に参加し、「笑顔につながる小さな一歩-YMCA国際ボランティア入門-」を開催しました。


はじめに、横浜YMCA国際・地域事業の職員が横浜YMCAではすべての事業や活動において、国際・地域協力活動、ユース(若者)エンパワーメントを大切にしているということを紹介した後、それぞれのプログラムのボランティア参加者から詳細を報告しました。


第1部は第24回ミャンマーボランティアの旅(2019年12月25日~2020年1月1日)について、社会人として参加した介護福祉士(社会福祉法人賛育会)の石原さんと須江さんが報告しました。

冒頭にミャンマーの民族衣装であるロンジーの紹介の後、第24回ミャンマーボランティアの旅でのタングーYMCAとの介護教育活動(介護技術の向上と生活改善に向けた人材育成支援、高齢者向けのリハビリや健康相談、)について、研修を通して予防の視点や病気の知識を伝えることができたこと、学生チームによる文化交流も行われたため、一体感のある研修となったと話しました。

また、周辺の村を訪問し公衆衛生活動や健康相談をしたり、高齢者宅を訪問し助言提案をしたりするなかで、現地の生活に触れることができ、今後の活動へつながる経験となったと締めくくりました。



 2部は第26回国際ボランティアinタイ(2019810日~21日)の報告でした。

参加者の澤村さん、武樋さん、引率した山田賢太郎職員(YMCA山手台センター)が、参加動機、訪問したYMCAパヤオセンターでの活動、ホームステイした山岳民族の村でのボランティアワークなどについて紹介しました。

YMCAパヤオセンターは人身取引のリスクの高い子どもたちを保護する施設で、横浜YMCAとバンコクYMCAの協働する「プロテクト・ア・チャイルド」で支援しています。虐待を受けていたり、貧困で十分な教育を受けられずにいたりした子どもたちも保護されていますが、よく笑い積極的に声をかけてくれたり、気配りをしてくれたりする姿が強く印象に残っているとのことでした。

「今後は募金などのボランティア活動に参加し、少しでも子どもたちの役に立ちたい。もし関心があれば、是非国際ボランティアinタイに参加してみてほしい。」と話しました。




3部はカナダのYMCAが主催するユース・ピース・ネットワーク(20196月~9月)に参加した鈴木さんが「小さな一歩 大きな変化」と題し、発表しました。

鈴木さんは小さな頃からYMCAのキャンプに参加し、現在は横浜YMCAのキャンプでリーダー(指導者)をしています。横浜YMCAを通じて、バンクーバーYMCAが実施する研修、ユース・ピース・ネットワークに参加し、約3ヵ月間世界各国の仲間と共に異文化コミュニケーション、リーダーシップなどを学びました。

勇気をもって新しい環境に飛び込み、現地で新たな仲間と出会い、たくさんの刺激を受けたと語りました。鈴木さんは帰国後、環境問題に取り組み、アクションを起こしています。「小さな一歩」から大きく成長し飛躍した鈴木さんのお話や活動写真は来場者の国際協力・交流活動への関心をさらに高めたのではないかと思います。


最後に来場者と発表者をグループ分けし、自己紹介や関心のあるトピックについて情報交換する時間を設け、閉会となりました。


本セミナーが来場者の皆様が今後の一歩踏み出すためのきっかけ、「YMCAでやってみたい」につながる一助となるように願っています。ご来場の皆様、ありがとうございました。

(国際・地域事業 白井美穂)