2016年7月5日火曜日

熊本地震緊急支援活動報告Vol.16

第12次派遣スタッフ支援活動
(益城町総合運動公園・体育館避難所、御船町スポーツセンター避難所)
 6月23日から29日まで第12次派遣スタッフとして、佐藤スタッフ(金沢八景YMCA)が益城町総合運動公園・体育館の避難所、佐竹スタッフ(本部事務局)が御船町スポーツセンターの避難所において支援活動を行いました。
 佐藤スタッフは、主に衛生・館内レイアウトを担当しました。多くのボランティアの方と一緒に清掃活動をよりスムーズにするために用具を整理整頓し、管理することにしました。館内の清掃は、幼児や小学生の子どもたちも手伝ってくれました。また、多くの物資の在庫を整理するため、使用せずに余ってしまっている物資を2階から1階へ運び出しました。ボランティアの方とともに10人で1時間半ほど運び出しましたが1日では終わらず、2日間かけて運びました。さらに翌日、トラックに詰め込むためにボランティアセンターにボランティアを依頼し、18人で詰め込み作業を行いました。物流業者の協力もあり、スムーズに作業が進みました。

◎御船町スポーツセンター避難所における支援活動
 佐竹スタッフは、御船町スポーツセンターの避難所にて、熊本YMCAのスタッフとともに食事の配膳や安全管理、ボランティアの受け入れなどを行いました。
 御船町スポーツセンターの避難所では、すべての家庭を班分けして自治組織で運営しています。班長が集まる班長会は、町の方も出席され、課題の解決のための話し合いが行われていました。掃除やアリーナ内のゴミ出しなどは、班ごとの役割分担により行っています。佐竹スタッフは、180から200人程の避難しているほとんどの方や食事関連業者の方、保健所と県からの栄養士の方、役場の方と現状や課題について話をすることができました。
 派遣期間中のほぼ1週間、豪雨や不安定な天気が続き、避難所では、運動不足の方が増えていることも心配されます。階段の昇り降りをご自身で取り組んでいる姿も見られました。佐竹スタッフは「今後は、運動プログラムなどの検討も必要と感じました」と語っています。
 6月29日からは、鴨下スタッフ(藤沢YMCA)と加藤スタッフ(舞岡地区センター)が益城町総合運動公園・体育館の避難所において支援活動を行っています。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)